表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/112

やっちゃいました!

主人公が動けば良くも悪くもイベントが発生する。

 解散した後、私達はとりあえず森に向かった。


「サラ、どうして森に?」

「え~とね。明日、ダークエルフの姫君達を救出する作戦に参加するでしょ。だから、その前に身体が動くか確かめておこうと思ったの。」

「分かった。」


 私達は都市から少し離れると、リンとセレスには異空間に入って貰い、私とアークはアデラに乗ってちょっと走って適当な辺りで降りると、リンとセレスを出す。


「リン、セレス。」

「サラ様。都市から少々離れた所ですわね。」

「都市に近い所だと、彼らの作戦に何らかの障害が有ったらいけないでしょう?」

「そうですわね。」

「それじゃあ、この辺りでするのね、サラ?」

「そうよ。さあ、久しぶりに狩りまくるわよ!」

「おう!」

「はいですわ!」

「分かったわ!」

 《やるぞー!》


 こうして、私達は狩りまくっていき、森の中で少し遅めの昼食を食べていると、アデラが気付いた。


 《森の奥から美味しそうな匂いがするー。》

「本当?」

 《うん。森の奥からするよー。》

「……気になるわね。」

「サラ、行くよな?」

「そうね。リンもセレスも良い?」

「はいですわ。」

「私も気になるわ。」

「それなら、確認しましょう。」


 私達は昼食を終わらすと、アデラの誘導で進んで行くと、森の奥に見張り付きの洞窟が有って、ほんの少し前まで食事をしていた形跡が残っていた。


「また盗賊?」

「待って。」

「何、セレス?」

「確かに盗賊には見えるけど、装備している物が不自然よ。」

「どういう事?」

「流石にこの距離だと、まだサラには分かり難いわよね。確かに外見は盗賊だけど、装備がきちんとした物なのよ。奪った物を使っているとかではなくて、謂わば支給品の様な感じだわ。」

「……もっと近付きましょう。」


 セレスの言葉で、私達は近付いて確認すると、確かにセレスの言う通りだった。


「確かに不自然ね。それに、盗賊のアジトだとしても、森の奥過ぎるわ。規模が大きいのであれば、冒険者ギルドが何か言ってくれる筈だしね。」

「どうする、サラ?」

「勿論、潰すわ。」

「分かった。」

「それで、どう攻めますの?」

「とりあえず、アデラはこの辺りで見張りね。他に誰か来たら教えてね。」

 《分かったー。》

「入る順番は、セレス、リン、私、アークね。セレスは向かって来る奴らをどんどん凍らせていって。枝道を発見した時は、セレスがその出入口を氷で塞いで、リンはその間は周辺の警戒を。アークは後方の警戒をお願い。」

「任せておけ。」

「はいですわ。」

「分かったわ。」

 《分かったー。》

「さあ、行くわよ!」


 掛け声と共にセレスは見張りを氷漬けにして、私達は洞窟へと侵入した。

 久しぶりの先頭にセレスは張り切り、どんどんと盗賊?を氷漬けにしていく。

 枝道も即座に氷で塞いでいって、ある程度広い場所に出た。


「そこまでだ!」

「あら、歓迎して頂けるのかしら?」

「ふざけるな! お前ら、何者だ?」

「答える必要は無いわ。」

「なら、捕らえて吐かせるまでだ! おい!」

「……召喚! 森灰魔熊(フォレストグレイエビルベアー)!」

「ガアアアア!!」

「え、召喚士!?」

「召喚士が召喚する魔獣は通常のモノより強力だ。死にたくなければ、早く命乞いをするのだな。」

「アークはあの従魔を、セレスはあの(かしら)らしき奴を、リンと私がそれ以外をやるわ。ただ、向こうの召喚士と(かしら)は捕縛で!」

「おう!」

「はいですわ!」

「分かったわ!」

封印解放(リベレイション)!」

「何ぃ? 向こうにも召喚士がいるだと!?」

「ガアアアア!!」

「お、結構やるな。だが、俺の敵じゃあねえ!」


 ザシュ!


「ガアアアア……」

「まあまあだったな。さて、向こうの召喚士を捕らえないとな。」

風乃爆丸(エアロボム)!」

炎乃矢(フレイムアロー)!」

「ぐふぅ! がぁ!」

「げふぅ! ぎぃ!」

「がはぁ! ぐぁ!」

「ぎゃぁ! げぇ!」

「雑魚は片付いたわ!」

「セレス、終わりましたの?」

凍結弾(フリーズバレット)!」

「ぎぃあああー!」

「サラ。(かしら)の腕と足を潰したわよ。」

「ご苦労様。アーク、封印縛(セシル)。」

「さて、貴方達は何者なのかしら?」

「……」

「言わないと苦痛の時間が延びるだけよ。」


 私は、(かしら)の足にナイフを刺したりぐりぐりしながら、やっと聞き出せたのが、上からの命令で捕らえた者達を生かしておく事だけだった。

 (かしら)自身が下っ端の為に、殆ど知らないみたい。

 ただ、捕らえた者達がある意味でかなり問題だった。

 ……捕らえた者達は、……ダークエルフだったのよ!!!


 …………………………そうよ! やっちゃいました!! 

 あれ程に悲壮感を出していた彼らの覚悟を潰してしまいました!!!

 まあ、(かしら)と謎の召喚士は捕縛して、ダークエルフの救出に向かったけど、二手に別れてやったわ。

 残党狩りをアークとリン。

 2人には悪いけど、残党狩りが済んだ後は剥ぎ取りと焼却処分をお願いした。

 救出組が私とセレス。

 私とセレスは、更に奥に有る牢屋に行くと、ダークエルフ達が居た。

 ダークエルフ達の大体の位置関係から、重要人物を割り出すとあの女性が多分彼らが言っていた姫君ね。

 それと、端の方に居る()達も大分キツいみたいね。

 早く手当てしないと危ないわね。


「助けに来たわ。」


暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ