自業自得
「世界がもしも、一つじゃなかったら。」
私はすぐに其処に逃げるでしょう。と、少女は何も無い虚空に向かって言う。別に幽霊とかが居るわけではない。ただの大きな独り言だった。少女は自分に与えられた薄いピンク色をしたベッドカバーを、手でなぞる。ゆっくりとしたその動作はまるで神聖な儀式のようで、少女はこの世界の巫女だった。別に拘束などをされているわけでも、特別扱いもされているわけでもなかった。ただ唯、彼女には始終だれが付けたわけでもない責任感が纏わり付いていた。
「そして世界が壊れてしまえばいいんだ。」
少女はその、自ら背負った責任感から逃げ出したかった。自業自得だといえばそれでおしまいだということぐらい、少女は十分すぎるほどに分かっていた。
誰に知られているわけでもないけど、自分はとても重要な存在なんだと分かっていて、そのことに対してとても大きな責任感を感じている女の子の話。自分が勝手に責任感を感じて自分で自分の首を絞めてるから自業自得なわけですが、なんというか、他人から見たらとても下らない事で首を絞めている。といった感じです^^
分かりにくいですね…でも上手くまとめる能力が欠けているのでしょうがない(((努力しろよ。