ひきだしに届いた手紙 八通目
淡い青緑色で、いくつかの記号が連なって縁どられたレターセットに書かれた手紙。
一枚の転写が添えてある。
宝石箱の向こうの貴方へ
お返事有り難うございます。
試験お疲れ様。最低限、追試になる様な結果が無ければ充分だと思うよ。
結果も、良いものが出ると良いね。残ってる分も、良い結果が出せます様に。
ボクの試験のことも、心配してくれて有り難う。でも、まだもう少し先なので、何時も通りコツコツ勉強しています。
えへへ、先輩は素敵なんです。これからも、色々本のおススメとか訊いて行きます。
例のクラスメイトから無事に本を借りたということですね。面白い本だそうで、良かったね。本の好みの相性が良い友達って、大事だよね。
貴方がススメた本も、気にいってもらえたら良いね。
ボクの方は休日に、前に言っていた寄せ植えを作ってみました。
オレンジ色のキンセンカをメインに、白いデイジーと、黄色いビオラやプリムラ・ジュリアン。
作り方を見ると、色は三色に抑えた方がまとまりが出るってことだったので、近い色味で作りました。
転写を手紙と一緒に入れておきます、どうかな?
やってみて楽しかったから、もう一つまた今度作ってみようと思います。
後、部活で植えていた菊、ついに発芽しました!
やっぱり発芽してからの方が、育ててても張り合いがあるな。発芽前は、土しか見えないから、ちゃんと育ってるか解からないからね。
発芽前は、ちゃんと育ってくれているか、失敗して種が死んじゃってないか解からないので、無事に発芽してくれるまでは、何回やっても不安になっちゃいます。
もちろん、発芽した後に元気が無くなることもあるので、きちんと様子を確認しながら世話をする必要があるんだけど、それは目に見えるから、やっぱり発芽前より気は楽なんだよね。
とにかく、こうしてきちんと発芽してくれたから、綺麗に花が咲く様に気合いを入れて世話をしていきます。
また、その様子も報告するね。
お返事待ってます。
宝石箱のこちらから




