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裏側で初邂逅。

話の内容とは?

 男に誘われるままに、入ると落ち着いた雰囲気の店だった。


「良い店ね。」

「こっちだ。」

「あら、内緒話をするのに、ここで良いの?」

「ああ。」

「それで、話って何?」

「真偽の水晶を用意してある。ちょっと付き合って欲しい。」

「まあ、初対面に内緒話をするのだから、慎重にしたいのも分かるけど、真偽の水晶を大袈裟じゃない?」

「それだけの内容だという事だ。」

「分かったわ。どうぞ。」

「ダークエルフは滅ぶべき種族だと思うか?」

「いいえ。」


 私は即座に回答して、真偽の水晶は反応しなかった。

 勿論、アークもリンもセレスも。


「冤罪など、この世に存在しないのか?」

「いいえ。」

「弱き者は強き者のエサや道具でしかないのか?」

「いいえ。」

「弱肉強食は必要な摂理か?」

「はい。」

「弱き者に手を差し伸べるのは愚か者か?」

「いいえ。」

「罪を償った者は許される存在か?」

「はい。」

「足元に咲く花も温室の中で咲く花も同じ花か?」

「はい。」


 この後も、私達は全ての質問に真偽の水晶は反応をしなかった。


「下らない質問ばかりですまないな。」

「いいえ。意図的な意味の有る質問よね。」

「……ああ、そうだ。」

「まあ、種族名が出た事から、貴方か貴方が助けたいか守りたい存在が『ダークエルフ』なのね?」

「そうだ!正体不明の何者かに我らの姫君と付き人達が拐われてしまった。我らは姫君を助けたいが……」

「そうよね。歴史上は邪神側だったダークエルフに手を貸す人は見付からないでしょうね。

 それで、私達にダークエルフの姫君の救出を手伝えば良いのね?」

「……手伝ってくれるのか?」

「此所で断っても『知ってしまった以上は』とかで、殺されるのも嫌だし、知ってしまった以上は助けないと寝覚めが悪いしね。」

「……ありがとう。」


 そう言って男は、自身の指輪を1つ外すと、外見が人族からダークエルフに変貌、いや、戻ったわ。


「それなら、私も1つ秘密を話すわ。まあ、秘密と言っても知られない方が有利だから言わないだけなんだけどね。」

「それは何だ?」

「私は召喚士で彼アークは私の従魔よ。」

「なっ!? 幾ら人型とは言え、これ程溶け込んでいるとは?」

「一応は言いふらさないでよ。」

「分かった。また、明日の朝8時に同じ場所で待っている。」

「分かったわ。」


 こうして、何かに巻き込まれた私達はまた明日、会う事になったのだけど、神話ってうろ覚えなのよね。


 宿屋に帰った私達は夕食を済ませお風呂に入って、のんびりしてから就寝。


 翌日


 朝8時頃に昨日の場所に行くと昨日の男が居たわ。


「待っていたぞ。仲間を呼び集めた。彼らと会って話を聞いて欲しい。」

「彼らは何人くらい居るの?」

「向かうに着いてからだ。」



 また、男の案内で行ったけど、昨日と今日では違う場所みたいで、着いた場所は目立たない隅の方とは言え、貴族が住む様な屋敷だった。


「こっちだ。」

「意外ね。また隠れ家の様な場所だと思ったわ。」


 流石に正面玄関口からは入らないみたいね。

 下働き用の出入口から入った私達は1階に有る事務的な応接室に通された。


「此所で暫く待ってて欲しい。」

「実務的な話をする為の部屋みたいね。」


 暫く待ってていると、私達を案内した男と、執事みたいな年配の男と貴族の様な男が入って来た。

 貴族の様な男は私達の対面に座り、案内した男と執事みたいな年配の男は貴族みたいな男の後ろに立つ。


「初めまして。オレの名前はガノフだ。この立場で会う時の名だ。悪いが本名はまだ教えられない。」

「まあ、良いでしょう。それで話とは?」

「彼から少しは聞いたと思うがダークエルフの姫君を助けるのに協力して欲しい。勿論、只でとは言わない。何か望む物は無いか?」

「悪いけど、協力する内容で此方が求める内容も変わるわ。」

「確かにそうだ。」

「それでは、先に協力して欲しい内容を話すとしよう。」


 話の内容は……

 約1ヶ月前に光神の使者と名乗る者達が、ダークエルフの村に突然現れて、暴力で抑え込まれてダークエルフの姫君と付き人達が拐われてしまった。(まあ、姫君と言っても確立された王政ではなくて、愛称的な意味での呼び名らしい。)

 今の所は何らかの要求が来ないが何時来ても可笑しくない為に、救出を考えている。

 やっと、数日前にアジトを発見した。

 そんな時に私達と出会い、戦力を少しでも増やしたい為に声を掛けた。

 そして、私達に最初に声を掛けた男はこういう人の内面的な部分の判断には高い評価を得てる為に声掛けをしていたが、直ぐにガノフ達に話を通した事で興味を持ち、今日会う事にしたらしい。

 後、姫君達を拐った連中を調べたが、正体は分からなかった様だ。


「分かったわ。救出を手伝うわ。」

「サラ、良いのか?」

「ええ。」

「なら、良いよ。」

「サラ様。頑張りますわ。」

「サラ。絶対助けましょうね。」

 《頑張るよー。》

「皆、ありがとう。」

「ありがとう。それで救出の代価は決まったかい?」

「場合に因っては、要求した代価が救出後に必要なモノになるかもしれないから、代価の内容は救出後で良いわ。」

「……それで良いのか?」

「ええ。構わないわ。」

「分かった。場所等は救出する時に伝える。少しでも危険性を減らす為だと我慢して欲しい。明日の同じ時間に此所に来て欲しい。」

「分かったわ。」

「明日、姫君達を救出する!」




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


何度もアークの溶け込み具合に驚いていますが、通常は人型の従魔は何も知らない一般人でも、不信感や違和感を感じます。

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