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意外な招待者。

幾ら都合が良くても同じ施設を使うなんて!?

「ふん。使えん奴らだ。」

「お前もな。アーク、封印解除(リベレイション)。」

「おおおー!!」

「なっ!? 従魔はあのウルフではなかったのか!?」

「私は一度もそんな事を言って無いわよ。」


 アークの封印解除(リベレイション)に気を取られた隙に、その他の召喚士を倒す事が出来たわ。


「お疲れ様、リン。セレス。」

「大した事はありませんでしたわ。」

「弱かったわ。」

「覚醒しろ、緋桜! おおおー!」


 正に一刀両断ね。


「アーク、お疲れ様。封印縛(セシル)。」

「ふう。」

「セレス、悪いけど……」

「分かっているわ。リリシア王女殿下を呼んでくるわ。」

「お願いね。」


 セレスがリリシア王女殿下を呼んで来る間に、私達は所持品没収と身柄の拘束をした。


 さて、セレスが帰って来るまで言葉を慎重に選ぶ事の大切さを教えないと、ね。


「ねえ、誰が『乳臭いガキ』と言ったのかな?」

「止めろー! 足の小指ばかりを蹴るなー!」

「もう一度、聞くけど、『乳臭いガキ』って誰なのかな?」

「止めろー! スネばかりを蹴るなー!」

「教えてくれるかな? 『乳臭いガキ』は誰?」

「止めろー! 股間を蹴り上げないでくれー!」

「誰が『乳臭いガキ』かな?」

「オレの間違いだった! だから、止めてくれー!」


 調きゅ……、教育に熱中する余り、後ろから近づく影に気が付かなかった。


「……サラ。」

「!?」

「……サラさん。」

「……セレスにリリー。ベアトリス、レイオにカジム。」

「戻ってくれば何をしているのよ?」

「あははは。ちょっと調きょ……、教育を。」

「……はあ。サラ、後片付けするわよ。」

「分かったわ。」


 こうして、私達はリリー達を間に挟んで、後片付けを始めた。

 (つい)でに、あの馬鹿子息も奴らの仲間扱いで突き出したわ。


 まあ、(てい)の良い使い走りみたいな事をしていたでしょうからね。


 あれから、3日が経過して私達は王宮に居る。

 応接室には、私達と宰相とリリー。

 ……アデラは悟りを開きに行っている。


 宰相から調査報告を今、受けている。

 どうやら、予想通りで元学園長は馬鹿子息を利用して裏で使う犠牲者を調達してたみたい。

 そして、今までの失敗を伝えて今度こそと思っていたけど、今度は暗殺されて駄目になったみたいで、結局は肝心要の情報は手に入れる事が出来なかったと報告された。


 私は宰相から調査報告書を受け取り「倉庫」へ。

 私達は宰相やリリー達に別れを告げてアスティリアに帰ろうかと思ったら、目の前に下級貴族と呼ばれていた学生カーヤ、ヤーマともう1人居た。


「別れの挨拶に来てくれたの?」

「いいえ。僕達は迎えに来ました。」

「どういう事?」

「その前にオレだけまだだから自己紹介をさせて欲しい。」

「どうぞ。」

「オレは『フーカ=ウィン=スミス』だ。」

「聞いて知っているでしょうけど、私はサラよ。」

「アークだ。」

「リンですわ。」

「セレスよ。」

「それで、『迎え』というのは?」

「僕達の故郷を助けて欲しいのです。」

「どういう事?」

「……此所は目立つから移動しましょう。」


 私達はちょっと高めの店に行って個室を使う事にした。


「それで、どういう事?」

「はい。今、僕達の故郷は正体不明の奴らに襲われています。幸いにも、今の所は何とか持っていますが、何時、突破されるか分かりません。」

「……それで?」

「それで、あの時に、サラさん達の戦いを見て、故郷を守る為に協力して欲しいと思って、声を掛ける為に待っていました。」

「私達は冒険者よ。無料で動く事は出来ないわ。」

「勿論。報酬は用意したあります。」

「報酬は?」

「故郷に有る『大召喚師ローレライ』が遺した書物。」

「……本物?」

「はい。本物です。(むし)ろ、奴らはソレを狙っている節があります。」

「皆!」

「行こうぜ。」

「行きますわ。」

「行きましょう。」

「その依頼、受けるわ!」


 私達は今、徒歩(・・)で王都から離れて森の中を進んでいる。


「その故郷は何処なの?」

「……このくらいで良いかな?」

「どういう事?」


 私達はカーヤの指示に従い、輪になる様に手を繋ぐ。


「では、目を瞑ってください。」


 私達は指示に従い目を瞑る。


「……では、扉召喚(ゲートオープン)! ……もう目を開けて大丈夫です。」


 私は目を開けると、輪になった中心に扉だけが立っていた。

 言われるがままに私達は扉正面に立つと、カーヤがその扉を開けた。

 扉の向こうの景色は何処かの木張りの部屋だった。


「さあ、扉を通過してください。」


 私達は言われるがままに扉を通過して、カーヤ達先導で部屋を出た。

 因みに扉は全員が通過すると消滅した。

 部屋を出て、表に出ると程度の差は有れど、怪我人が溢れていたから、私達はとりあえず、この怪我人達の手当てを始めた。


 手当てをひと通り終わらすと、如何にも責任者の空気が漏れている女性が近付いて来た。


「いきなり招待したのにも関わらず、この者達の手当てをして頂いて感謝します。私は此所を束ねる者。『セシル=ブラック=スミス』セシルと呼んでください。」

「初めまして。冒険者のサラよ。そして、仲間のアーク。リンにセレスにアデラよ。」

「皆さんに来て貰ったのは助けて欲しいからです。」

「セシルさん。此所で何が有ったの?」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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