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勧誘。

まあ、多少は、……ね。

 こうして、2週間経ったけど、あれから大した問題も起きずに過ぎたわ。

 初日に絡んで来た愚か者から昇格した只のクラスメイトのウリセス君はあれから大人しくなったのよね。

 ……でも、未だにその日の最初に私を見ると「ビクッ!」となるのは頂けないわ。

 後、クラスメイトの女子の何人かが、私の事を「サラお姉様」と言うのよね。

 同じ年なのにおかしいわ。

 アークは肩を震わせて笑いを堪えているし、リンは「分かりますわ。」と、その女子達に共感するし、セレスは「そうでしょうね。」と呆れていた。

 セリアは、「もっとやれー。」と面白がっていた。


 そして、朝のホームルーム


「え~。先週言った通り来週、学年別のトーナメント戦が有る。これは、現在の生徒の力量を確認する場で有ると同時に、来月の国別対抗戦の選考会を兼ねている。更に、今年はパトリシア王妃様も御覧になられる。悔いの無い様に頑張って欲しい。」

「はい!」×クラスメイト


 昼食の為に食堂に移動した私達は、アークに毒見して貰いセリアとお喋りを始める。


「何故だと思う?」

「お母さまは多分、もふもふ狙い!」

「……でしょうね。セリアは出ないの?」

「一応、出るわよ。ただ、初戦の相手はサラになると思うわよ。」

「まあ、そうよね。セリアが勝つ必要性は無いし、セリアに万が一でも、綺麗に治るとしても傷を付ける訳にはいかないわよね。」

「そうなのよ。綺麗に消えるとしても、下手に傷を付けられると色々と政治的な意味でも動くかもしれないから。」

「それなら、思いっきり手加減して戦うから、ちょっとやったら離れるから、そうしたら、降参を宣言して。」

「分かったわ。」


 セリアと食事とお喋りを楽しんでいると、誰かが近付いて来た。


「失礼。相席はよろしいでしょうか?」

「貴方は?」

「私の名は『ムニーエタ』と言います。」

「それでどの様なご用件かしら?」

「はい。エルセリア王女殿下……」

「規則をお忘れかしら?」

「失礼しました。エルセリアさんを生徒会に入って頂きたく思い、声を掛けさせて頂きました。」

「そういえば、そうだったわね。何時からかしら?」

「希望を申し上げれば今日からです。」

「分かったわ。ホームルームが終わり次第、行きますわ。」

「それではお待ちしております。」


 そう言ってムニーエタと言う生徒は立ち去っていった。

 セリアを見てみると……


「そうだったわ。生徒会が有ったわ。」

「行かないと駄目なの?」

「まあ、『王立』学園だしね。王族が生徒として入っている以上はね。」

「成る程ね。アーク、悪いけどリン達に伝えておいて。」

「おう。」


 アークがリン達に伝えに行った。

 因みに、本校舎の護衛用の控え室は結構広くて、国内だけではなく、国外からも室内用遊具が有るし、書籍も定期的に交換している為にかなり暇が潰せる様になっている。

 アークはそういう遊びには興味無いが、何故か田舎の子供がする様な遊びは好きだったりする。



 昼食の時間は終わり、昼からの授業が始まる前にはアークも帰って来た。

 後、アークは女子からの人気は高い。

 外見は格好いいからね。

 中身は戦いを好む鬼人族(現・戦鬼族)だとは誰にも知られていないけどね。



 今日の締めくくりのホームルームでは、明日からトーナメント戦に向けての授業が増える事と専用の服等を準備する様に言われた。

 それと、こういった物は平民には学園から支給される。

 学園を設立した国王はかなり頑張って枠組みを作ったみたいで、平民への気配りが至る所に有る。


 今後の説明が終わった所で、セリアの移動が始まった。

 後、私の準備は入学前から済んでいる。 

 クリス達に(自発的に)作って貰った。

 服は練習用2着に、本番用が1着。武器も練習用の2本と本番用が1本。

 正直、此方が引く程、あの3人は盛り上がっていたわ。

 先ずはクリスが学園に乗り込み、関係者に尋問するかの様に細かい所まで聞き尽くし。

 規則等の範囲内ギリギリを攻めた物になっている。

 用意した服なんて、内側にサイクロプスの革を使っているし、本番用は更に外見もギリギリに攻めた物になっている。

 ただ、露出は私の希望で控え目。

 これクリス達に言っといて良かったわ。

 言わなければ、本番用の服は、至る所にフリルやレースをふんだんに使いながらも、おへそ周りは素肌が露で、腕周りと足周りは若干盛っていて、具足も若干盛っている。

 全体の色合いは黒系。

 なんか、流れの冒険者が言っていた攻撃魔法は最後の止めには使うけど、それまでは肉弾戦で戦う黒白の2人組の少女冒険者の物語に出てくる黒い方の衣装に似ていた。

 武器の方もクリス達が仕入れた素材を使っていた。

 練習用の素材はモンスターのトレントを使い、その内1本は中に刃引きした状態の魔鋼玉石という物を使っている。

 レナードにはこれは他人に譲渡しない様に言われた。

 更に本番用の素材は、エルダートレントを使用。

 更に代金は無料。

 素材は全部自分達で取りに行ったんだって。

 流石にアレなんで、3人合わせて金貨9枚渡した。

「これで、迷惑掛けた店の人達と食べて。」と渡したらやっと受け取った。 


 クリス達のアレな所を思い出していると、私達は生徒会室に到着した。


「失礼します。エルセリアです。」

「エルセリアさん。ようこそ、生徒会へ。」




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