表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/112

キナ臭い事に……

陰謀の匂いがする。

「あら、ちょうど良かったわ。なら、あなたに色々と話して貰うわよ。」

「ふん。話す訳無かろう。それよりも早く、縄をほどけ! 今なら男を殺し、オレ様の下僕になると誓うなら、命だけは見逃してやる。」

「もう、良いわ。アーク、全部の首を切り落として。」

「分かった。」

「何を言っ……」



 私達は首級を全て集めて専用の袋に入れて、「倉庫」に回収して、残りは土魔法で掘った穴に放り込み埋めた。


「……さて、また馬車を途中下車された恨みは晴らしたし、都市プレジールに向かうわよ。」

「サラ、大丈夫か?」

「アーク。何を言っているのよ。私はあの時、覚悟を決めたのよ!」

「……そうか。分かった。」

「だからって、アーク! 私より先に死ぬのは赦さないわよ!」

「分かっているさ。」

「……サラ様。」

「リン! 貴女もよ!」

「はいですわ!」

「さあ、湿ったい話は終わりよ。」

「おう!」

「はいですわ!」


 さて、対策される前に断罪する為にも、領主の屋敷に向かうわよ。



 私達は都市プレジールに到着して、領主の屋敷が何処か教えて貰い向かった。


「面会の約束は取っているのか?」

「取ってないわ。」

「なら、立ち去れ!」

「だけど、私達は王城からの使いで来たわ。」

「なら、証明する物を出せ!」

「渡す訳にはいかないけど、外見だけは見せるわ。」

「オレでは判断出来ん。」

「なら、判断出来る人を呼びなさいよ。」

「分かった。暫く待て。」


「貴女達ですか、王城からの使いと言うのは?」

「ええ。そうよ。渡す訳にはいかないけど、これがそうよ。」

「……確かに、この封蝋は王城からの……、いや、これは……」

「それ以上、口が滑るとあなたの命がどうなるか分からないわよ。」

「失礼致しました。わたくしはこの都市の領主オルエラン様の執事をしております。名は『ラボル』と申します。

 それでは、領主の下へご案内致します。」

「お願いするわ。」



 執事のラボルの案内で応接室に通された。

 暫く待っていると、執事のラボルと、渋いおじさんが入って来た。

 多分、この人が領主のオルエランだろう。


「待たせてすまない。」

「いえ、此方(こちら)も突然押し掛けて申し訳ありません。」

「わたしに渡す物が有るとか。」

「貴方は誰ですか?」

「失礼。まだ名乗っていなかったな。わたしがこの都市の領主のオルエラン=ジビエ=プレジールだ。一応、伯爵の位を賜っている。」

「私は冒険者のサラと言います。」

「さて、その渡す物を見せてくれないか?」

「その前に、貴方がこの都市の領主である事を証明をして頂けますか?」

「それは何故だ?」

「くれぐれも本人に渡す様に言われておりますので。」

「なら、身分を証明する短剣を見せようか?」

「いえ、信頼される身代わりなら持てる可能性が有りますので、5人程、此所で働くメイドを呼んで頂けますか?」

「……分かった。」



 5分程で応接室に5人のメイドが入って来た。


「それじゃ……」

「お待ち下さい。」

「何だ?」

「私に言わせてください。」

「分かった。」

「では、そこの貴方以外はこの部屋から出ずに、貴女は誰でも良いから、もう1人メイドを呼んで来て頂戴。」

「……」


 指名されたメイドはおろおろしていると、


「彼女の指示に従いなさい。」

「畏まりました。」


 指名されたメイドは、応接室を出ると、


「どういう事だ?」

「口裏を合わせない為です。」

「慎重だね。」

「私達を使いに出した者が、者ですから。」


 2分後に指名されたメイドともう1人のメイドが入って来た。


「では、貴女以外は退出して、仕事を再開してください。」

「彼女に指示に従いなさい。」

「畏まりました。失礼します。」×5


 最初に呼ばれたメイドさん5人は退出して貰った。


「あのう、わたしは何故、呼ばれたのでしょうか?」

「貴女に証言して欲しい事が有って、来て頂きました。」

「大変失礼だと思いますが、貴方は目を(つぶ)るか、(うつむ)いて頂けますか?」

「分かったよ。」


 領主が目を瞑り俯くのを確認すると、


「貴女に質問します。貴女が仕える領主オルエラン様は此処に居ますか?」

「はい。」

「それは、誰ですか? 二本指で指してください。」

「此方に居られるこの方です。」

「ありがとうございます。此方に居られる方が領主オルエラン様だと証明されました。」

「納得して頂けたかな。」

「大変失礼致しました。」

「構わないよ。君もご苦労様。仕事に戻りなさい。」

「畏まりました。失礼します。」


 6人目のメイドさんが退出すると、私は預かった

「手紙」を渡す。


「これがそうだね。確かに王族の封蝋を使っている。」


 領主オルエランが封を破り、手紙を読み始めた。


「なるほど。手紙を読ませて貰ったよ。後で返事の手紙を渡すから、王宮の宰相に渡して欲しい。」

「分かりました。それで、此処に来る途中で盗賊に襲われまして……」

「良く、無事だったね。」

「私には信頼する優秀な仲間が居たので。」

「ふ~ん。それで?」

「盗賊の1人が無視出来ない事を喚いていたので、確認して欲しいのですが宜しいですか?」

「分かった。何処に預けているんだい?」

「出来れば、周りから見えなくて、汚れても良い場所はございますか?」

「……そういう事か。分かった。練武場に行こう。」

「その場に、領主様の姉君もご一緒して欲しいのです。」

「……分かった。そうしよう。」



 私達と領主オルエランと執事のラボルと、着飾った化粧の濃いおばさんが、練武場に集まった。


「わたしをこんな所に呼んで、どういうつもり?」

「皆様に確認して頂きたいのはコレです!」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ