4 文化祭実行委員
ゆんちゃんツンデレ設定だがツンデレって何。
うまく書けない……。
「文化祭実行委員?」
「うん、高校生活で何か記念になることしたくて立候補しちゃった」
「ふーん、物好きだね。面倒臭そうなのに」
姉が高校の文化祭実行委員に自らなったと聞いて、僕は内心僕もなっとけば良かったと思った。
だがもう遅い。
うちのクラスももう決まってしまってるのだから。
ちなみにうちのクラスは王子様こと、翼がなった。
女子の熱烈な支持を受けるという、立候補ではなく推薦という形だったが。
「僕、そんな話聞いたことなかったけど」
聞いてたら僕も立候補したのに。
誰が何と言おうと。
「うん、言ってないよー。だって、その場で、やってみたいかなーって思ったんだもの」
「……衝動的だね」
「えへへー、そっかなー」
「褒めてないから」
照れる姉に、僕はまあ決まったものは仕方ないか、と思った。
ここが、ある意味分岐点だったのだろう。
「うー、文化祭実行委員って、結構大変~」
姉はこのごろだいぶお疲れのようだった。
もともとあまり要領のよくない人だ。
無理をしないか、心配だった。
今回は部外者ということで、そばでフォローしてやることもできないのだし。
「姉さんの出来ることなんてたかが知れてるんだから、いい加減にしておけば?」
「駄目だよ、なったからにはきちんとしないと!」
机にぐったりうつぶせになっていた姉は、がばりと起き上がると、両手をぐっとにぎってそう言った。
ああ、可愛い。
なんでこの人、こんなに可愛いんだろう。
「それにね」
姉は嬉しそうに言った。
「文化祭実行委員長が、とっても優しくていい人なの。励まされると、私も頑張らないとって思うの」
「……ふーん、どんな人? 僕も知ってる?」
僕の質問に、姉はこてりと首を傾げた。
「うーん……、どうだろ~。二年生だしねえ。ゆんちゃん、知ってるのかなあ。クラスは私の隣のクラスの男の子だよ。穏やかでねー、全然怒らないの。優しくて、みんなによく気を配るいい人だよー」
「……ふーん」
正直、姉から特定の男子のことを耳にするのは滅多にない。
しかも、その内容がずいぶんな好印象。
……嫌な、予感がした。
ヤンデレのが書きやすい……。




