ポーション作り。
過去(?)を精算したサラは、どんなポーションを作るのか?
フォレストタイガーの亜種のお陰で懐がちょっと痛い思いをしたけど、これでやっておかないといけないヤツは終わったわ。
屋敷でポーション作りを頑張るわよー。
心の中で意気込みながら屋敷に帰った私達は自由行動にして、私は屋敷の地下に準備したポーション作成部屋に移動した。
因みにアークは庭で自己鍛練で、リンは何か思い付いたみたいで屋敷の何処かに行った。
「さ~て、久しぶりにポーションを作りますか。」
里に居た時は兎に角、学んで覚えて数をこなして品質を一定水準以上に成る様にしていた。
勿論、最初は失敗ばかりで苦労したわ。
その後、努力が実って普通の店で売っている水準のポーションを作成出来る様になったのよね。
そして、ここまで頑張ったのは「召喚の儀式」の為でもあるし、召喚士以外で食べていける術として学んだ。
……あれから、体力回復のポーションに、解毒のポーションに、麻痺を消すポーションを作成したのだけど、入れる瓶が無くなってしまったわ。
数は体力回復ポーションが20本、解毒のポーションが5本、麻痺を消すポーションが5本。
ぐ~。
お腹空いたわ。
何か食べ物を……って、部屋に冷めても美味しい料理が置いて有る!?
つまり、昼食の時間が過ぎても来ない私に声を掛けに来たけど、集中していたから、この料理を置いていたという事よね……?
……わー、何か恥ずかしい。
そういう時は遠慮せずに声を掛けてよ~。
……折角作ってくれた料理を無駄にする訳にはいかないから食べるけど、この後はどうしようかしら?
とりあえず、整理整頓して、このポーションは屋敷の備品として置いてと……
「サラ様、ポーション作成はもう宜しいのですか?」
「ええ。入れる瓶が無くなってしまったから。」
「そうですか。」
「後、昼食の為に部屋に来たのなら、遠慮は要らないから、気付くまで声を掛けて良いわ。それと、美味しい料理をありがとう。」
「畏まりました。それとサラ様。」
「何?」
「この後はどうされますか?」
「そうね。夕食にはかなり早いし……」
「それでしたら、王都の図書館に行かれては如何ですか?」
「そうね。そうするわ。所で、アークとリンは?」
「今、呼びに行ってますので、暫くお待ち下さい。」
「サラ、待たせたな。」
「サラ様、お待たせいたしました。」
「アークは分かるとして、リンは何をしていたの?」
「サラ様、はいですわ。」
「この羽根は?」
「私の羽根ですわ。私達不死鳥の羽根は装備品等に色々と使えますから、どうぞ、装備品の素材として使ってくださいですわ。」
「いいの? それに身体を痛めていない?」
「大丈夫ですわ。回復魔法とかでも元通りになりますし、2、3日もあれば、生えてきますわ。」
「分かったわ。今回は受け取るけど二度としないで!」
「……サラ様。承知しましたわ。」
「なら、まだ間に合うと思うから、先ずはクリス達の店に行ってから、王都の図書館に行くわよ。」
「分かった。」
「はいですわ。」
こうして、私達はクリス達の店に行って羽根を渡すんだけど、従魔のモノを使うのは良くないぞと小言を言われたけど、私の責任だから甘んじて小言を受け入れたわ。
ただ、リンが申し訳なさそうな顔をしていたけど。
「さて、気分を変えて図書館に行くわよ。」
「おう。」
「はいですわ。」
「森を歩けばゴブリンに遭遇する」と言う言葉が有るけど、何故、私達は一部の冒険者と遭遇するのかしら?
「おい! そこの3人。……ガキは消えろ。女はオレの相手をしろ。 ヒック。」
「どうする、サラ?」
「流石に此所で暴れると怒られるから、無視しましょう。」
「分かった。」
「はいですわ。」
「おい、待てよ!」
「無視よ。」
何とか、酔っ払いの冒険者を躱して、図書館に到着した私達は、中に入る事にした。
入口で説明を聞いて、補償金銀貨9枚渡す。
これは中で蔵書を破損した場合の弁償金になって、何も無ければ銀貨6枚帰ってくるようになっている。
本って高級品だからしょうがないわ。
私が読みたいのは、周辺の国々やその内情、要するに特産品とか、武器等の特徴とかね。
クリス達に参考になる様な情報なら教えてあげたいしね。
実際に行ってみないと分からない事も有るだろうし。
こうして、時間一杯情報収集した私と隅で寝ていたアークを起こして、魔法関連を読書していたリンを引っ張って図書館を出た。
勿論、リンが読んでいた蔵書はきちんと片付けたわよ。
そういうのはきちんとするのよ、私は!
帰り道に酔っ払い冒険者と遭遇する事無く、屋敷に到着した私達は夕食を頂き、お風呂に入って、少しのんびりして就寝した。
明日は王城に行かないといけない。
何か、手紙が来ていたから。
内容は分からない。
だって、内容は王宮で話すと書いてあるもん。
翌日
少し早めに朝食を食べ終わると、王宮からの馬車が来た。
カッポカッポと馬車に乗った私達は王城に到着した後、メイドさんの案内の下、王宮を目指した。
メイドさんの指示で見た事の有る応接室で待っていると、いつものメンバーが入ってきた。
「サラ、待ってたわ。」
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




