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王族からのお願い。

どんなお願いだろう。

「セリア!?」

「待ってたわ、サラ。」


 応接室に入って来たのは、セリアと専属侍女のマイヤに、宰相……、国の最高内政官、仕事はどうした?


「それで、私達を呼び出して何の用かな?」

「実はね、とある場所に手紙を届けて欲しいのよ。」

「その程度なら、私達に頼まなくても良いんじゃないの?」

「そういう訳にもいかないのよ。」

「セリア様、此所からは私がお話します。」

「宰相……」

「確かに通常ならば、この様な事を国に仕えていないサラ様にお願いするのは筋違いですが、事は緊急を擁しております。ですから、我々としても、心苦しいのですが受けて欲しいのです。」

「分かったわ。その『手紙』は何処に、何時までに届ければ良いの?」

「場所は此所から西に馬車で2日の所の都市プレジールです。そこの領主オルエラン=ジビエ=プレジールにこの『手紙』を直接、手渡して欲しいのです。」

「分かったわ。緊急だって言うのだから、今直ぐに向かうわ。何か気を付けて欲しい事は有る?」

「領主オルエランに直接の手渡しだけは守って頂ければ大丈夫です。」

「分かったわ。早速、向かうけど、道中の費用は後で請求するからね。後、屋敷の連絡をお願いね。」

「分かりました。」

「サラ、気を付けてね。」

「セリア、行ってくるわ。」


 セリアからのお願いだし、宰相からは緊急と言われたお願いだから、急ぐとしますか。



 そういう訳で、乗り合い馬車でプレジール行きに乗って向かうのだけど、その日の宿泊先の町に後30分の所で、盗賊に遭遇する事になった私達は今回は急ぎだから現場の盗賊だけを臨時収入にしたわ。

 町に着いた私達は、明日の出発に関する事を聞いて解散。

 私達は臨時収入を換金する為に、冒険者ギルドに向かう。


「ようこそ。冒険者ギルドへ。ご依頼ですか?」

「いいえ。これを換金して欲しいのよ。」


 私は盗賊の首級と持っていた装備品を出した。


「か、畏まりました。暫くお待ち下さい。」

「受付嬢さんにしてはちょっと動揺していたわね。」

「まだ新人じゃないのか?」

「きっと、そうですわ。」

「お待たせいたしました。懸賞金に指定されていませんでしたので、装備品と合わせて大銀貨5枚になります。」

「分かったわ。」

「では、ギルドカードをお願いします。……はい。手続きが終了しました。ギルドカードをお返しします。此方(こちら)が大銀貨5枚です。お確かめください。」

「確かに。」

「また、お越しくださいませ。」


 私達がギルドを出ようかと移動を開始すると立ちはだかる馬鹿(ゴミ)が居た。


「いつから、此所は託児所になったんだ?」

「それは決まっているわ。あなたみたいなゴミから可憐な私を守る為よ。あなたも早く、ゴブリンのメスに告白しに行ったらどうかしら? まあ、結果は賭けにならないでしょうけどもね。」

「何ぃ! ぶち殺す!」


 絡んできた冒険者が剣を抜いた。


「受付嬢さん、ギルド内での冒険者同士の(いさか)いはどうしているの?」

「攻撃行為を先にした者が責任を負います!」

「アーク、もう良いわよ。」

「おう。」

「ぐふっ!」


 アークがいつも通りに左肘を下から上へ鳩尾(みぞおち)に叩き込んだ。

 そして、武器や装備品に全所持金を回収して、受付嬢さんに銀貨1枚渡して告げる。


「あの馬鹿(ゴミ)に殺されそうになったわ。処理を宜しくね。」

「……はい。」


 受付嬢さんに、装備品等を換金をして貰い、回収。

 さて、今度は邪魔する者が無く、冒険者ギルドを後にして宿屋を探す。

 ちょっと割高だけど、お風呂付きの部屋を借りて、夕食を食べてお風呂で疲れを癒して、就寝。


 翌日


 朝食を済まして、乗り合い馬車に乗って出発する。


 何と無く思っていたけど、やっぱりまた有ったわ。

 都市プレジールまで後、20分の所で私達を指定する様な言い方で止める盗賊(仮)が!

 その数は10人。

 私達は降りて馬車には先に行って貰い、馬車が見えなくなったら……


「アーク、生け捕りね。」

「分かった。」

氷矢(アイスアロー)。」

「ガァッ!」


 私達を囲んだ盗賊(仮)10人を私の魔法で倒した後、アークが手馴れた動作で装備品や全所持金を回収した後、生け捕りにする。


「さて、あなた達にお駄賃をくれる人は誰かな?」

「言う訳無いだろ!」

「別に良いわよ。開いてくれる『口』はまだまだ有るから。」

「改めて聞くわね。お駄賃をくれるのは誰?」

「話す事はねえ! ギャア!」


 私は相手にしていた盗賊の腕に小太刀を刺す。


「もう一度、聞くわ。誰?」

「だから、話す事は……ギャアー!」


 私は小太刀を刺したまま、それをグリグリする。


「だから、知らねえって……」

「もう良いわ。」


 私は相手をしていた盗賊の首を切り落とす。

 次の相手の前に立ち、質問をする。


「あなたは先程の男より誠実よね。話してくれるわよね。」

「あ……そ……ま……」

「もう良いわ。」


 私は話してくれない盗賊の首を切り落とす。


「あなたは大丈夫よね?」

「化け物……」

「あら、失礼ね。」


 私を化け物と言った盗賊の首を切り落とす。


「あなたは……」

「話す。話すから殺さないでくれぇ!」

「なら、話してくれる。」

「話すな! 話したらどうなるか分かっているのか!」

「うるさい。」


 (わめ)く盗賊を猿ぐつわして黙らせる。


「オレ達は、都市プレジールの領主オルエラン=ジビエ=プレジールの姉のマルータ=ジビエ=プレジールに雇われたんだ!」

「うー、うー!」


 猿ぐつわした綺麗な服と盗賊らしからぬ立派な装備品をしている盗賊を話せる様にすると、


「オレ様は、マルータ=ジビエ=プレジールの息子だ。」


暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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