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「少ーしくだいて、心くだけて」

作者: 詩織




「ねえ?」



「ん?」



「雨を表す言葉は、日本だけなのかしら…」



「……考えたこともなかったけど、どうなのかなあ」



「しとしと、ぽつぽつ、ぱらぱら、って外国だとなんていうのかしらねぇ」



「(笑)検索してみたら?」



「(笑)あっ、そうかあ~」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





雨音を聴きながら



テーブルには旬の花を飾る。



花は定番の紫陽花でもよいけれど



庭で摘んだ山梔子くちなしの香りを食卓にあげる。



匂いのきつい花は食卓には向かないと言うけれど



雨の匂いに山梔子の香りが、しっとり溶けて



ほどよく冷えた酒に入梅の風情をより醸し出す。





「ねぇ、今夜は酔ってもいいかしら…」



「(笑)もちろん!」






旧暦の6月末に半年分の汚れを落とす「夏越の祓」(なごしのはらえ)という行事があります。


神社の境内では、チガヤという草で編んだ輪の中を、


「水無月の夏越の祓をする人は、千歳ちとせに命延ぶというなり」と唱えながら八の字を書くように三度くぐり抜ける行事が行われます。


これを「茅の輪くぐり」といいます。


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― 新着の感想 ―
[良い点] するのてきですね。季節を愉しむゆとりが好きです。
2019/10/08 16:07 退会済み
管理
[一言] 詩織さんの豊かな語彙や感性に心惹かれます。 趣きのある作品を、これから、ぼちぼちと味わせていただけたら嬉しいですm(_ _)m
[良い点]  クチナシ。  私にとっては思い出のある花です。  京都を旅行した時。  平等院鳳凰堂の敷地に咲くクチナシの花びらをちぎって、手のひらにこすりつけたことがあります。  理由はのちほど。  …
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