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フォレストタイガー(亜種)の討伐。

サラ達は、フォレストタイガー(亜種)を討伐出来るのか?

それよりも、旨いのか?

「え~と、『飛翔の剣』とやらの連中が来た方向が此方(こちら)だから……」

「……どうだ、サラ?」

「あ、反応が有るわよ。多分、これがそうだわ。」

「良し、行こう!」

「はいですわ!」


 私達は「飛翔の剣」が来た方向から、大きな反応が有る事から、それがフォレストタイガーだと思い、そちらに向かった。


 暫く進むと、スキルなんか使わなくても判る程の存在感を何者かが出していた。

 慎重に確認すると、若干だけど私が知っているフォレストタイガーでは無かったから、これが「亜種」だろうと思ったわ。


「それじゃあ、最初はアークが突撃して、亜種の戦力を見極めてから、仕止めに行くわよ!」

「おう!」

「リンは、最初の内は氷系の魔法で対処してね。」

「はいですわ。」

「じゃあ、行くわよ!」


「ガアアアアーーー!」


 飛翔の剣が言ってた通り、最低でも討伐ランク「B」以上になっているフォレストタイガーは手強かった。


「流石は『亜種』だわ。手強いわね。アーク!」

「おう!」

封印解除(リベレイション)!」

「アーク! 足は折っても良いけれど、腹には打撃禁止よ。もしも、食べれる場合は内臓破裂すると、肉が不味くなる可能性が有るわ!」

「分かった。なら、鬼角顕現。行くぜ!」


 やっぱり聞こえてくる。

 アークの拳がモンスターに衝突する時の重低音な衝撃波と爆音。

 一撃一撃が、フォレストタイガーの足を折っていく。


「止めだ! 覚醒しろ、『緋桜(ヒオウ)』!」


 ザン!!!


 見事にアークは、一撃でフォレストタイガーの首を切り落とした。


封印縛(セシル)。」

「凄かったですわ、アーク。」

「どうだ!」

「ええ。見事な戦い振りだわ。これで、皮が素材として使えるし、内臓破裂もしてない筈だから、肉も大丈夫な筈よ。」

「良し、解体しようぜ。」

「勿論よ。」

「わたしにお任せですわ。」

「なら、リン。宜しくね。」



 15分後に、解体は終了して、「皮」と「爪」と「牙」は「倉庫」に回収して、いよいよお待ちかねのフォレストタイガーの試食よ。


 ジュ~。


 美味しそうな焼き音を立てながら、フォレストタイガーの肉が焼けていく。

 念の為にアークが毒味する。


「旨い!」

「なら! どんどん焼くわよ。」


 結構食べる私達は食用に切り分けた肉を1/3を食べた後は、「倉庫」に仕舞い、後片付けを済まして帰ろうかと思っていたら、森の奥から更にフォレストタイガーより大きな反応が出た。

 私の探知系スキルの範囲外から入って来たモンスターを無視する事が出来ず、確認する為に移動した。


 探知系スキルを頼りに向かうと、オークを踊り食いするサイクロプスが居た!?

 ……デカッ!!


「どうする?」

「勿論、討伐しようぜ。」

「全く、アークは少し落ち着いたどうですか?」

「そういうリンも、気持ちが前のめり気味だぜ。」

「「サラ!!」」

「分かったわよ。殺るわよ。」

「それでこそだ、サラ!」

「はいですわ!」

「アークは最初から『戦って』!」

「応う!」

「リンは、肘、膝、喉、目玉の急所狙いで!」

「お任せですわ。」

「良し、行くわよ。封印解除(リベレイション)!」

「鬼角顕現。覚醒しろ、『緋桜(ヒオウ)』!」

炎乃矢(フレイムアロー)、六連!」

「ガアアアアーーー!!!」

「今よ、アーク!」

「雄おおおー! くたばれ!!」


 ザン!!!


 姿を見失う程の速さで動き、一瞬でサイクロプスの背後に廻り、アークは首を一撃で切り落とした。

 フォレストタイガーと同じ(しと)め方だけど、この方法が一番高く売れるのよね。


封印縛(セシル)。流石はアークね。あのサイクロプスを一撃で首を切り落とすなんて。

 そして、幾ら(まと)が大きいからと言っても、要求した箇所に見事に魔法攻撃を当てたリンの技量も素晴らしいわ。」

「まあな。」

「この程度は対した事無いですわ。」

「2人共、凄いわよ。」


 私は平等に2人の頭をナデナデした。

 拒絶しないけど仏頂面のアークと、


「……」


 蕩けた顔のリン。


「フニャアー。」


 5分くらい2人の頭をナデナデした後は、サイクロプスを「倉庫」に仕舞い、私達は王都に帰る事にした。



 途中の手ぶらは良くない為に帰り道で発見した薬草は採取しながら、王都に到着してクリス達の店に向かった。


「クリス、ちょっとファネスの店に来て欲しいの。」

「分かったわ。ちょっと店を出るわね。」

「はい。クリス店長。」

「サラ、何が有ったの?」

「ファネスの店に着いてからのお楽しみよ。」

「ファネス、居る?」

「サラ。どうしたの? またクリスと一緒に?」

「面白い素材が手に入ったから持って来たのよ。」

「サラ。それよりも、その()は誰?」

「ん~。説明を2度するのは面倒だから、レナードも呼びましょう。」


 こうして、私達はレナードを呼んで、ファネスの地下に有る素材置き場に居る。


「思っていた以上に広いわね。」

「そりゃあ、3つの店の共同だからな。」

「そうなんだぁ。」

「もう、サラ。焦らさないで教えてよ。」

「分かったわ、クリス。この()の名前は『リン』と言って私の従魔よ。」

「サラ、只の魔獣じゃあないわよね?」

「何処で出会ったかは言えないけど、種族はね……」

「種族は?」×3

「種族は、『不死鳥(フェニックス)』よ!」

「えええー!?」



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