並んで待っていた次のトラブル。
今度は何が?
美味しいくて、何よりも只で食べれた甘味処を後にした私達は、次は何処を廻ろうかと適当に歩いていた。
因みに、私の美貌に魅了された先程の男共は既に、衛兵に渡し済み。
こら、3人共、「何処が?」という顔をしないの!
全く。私、口に出していたかな?
「皆、次は何処に行こうか?」
「そうだな~。そ……」
「なんて、美しいんだ。是非、今日という1日を僕にエスコートをする栄誉を頂けますか?」
「悪いけど、私はそういうお誘いはお断りするわ。」
「何を言っているんだい。僕は君みたいな適齢期外や、そこに居る青髪のおばさんにも興味は無いよ。僕が声を掛けたのは貴女だ。」
「え!?」
「適齢期外!?」
「おばさん!?」
そう言って、男はリンの前に跪いた。
「わ、私ですか?」
「そう! 貴女です。貴女の御名前は?」
「リ、リンですわ。」
「『リン』。なんて素敵な名前なんだ。ああ! 僕はなんて幸運なんだ。こんな所で女神の生まれ代わりに出逢えるなんて。さあ、僕と一緒に行きましょう。是非とも家族に紹介したいのです。ああ、嫌だけど、従者の3人も付いて来る事を許してやる。ただし、僕達の邪魔にならな……」
「「誰が、」」
「適齢期外だってー!」
「おばさんですかー!」
「ぐはぁっ!!」
アークより連絡事項です。
只今、美少女2人が、1人の男性に対して礼儀作法を説いております。
暫く、お待ちください。
「「ハアハア。」」
「そこの貴方!」
「はい!」
「私達とこの馬鹿はどちらが悪い?」
「勿論、馬鹿である男の方ですっ!」
「よろしい。」
「そこのお姉さん。どっちだと思います?」
「当然。馬鹿な男の方よねぇ。」
「そう! 悪いのは馬鹿な男の方! 異論が有る人は?」
私達を見ている全員(特に男性)が首を横に振る。
やっとスッキリした私とセレスは落ち着いてきて、また、皆と散策を始めた。
勿論、迷惑料、もとい、礼儀作法の教授をしたので授業料として、全所持金を頂いた。
さて、色々と廻り、屋台で買い食いしたりした私達は屋敷に帰る事にした。
翌日
私達は朝食を食べ終わった後、少しのんびりした後、クリス達の店に行った。
「おはよう、クリス。」
「待っていたわよ。補修出来ているわよ、はい。」
「あれ、ファネスとレナードは?」
「ああ、あの2人は急ぎの仕事が入って地下に籠っているわ。悪いけど、今は声を掛けるのは止めてあげてね。」
「分かったわ。それで、何か面白い話は有る?」
「そうね。今、3つ有るわよ。」
「どんな話?」
「1つ目は、甘味処で、馬鹿やった男共が全所持金を没収された挙げ句、衛兵に突き出されたとか。」
「うっ!」
「2つ目は、態度と言葉使いが間違った為にボコボコにされて、これもまた、全所持金を没収されたとか。」
「あ~。」
「何故か、この2つの共通点が多いわよね。人数に外見の特徴とか。」
「えっと。その~。……てへっ。」
「まあ、私は問題にする気は無いわ。」
「ほっ。」
「それで、3つ目なんだけど、もう少ししたら冒険者ギルドに行ってみたら、面白い事が有るかもよ。」
「何が有るの?」
「ソレが冒険者ギルドに届いたのは今日の朝だから、朝の依頼ボードに張り出されていないのよ。だから、早ければもう少ししたら張り出されるんじゃないかしら。」
「分かったわ。冒険者ギルドに行ってみるわ。」
私は補修の代金を払った後、私達は冒険者ギルドに向かう事にした。
勿論、クリスの店で装備したわよ。
冒険者ギルドに到着して、中に入ってみると、騒然としていた。
「もう出た奴らは気の毒になぁ。」
「そうだなぁ。」
「それよか、今、ギルドに居るヤツにコレに行けるヤツ居るのか?」
「まあ、今頃来る奴らは金策なんぞ、どうにでもなる奴らか、金の心配が無い奴らだろうから、そん中に実力が有る奴らが取るんじゃねえか?」
「そうだよなぁ。」
ほう。どんな依頼なんだろうかな?
種類:討伐
依頼元:王都管理所
募集ランク:C以上
依頼内容
王都の東門から馬車で3時間の所の山間の谷にワイバーンの群れを発見。
このワイバーンの群れの討伐を依頼する。
この依頼を受ける者は受付嬢に報告。
報酬
1匹に付き金貨10枚
買取時の状態に因っては追加報酬有り。
フムフム。
これは美味しいわね。
あ、1つ確かめないと。
「セレス。ワイバーンに同族意識みたいなの有る?」
「無いわ。」
「なら、この依頼を受けるわよ。」
「おう。」
「はいですわ。」
「分かったわ。」
「ワイバーン討伐の依頼を受けるわ。」
「畏まりました。ギルドカードをお願いします。……確認しました。ランクも規定を満たしているので受理します。では、ギルドカードをお返しします。」
「別に1パーティーが独占しても良いわよね?」
「問題有りません。今回の依頼にはその様な項目は有りませんから。」
「なら良いわ。金庫の口を開ける準備をよろしくね。」
運良く、近い場所まで行く乗り合い馬車に乗った私達は、依頼の山間の谷に向かっている。
「サラ、討伐するだけなら、簡単だが、何か他の事を考えているだろう?」
「まあ、我に秘策ありよ。」
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




