到着よー!
遂に目標の国に到着したサラ達に何が待ち受けているのか?
ダークエルフの村から最寄りの町で準備を整えてからアデラに乗って出発したのだけど、アデラはその種族故に余り寝なくても良いみたい。
まあ、問題無いのなら、何時までも惰眠をむさぶる惰犬だけどね。
そんなアデラだから、結構夜遅くまで走れるし、夜目も効くから尚更。
次にアデラに乗っている私を支えるアークも基本的には寝なくても問題無いのよね。
このアデラとアークのお陰で、移動だけで馬車1ヶ月の行程が途中に立ち寄った都市2ヶ所に各1泊2日留まって、合計8日で目的地のレインザードの王都に到着したわ。
途中、立ち寄った都市では、適当な依頼を受けて私達の痕跡を残しながら移動を続けたわ。
因みにアデラは久しぶりに本人にとっては全力で走れたからご満悦ね。
さて、とりあえずは冒険者ギルドに挨拶しなくちゃね。
門番に聞いた話だと、……有ったわ。
冒険者ギルドに入ると恒例の睨みを受けた後、受付嬢さんの列に並ぶ事、20分後に私達の番が廻ってきた。
「初めまして。冒険者のサラよ。今日、初めてこの国の王都の冒険者ギルドに来たけど、何か注意すべき事柄って有るかしら?」
「そうですね。特に無いと思います。ご存知の通り、冒険者ギルドはどの国にも属していない組織ですので。ただ、最近、モンスターが若干凶暴化していると報告が来ております。」
「分かったわ。後、此所のギルドは冒険者同士の諍いや喧嘩はどんな対応をしているのかしら?」
「経過はどうあれ、行動に移した者が責任を負う事になります。ただ、死者が出ますとギルドとして介入する事になります。」
「ありがとう。」
「どうしてその様な事を?」
「私達が男1人と見目麗しい少女3人だからよ。」
「ふふ。そうですね。承知しました。」
「それと何か討伐系で良いのが有るかしら?」
「それではギルドカードをお預りします。……はい。確認しました。あら? 外見からは想像出来ない戦歴ですね。」
「それ程でも無いわ。それで、どうかしら?」
「そうですね。……これなどは如何でしょうか?」
「南の森でのオーガ3匹の討伐ね。皆はどう思う?」
「サラが問題無いと判断したなら構わない。」
「問題無いですわ。」
「同感よ。」
「この依頼を受けるわ。」
「分かりました。……処理が終了しました。ギルドカードをお返しします。」
「じゃあ、行きましょうか。」
ギルド出口まで後ちょっとの所で数人の冒険者に囲まれたわ。
「おっと、ちょっと待ちな。」
「そうそう。女子供が受けて良い依頼じゃあねぇな。」
「オレ達が手伝ってやるぜ。」
「お礼は夜、オレ達のベッドの上で踊ってくれれば良いからよぉ。」
「お断りよ。」
「そうつれない事を言わない方が良いぜ。」
「オレ達はそんなに気が長い方じゃあねぇからなぁ。」
「あら。奇遇ね。私もそんなに気が長い方では無いわ。だから、その貧相で貧弱な小さい誇りを守りたいなら、そこを退きなさい。」
「ガキ! 人が優しく話し掛けてやっているのに、良い度胸だな!」
「あら、図体が大きいだけの雑魚が粋がるんじゃ無いわよ。」
「これは先輩として、教育が必要な様だな。」
「貴方達こそ、指導を受ける事をお進めするわ。例えば、女性にどうやったら好かれるかをゴブリンやオークに土下座して聞けば?」
「「「殺す!」」」
私達の前に居る人型の馬鹿3人が剣を抜く。
「ぎっ、ぐふっ!」
「がっ、ぐはぁ!」
「ぐっ、ぐべぇ!」
今回は3人居たのでリンも参戦したみたいだけど、結構素手もイケたのね。
そして、いつの間にか担当と言わんばかりにアークが剥ぎ取りを始めた。
3人分の全所持金を洗浄を掛けて私の懐に入れて、装備品を持って受付嬢さんの所に持って行こうとすると、既に順番待ちの方々が順番を譲って頂きました。
……換金額銀貨9枚になったわ。
さて、ギルド内が若干風通しが良くなった所で、オーガの討伐をしに行こうかな。
冒険者ギルドを出てまだ宿屋を取ってない事を思い出した私は宿屋を取って、南の森を目指す。
私達はオーガ討伐の為に探索を続けていると、オーガ5匹を発見して、「アレ?」と思いながら倒せば良いかとサクッと倒して、この後、どうしようかしらと悩んでいると、またオーガ2匹が出現したからプチっと倒す。
これは不自然だと思った私達は更に周辺を探索すると、14匹のオーガの群れを見つけた私達は協力してアッサリと終わらした。
一応は近辺も調べて何も無かったから帰る事にしたわ。
冒険者ギルドに依頼達成報告をすると、酷く驚いていた。
まあ、往復2時間と探索と討伐が1時間で、依頼達成と群れ込み追加討伐報酬で合計金貨16枚。
移動込み3時間で金貨16枚はかなり美味しい依頼だったわ。
しかも、まだオーガの素材報酬がまだだからね。
良い気分で宿屋に向かおうとすると、先程の担当した受付嬢さんに呼び止められて、ギルドマスターの所に行く事になったわ。
受付嬢さんに案内されて、応接室で待っていると……
「待たせたな。」
「此方が当ギルドのギルドマスターの『ランザ』です。」
「初めましてだな。此所のギルドマスターをやっているランザだ。」
「初めまして。冒険者のサラよ。」
「アークだ。」
「リンですわ。」
「セレスよ。」
「早速、呼び出した本題だが、国から訪れたら報せる様にと通達が来ている。……何をやらかした?」
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