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入学式。

学園編が始まるよ。

 私達はセリアと一緒に学園に向かったいる。

 因みに、セリアと一緒の訳は勿論、護衛の意味も有るけど、過去にやらかした人が居たらしい。

 そのやらかした人はきちんとした貴族なんだけど、本人は貴族としての自覚が無い為に入学試験を商人と平民用の南門から入った為にかなりの大事になったらしい。

 それで、私は平民だから、万が一さえ無い様にと、セリアと一緒に向かっている。


 そんな訳で、学園に到着した私達は教室に向かう。

 ただ、リンとセレスとアデラは専用の待機部屋に居る事になった。

 さて、此所で簡単に「王立学園」について思い出す。


 設立者は4代前の国王で、国力と品格の向上を掲げている。

 国力というのは、馬鹿な貴族が居ると妨げになる。

 そして、貴族だけでは足らないから、優秀なら商人だけでなく、平民も登用する事を目的にしている。

 品格というのは、商人や平民がいるけど、貴族だからと言って威張り散らすなという事を目標にしている。

 ……というのを綺麗な言葉で書かれている。


 次に、制服だけど、貴族は自腹、商人は3割負担、平民は無料。

 勿論、デザインに差が有る。


 次に、組み合わせだけど、貴族が本校舎で、商人と平民は第2校舎。

 但し、本校舎と第2校舎共に3室だけ違う。

 本校舎には、各学年毎に一室ずつ優秀な商人や平民用の教室が有って、逆に第2校舎にも各学年毎に一室ずつ成績不良者や問題を起こした貴族が入れられる教室が有る。

 商人や平民は本校舎のその教室を目指し、貴族は年に数回有る試験で赤点以下を取らない様に必死になる。

 もし、落ちたら、貴族として恥だし、頭の固い当主だと、それだけで、貴族の籍を消される事も有るらしい。

 昼食はそれぞれの自由で、校舎には食堂も有るが、本校舎の生徒は第2校舎の食堂の使用禁止。第2校舎の生徒は本校舎の食堂の使用禁止。

 どうしても別の食堂を使いたい場合は各校舎の管理責任者の許可が必要になる。

 後、貴族は在学中は爵位の発言は禁止になっている。


 ……と、この学園の規則等を頭の中で思い出していると、事前に聞いていた教室に到着して、運良くセリアの隣りの席になる。


「サラ、隣りの席ね。」

「そうだね、セリア。」


 暫くすると教室内の席は全て埋まり、教師が入って来た。 


「全員居るな。今日からの1年間、君達の担当になった『タバレス=ガーサ=ロンランド』だ。さて、今日の予定だが、この後、集会堂に集まって様々な方々の挨拶と色々な説明が有る。

 それが終わったら、教室に戻り自己紹介等をして貰い、今日の予定は終了だ。明日から勉学が始まる。……では移動だ。」


 私達が集会堂に入る直前に誰かに止められる。


「ちょっと待って欲しい、レイアース君。」

「何でしょうか?」

「君は今年の新入生の中で最高点である満点を取ったから首席として皆の前で訓示を述べて欲しい。」

「はあ!? お断りします。」

「何故だね。とても名誉な事だぞ。」

「私は護衛という仕事の為に此所に居るからです。それなのに、何故、無意味に目立ち、護衛対象から離れないといけないのですか?」

「……分かった。」


 私達は少し遅れて席に着き、始まるのを待っていると、セリアが話し掛けてきた。 


「サラ、満点を取ったのね。」

「そうみたいね。」

「本当にしなくても良いの、訓示?」

「しなくても良いわ。聞いていたでしょう?」

「確かにそうよね。サラも学生として来ているけど、基本は護衛という仕事で来て居るものね。」

「そういう事よ。」

「で、本音は?」

「そんな恥ずかしい事、したくない!」

「やっぱりね。」

「セリアこそ、王女として訓示しなくても良いの?」

「う~ん。私としては、優秀な人に頑張って欲しいから、試験問題はそんなに真剣にしてないのよね。」

「で、本音は?」

「一生懸命頑張ったけど、難しかったよ~。」

「やっぱりね。」

「あら、始まるみたいよ。」

「……セリア、逃げたわね。」

「サラ、静かにね。」


 こうして、学園長の挨拶から始まって、関係者や在校生代表で、生徒会長が挨拶をして、新入生代表を何か気難しそうな男子生徒が挨拶をした。

 最後に何故か国王が挨拶に現れた。


「私、聞いて無いわよ。」

「え~、新入生の諸君、入学おめでとう。これから此所で過ごす3年間で様々な人達と巡り会い、交流を深めて欲しい。ただ、今年は少々規格外が居るが頑張って欲しい。以上だ。」


 あんの国王は「規格外」という所で私を一瞬見ていた。

 何処かで仕返ししてやる。


「ごめんなさい、サラ。」

「良いのよ。仕返しは自分の手でしないと意味が無いから。」

「……その時はお手柔らかにね。」


 ひと通り、終わってまた教室に戻った私達は、今後の注意事項等を聞いた後、皆の自己紹介をする事に。


「エルセリア=ラハン=アスティリアです。私の後ろに居るおじさんは忘れて仲良くして欲しいと思います。よろしくお願いします。」 


 ……次は私の番ね。


「サラディアナ=レイアースよ。仕事の関係で最長1年間しか居られないけどよろしくお願いします。サラと呼んでね。」


「何で、平民が此所に居るんだ?」


 う~ん。平穏に終わりそうにないわね。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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