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約束の夕陽。

サラ達はどうするのか?

「分かった。詳しい話だが、場所は昨日伝えた通りだ。

 それで、その場所だが、千年前はクーデターに参加していた貴族が支配していた領地らしい。その所為かそれ以降は人が定住しない土地になっている。

 その結果、残骸が残る廃墟を盗賊が利用する様になったらしい。それから、あの場所の盗賊討伐は200年前くらいから続くこの国の恒例事業みたいになっているという話だ。」

「そう。」

「だから、国としては必ず成功しないといけないから、報酬も良い訳だ。」

「分かったわ。それで、どんなメンバーで、どのルートで、何時、行くのかしら?」

「メンバーだが、オレのメンバー6人と、もうすぐ、此所に来る筈のメンバー4人と、あんたらのメンバーだ。

 そんで、ルートは各メンバー毎に自由だ。寄せ集めが団体行動を出来る訳無いからな。

 但し、盗賊を前にしての行動開始は、集合場所で決めてからだ。その場所は此所だ。」


 私達に簡易な地図を見せ、印を付けた場所を見せる。


「奴等は此所で、オレ達が今、居る場所が此所で、集合場所は此所だ。」

「……分かったわ。」

「出発は、まだ来て居ないメンバーと顔を通したら、出発してくれて構わない。集合時間は、3日後だ。3日後には、集合場所に居て欲しい。」

「それと、奴等が感知して逃げ出そうとした場合は?」

「1人でも多く仕留めて欲しい。最も、抜け駆けの可能性が有るから、どんな内容であれ、『結果』に対して山分けになる。つまり、あんたらが先に到着して、結果としてあんたらだけで、12人仕留めて報酬が仮に金貨12枚だとしたら、あんたらの報酬は金貨4枚となる。勿論、先に到着したのに、一定以上仕留めて無い場合の違約金は、……分かるな?」

「分かったわ。後、今回の契約書みたいなの有る?」

「慎重だな。これが契約書だ。」


 私達は契約書に不備等が無いか確めた。


「内容に不備は無いみたいね。報酬は確かに美味しいわね。」


 私は契約書を返す。


「改めて自己紹介するわ。Cランク冒険者でリーダーのサラよ。仲間のアーク、リン、セレス、それと外に居るアデラよ。」

「若いのにもうCランク冒険者か。それに外に居るアレは誰がマスターかと思ったらあんたらのメンバーか。」

「舐めた事をしたら『バクり』よ。」

「おお、怖い。お前ら!」


 周りから昨日見たデブンという男や、それと男2人と女2人が集まった。


「こちらも自己紹介しよう。オレがリーダーでサードラ、デブン、クカス、ケリガ、シモア、マトンだ。」

「待たせたわね、サードラ。」

「最後のメンバーが来たな。今、ひと通りの説明と自己紹介が済んだ所だ。」

「なら、私達も自己紹介しないとね。私がリーダーのレメディオス、後ろの3人がラケル、メイテ、ロリタよ。」

「初めまして。私がリーダーのサラ。アーク、リン、セレス、それと外に居るアデラよ。」

「よろしく。しかし、外に居るアレ、どうやって?」

「怪我を治して、肉あげたらよ。」

「情報、ありがとう。」


 そう言って、レメディオスは私に向かって、銀貨1枚を投げた。


「おっと、オレも後ろから『バクり』は怖いからな。」


 そう言って、サードラも銀貨1枚を私に向かって、投げた。


「ちょっと貰い過ぎだから、追加よ。生肉よりも、焼いて味付きの方が良いみたいよ。」

「ありがとう。」

「どうも。」

「さて、私達は準備が出来次第、行くわ。」

「分かった。」

「分かったわ。」


 こうして、私達は解散して、宿屋に戻った。


「サラ、何時、行くんだ?」

「……そうね。明後日にしましょう。」

「分かった。」

「はいですわ。」

「分かったわ。」

 《分かったー。》


 2日間、あの頃の様に皆と遊んだり、のんびりした。


 2日後


「さて、宿屋の手続きは済んだし、行くわよ。」

「はいですわ。」

「分かったわ。」

 《出発ー。》


 私達はある程度、離れると森に入って、リンとセレスには異空間に入って貰って、私とアークはアデラに乗って目的地に向かった。


 近くまでくれば、勝手知る私達の庭。

 監視が楽な場所に移動して、夜を待った。


「アーク。まさか、こんな気分で夕陽を見るなんてね。」

「そうだな。あの時の約束を守れたとは言い難いが、またこうやってサラと夕陽が見れて嬉しいと思う。」

「私もよ、アーク。」

「はいはい。サラ様、アーク。今は仕事中で、逢い引きの時間では無いですわ。」

「リン。もうちょっと空気を読みなさいよ。」

「セレス、そういう訳にはいきませんですわ。」

「そうよね。ごめんなさい、リン。」

「分かって頂いて嬉しいですわ。さっさと、仕事を片付けて、その後に、熱い時間を過ごしてくださいですわ。」

「……リンの意地悪る。」

「皆、盗賊共は夕食を終えて、寝る準備を始めたわよ。」


 私達は、見張りだけになるのを待って、急襲を始めた。

 一応、生かして捕らえる事にした。

 手順は先ずは見張りを気絶させて、猿轡(さるぐつわ)と縄で拘束。

 後は、家の外から睡眠魔法(スリープ)を掛けて、家に入って猿轡と拘束を各家毎に繰り返す。


 2時間後、大体50人程かな。

 幸いにも、囚われた女性は居なかった。

 さて、臨時収入の回収、回収と。

 契約書にも書いていなかったし、抜け駆けの駄賃代わりに頂きましょう。

 当然、帰って来ていない仲間が居るか等は確認済みよ。


 次の日の朝に、セレスに集合場所に行って貰い、私達は待つ事にしている。


 セレスを先頭に他のメンバーが来たみたいね。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




サラ=マナ、アーク=ユースが、どんな繋がりなのか、気になる方は、「黄昏の約束」をご覧ください。

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