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もう、沸いて出てくるな!

ありがた迷惑な連中が……

 翌日


 やっぱり、朝食後にあの3人が来て、アデラとスノーが生け贄になっている。

 美味しいお肉付きのご飯の為だ、頑張れ!

 皆には今日は休日だと言ってあるから、アーク達も自由にしている事でしょう。

 私は大召喚師ローレライ様が遺した書物の調査と研究をしてモノにしないとね。

 結構、技術的な事も書いてあるのよね。

 従魔の強化方法とか、召喚士としての戦い方とかね。


 そして、お昼前に宰相が迎えに来た。

 宰相も王妃達を迎えに来る事を大義名分にして、息抜き代わりにしてない?

 まあ、私は構わないけどね。

 それなら、私も協力しましょう。


「ディエゴ宰相、よろしいでしょうか?」

「どうしました?」

「今日か明日に、其方に行って報告しようと思ったいたのだけど、報告と書類を渡すだけなら、此所でも出来るのでどうですか?」

「……そうですね。良いでしょう。何処でやりますかな?」

「2階の貴賓室でどうですか?」

「私は構いませんよ。」

「それでは行きましょう。」


 私と宰相は貴賓室で東の国ヒュペリオンの報告をして書類を渡した。

 次の北の国「ラルトーノ」に、何時行く等はまた日を改めて相談する事になった。


 昼食後も部屋に籠り、調査と研究に集中していた私はこの際、今有るのをひと通り済ましてから、次の国に行こうかと考えた。

 まあ、これで新しい何かを始めるなら兎も角、今有る書物の調査と研究と言うよりかは吸収だけなら、そんなに時間は掛からないから良いよね?

 ……実際、アデラでかなり時間短縮が出来ているし、普通の方法の乗り合い馬車だと、やっと東の国ヒュペリオンの関所に到着して、王都を目指すという所だからね。

 そんな訳で、出来た誤差を使っても問題は無いよね。


 さあ、理論武装した所で勉強、勉強と。


 3日目


 流石に籠り過ぎだと、アークから言われて今日は朝食後に冒険者ギルドに行ってみたわ。


 冒険者ギルドに到着した私達だけど、入って私達を確認したとたんにギルド内が静かになった。

 聞こえて来る声は、「鬼姫が来た!?」とか、「鬼姫が怖い!」とか、「鬼姫を讃えよ!」とかで、私は何もしていないのに理不尽な事はしないわよ!

 まったく!

 そんな訳で私達は受付嬢さんの所に行く。


「お久しぶりです。」

「お久しぶりね。何か良い依頼はないかしら?」

「……そうですね。これなら如何でしょうか?」

「……え~と。西方面で盗賊が発生、ね。いいわ。この依頼を受けるわ。」

「ありがとうございます。では手続きをしますね。ギルドカードをお願いします。……はい。手続きは完了しました。出来れば捕縛でお願いします。最近、鉱山労働者が不足気味のようですので。」

「分かったわ。」


 私達がギルドを出ようとすると、ギルドに入って来た連中が騒がしかった。


「あれー。2ヶ月振りに帰って来たらギルドが静かだなぁ。」

「そうだな。」

「これはどういう事だ?」

「ちょっと異常よね。」


 私は受付嬢さんに聞いてみる。


「受付嬢さん。彼らは何者?」

「彼らはBランク冒険者の『勝者の翼』というパーティーで、約2ヶ月間、長期依頼で王都を離れていたのですが帰って来たみたいですね。」

「ふ~ん。まあ、私には関係が無いわね。」


 そう言って私達はギルドを出ようと移動すると、その「勝者の翼」とやらに絡まれた。


「サラ!? やっぱり……」

「……サラ様。」

「サラ。教会に行く?」

「私は悪く無いわ!」

「何を言っているのか分からないが、何故、子供が此所に居る。」

「はあ。またなの?」

「何を言っている?」

「私はきちんとギルドの規定を満たした正式な冒険者よ。そして、私達は依頼を受けたから邪魔しないでくれるかしら?」

「どんな依頼だ?」

「貴方達に話す義理も義務も無いわ。」

「そういう訳にもいかないだろう。子供は良く自身の力量を見誤って無理をするものだからな。」

「邪魔よ。」

「やはり、無理した依頼を受けたのだな。なら、尚更、命を失うかもしれない危険を放っては置けない。」

「また、リーダーの悪い癖が出たな。」

「そうだな。」

「これさえ無ければ冒険者リーダーとして素晴らしいのだがな。」

「また、リーダーの個人的なお金が減るわね。」

「皆。」

「分かっている。」

「分かっている。付いて行くんだろ?」

「何時もの事だ。」

「長期依頼で帰って来たばかりなのに。」

「メンバーの承諾を得た。君達の依頼を我らが補助しよう。」

「遠慮します。必要有りません。邪魔でしか無いわ!」

「何を言っている。どうせ、EランクなのにDランクの難しい依頼を受けたのだろう?」

「もういいわ。私達は全員がCランク冒険者よ!」

「……馬鹿な。」


 私は迷惑極まりない男を無視して、ギルドを後にして西方面の街道に向かった。



 ……今は午後3時頃で無事に盗賊を捕縛して、アジトのお宝という臨時収入が入り、(つい)でに軽くモンスター狩りをした。

 門で盗賊を渡して報酬を受け取って、後は冒険者ギルドで盗賊捕縛での依頼達成報告だけの状態で冒険者ギルドに入ると今朝の失礼極まりない邪魔な男とパーティーメンバーが居たわ。


「待っていたぞ。」



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