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新たな従魔「リン」の実力は?

同名なのは、とある原作者へのリスペクトの思いからです。

 王都への帰り道に、新しく従魔になったリンの実力を確認する事にした。


 リンはどうやら、魔法使い系で更に、種族が不死鳥(フェニックス)だからか、火炎系が得意みたいね。

 一応、炎系魔鳥の不死鳥(フェニックス)だけど、他の属性魔法を全く使えない訳では無く得意では無いけど、生活魔法なら余裕らしい。

 そんで、他の属性魔法なら、初級の攻撃魔法なら使えるとの事で、種族的にも得意な火炎系魔法なら、既に上級まで使えるとか。

 これは使えるわ。

 良い買い物……ではなく、良い従魔と契約が出来たわ。


 帰りの途中で、ゴブリンの集落を発見したので、リンに潰して貰う事にしたわ。

 勿論、ハンデを付けてね。

 内容は、基本的に使う魔法は初級まで、中級は5発までで、極力、自然破壊しないという条件を付けたら、中級すら使う事なく、ゴブリンを全滅させたわ。

 どうやら、リンは種族的にも火炎系魔法が得意だけども、更にリンは技巧派の様ね。

 大変良く出来たので、頭をナデナデしたら、目を細めてされるがままだった。

 頭ナデナデは嬉しいみたいね。

 なら、褒める時は頭ナデナデをしてあげるね。


 寄り道して帰ったから何時もより到着が遅れたわ。

 とりあえず、冒険者ギルドに行って依頼達成の報告と手続きを済ませて、リンの冒険者登録を済ます。

 勿論、召喚士特例でリンのランクは私達と同じくCランクになる。


 換金して貰う為に解体場に行き、ドサドサドサーとモンスターを出して、支払い等は明日以降にして貰って冒険者ギルドを後にした。


 屋敷に到着すると、リンが一言「私の家より大きい。」と言っていたから、リンの生家もそれなりのお家みたいね。


「ただいま。」

「お帰りなさいませ。サラ様。アーク様。」

「皆に紹介するわ。名前は『リン』で私の大切な仲間よ。よろしくね。」

「皆様、『リン』と申しますわ。よろしくお願いしますわ。」

「執事のナシオナルと申します。リン様、よろしくお願いいたします。」

「ナシオナルさん。よろしくお願いしますわ。」

「お腹空いたから、夕食お願いね。」

「畏まりました。」

「リン。待っている間に、リンの部屋を決めるわよ。」

「はいですわ。」


 リンの部屋は私の右隣りに決定した。


 夕食になり、皆で食べているけど、リンはかなりお行儀良く食べている。

 これなら、何処で食事しようとリンが恥を掻かなくてもすみそうだわ。


 この後、お風呂に入って、少しリンとお話しをして就寝した。



 翌日


「おはようございます。サラ様。アーク様。リン様。」

「おはよう。ナシオナル。」

「サラ様。今日のご予定は?」

「特には決まってないけど、冒険者ギルドに行って、美味しい依頼が無ければ、外に出てモンスターを討伐しながら、皆との連携の確認かな。」

「承知しました。」


 私達は朝食を済ました後、ちょっとのんびりしてから冒険者ギルドに向かった。

 え!?

 何故、直ぐに移動しないかって?

 朝食後に直ぐに移動したら、消化に悪いでしょう。

 私は麗らかな清い乙女なんだから。

 ……こら、アーク! 肩を揺らして笑いを堪えない!

 ……リン。 大切な何かを失った人を見るような顔をしないでよ。

 ほら、2人共行くわよ。



 冒険者ギルドに到着した私達は、前日までの未払いのオークの討伐報酬総額金貨4枚を換金して、ジェネラルとキングの魔石を回収して、依頼ボードを確認したが、特に美味しい依頼が無かったから、外に出てモンスターを討伐する事にした。


「やっぱり、私が探索してアークが攻撃する事でモンスターの突撃を防ぎつつ、私とリンであぶれた奴を殲滅するのが良いわね。」

「そうだな。」

「はいですわ。」

「それにしても、リンの魔法は凄いわね。あれ程の精密な魔法攻撃なんて初めて見たわ。」

「それ程でも~。」


 リンも満更でもないようで、頭ナデナデすると、ふやけた顔を出す。


 さて、薬草採取やモンスター討伐をしてきたけど、お昼以降はどうしようかしら。

 私は皆と昼食を食べて、午後からの予定を思案していると、奥から、見知らぬ冒険者パーティーが飛び出して来た!?

 パーティー構成は男2の女2で、前衛男2の女1で、後衛女1って所かな。


「おい! あんたらも逃げた方が良いぞ。」

「どういう事よ?」

「おれ等は冒険者ランクCの『飛翔の剣』だが、依頼でこの奥にいる討伐ランクCの『フォレストタイガー』の討伐に向かったんだが、通常種じゃなく『亜種』だった! 通常種じゃなく『亜種』だと、それだけで討伐ランクが『C』から『B』になる! あんたらも逃げた方が良いぞ!」


 私達に言う事を言って、飛翔の剣は王都へ逃げて行った。

 まあ、何も言わずに私達にそのフォレストタイガーを擦り付けずに逃げ去るよりかはマシだけど、どうしようかしら?


 私がアークを見ると、


「サラ。そのフォレストタイガーは旨いのか?」

「知らないわ。ただ……」

「ただ?」

「食べられるモンスターって、討伐ランクが高ければ高い程、美味しいのよね。」

「なら、決まりだな。」

「はいですわ。ジュルリ……」

「それじゃあ、表向きはフォレストタイガーに上手く誘導されて、森の奥に行ってしまったけど、何とか討伐出来たという事にするわよ。」

「おう!」

「はいですわ。」


 こうして、美味しいかも知れない食材を取りに私達は森の奥に向かった。




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