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第3のもふもふ。

緊急なお願い。

どんな内容なのか?

「え!?」

「失礼しました。『危機』なんです。」

「……と、名前を聞いてなかったわね。」

「失礼しました。私の名は『ジェシカ』です。」

「改めて聞くわ。ジェシカさん、何が有ったの?」

「はい。今、私の故郷の村は正体不明の病で機能していないんです。」

「分かったわ。ジェシカの村を見てくるわ。」

「ありがとうございます。それでは依頼料ですが……」

「別にいいわよ。」

「そういう訳にはいきません。私はギルドの職員です。その私がギルドの規則を破る訳にはいきません。」

「分かったわ。」


 この後、細かい事を決めて、ジェシカの村が何処に有るのか、確認して出発した。


 アデラに乗って1日過ぎた頃にジェシカの故郷の村に到着したわ。

 リンとセレスを出して、調査を開始した。

 ……と、言っても私達は村に行かずに周りに注目した。

 だって、ギルド職員のジェシカが正体不明の病って言っていたから、多分、村には手掛かりは無いわ。

 だから、周辺一帯を調査する事で、手掛かりが有るかもしれないという訳よ。

 私は大召喚師ローレライ様が考案した継続時間が長い状態異常を防ぐ魔法を自分達に掛けた。



 暫く歩いていると、小さめな湖を発見したけど、湖というよりかは、毒の沼地ね。

 まさか、コレが原因かしら?


「アーク。ちょっと軽く雷を落としてみて。」

「おう。」


 ピッシャーーーン! バリバリバリー!! 


「ギッシャーーー!!」


「バ、バジリスクだわ!? アーク、封印解除(リベレイション)!」

「応っ!」

「バジリスクの攻撃は厄介だわ。短期決戦よ!」

「はいですわ!」

「分かったわ!」

 《分かったー!》


 アークが雷を定期的に落とす事で、バジリスクを沼地から追い出して、殆ど身体が出た所でセレスが沼地とバジリスクを凍らせて、アークが首を斬る。

 私はバジリスクを解毒処理をしてから「倉庫」に仕舞い、リンに沼地を炎で干上がらせて貰ってから更に、充分に燃やす。


「これだけの炎で焼けば、毒も無くなっているわよね。……セレス。」

「分かったわ。」


 次は、セレスに元沼地に水を満たして貰う。

 待っている間に、私達は周りから必要な薬草を探して、調合する。

 バジリスクの毒を消すポーションを。

 こういう時の為に私の「倉庫」には必要な道具一式を入れてあるのよね。

 因みに、沼地を干上がらせる程の炎や、その干上がらせた沼地に水を満たすのは、リンやセレスくらいじゃないと不可能だわ。

 流石は伝説級よね。


 さて、ポーションも充分な本数は出来たし行くわ。


 村が見えて来たわ。

 念の為に状態異常を防ぐ魔法をもう1度掛けて、と。


 私達は村に入り、ポーションを飲ましてみた。

 顔色は戻り、呼吸も正常になったわ。

 どうやら、私が作成したポーションは正解だったみたいね。

 私達は手分けして、村人にポーションを飲まして、村の各井戸にポーションの中身を3本ずつ入れた。


 これで大丈夫でしょう。


 《サラお姉ちゃんー。》

「どうしたの、アデラ?」

 《何か、さっき居た場所の方から呼ぶ声が聞こえるよー。》

「分かったわ。行ってみましょう。」


 アデラの先導で行ってみると、元沼地の奥に洞窟が有って、そこから呼ぶ声が聞こえるみたいね。


 洞窟の奥に行ってみると、そこにはホーンラビット、いえ、それよりも大きいわね。


 《私達は幻影月兎(ファントム・ムーンラビット)です。》

「どうしたの?」

 《私はバジリスクの毒で……もう長く持ちません。せめて、この仔だけでも救……って欲し……いので……す……》

「分かったわ。」

 《あ……りがと……う。この仔を……お……》


 私は小さい兎の仔にポーションを飲まして、親の方にも飲ましてあげたかったけど、……もう遅かったわ。


 《あれ!? 此処は?》

「私達は貴方をお母さんから頼まれた者よ。」

 《あ、お母さん。どうしたの? 寝てるの?》

「お母さんは、貴方を守る為に頑張ったのよ。」

 《お母さんが冷たい! ……そうか。お母さん、ありがとう。》

「貴方はこれから、どうするの? 貴方さえ、良ければ私達が新しい家族になるわ。それが貴方のお母さんの最後の願いだしね。」

 《それがお母さんの願いなら。ボクはどうすれば良いの?》

「先ずは確認させて。貴方は『雄』? それとも『雌』?」

 《ボクは『雌』だよ。》

「分かったわ。貴方に名を告げる事で、私達と家族になるわ。それで良い?」

 《うん。それがお母さんの願いなら。それに、そっちの氷神狼(フェンリル)の仔が元気で毛艶も良いみたいだしね。》

「それじゃあ、貴女の名は『アリス』よ。」


 私が名を告げた途端に、私とアリスが光り輝き、光りが収まった時、アデラの時の様な繋がりがアリスから伝わった。


「初めまして。私はサラよ。」

「初めまして。俺はアークだ。」

「初めまして。リンですわ。」

「初めまして。私はセレスよ。」

 《初めまして。アデラだよー。》

「ほら、スノー、起きて。」

 《はっ! 初めまして。スノーだよ~。》

 《初めまして。ボクの名はアリスです。これからよろしくね。》


 挨拶が終わった私達は、アリスのお母さんを景色が良い丘の上に埋葬して、アリスの最期の別れの挨拶を終わらせた後、私達は村に帰った。


 私達が村に帰ってみると、村人達も意識を取り戻したみたいであちこちで動き始めた。


 私達は村長に説明して、依頼書に記名して貰い、大体5日分のオークやボアを渡して、村を出た。

 村長に引き留められたけど、これ以上は私達がするべきじゃないしね。

 因みに、オークやボアは緊急用に貯めて物よ。



 翌日、私達はアスティリアに到着して、冒険者ギルドのジェシカさんに報告した。


暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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