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セシリアの花が咲く  作者: 灰色の王
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第0話『聖女は学園に招かれる』

『猊下の妻がオレで良いんですか』の舞台になるゲーム『セシリアの花が咲く』の一部シナリオです。

『セシ咲く』では舞台の世界観の補足などをして、『猊妻(ししつま)』をサポートする作品にしたいと思っています。もちろん、単品でも楽しめる作品になるよう、並行して頑張って書きたいです。

よろしくお願いします。

 この世界には7つの種族のヒトが存在する。

 人間(ヒューマン)

 森人(エルフ)

 小人(ドワーフ)

 獣人(セリアン)

 擬人(ノイド)

 聖人(スピリッツ)

 巨人(ギガント)


 人工の割合は全体を10として、

 人間(ヒューマン)が3、

 森人(エルフ)0.7、

 小人(ドワーフ)1.3、

 獣人(セリアン)2.5、

 擬人(ノイド)2、

 聖人(スピリッツ)0.3、

 巨人(ギガント)0.2。


 それぞれは以下のような国を拠点とする。

 人間(ヒューマン)がエトワテーレ王国、

 森人(エルフ)がグリンミア王国、

 小人(ドワーフ)がカザドゥム連合国、

 獣人(セリアン)がウヴェリア王朝、

 擬人(ノイド)がマキナ王国、

 聖人(スピリッツ)が神聖イブリー帝国、

 巨人(ギガント)は疎。


 原則として、人間(ヒューマン)森人(エルフ)小人(ドワーフ)獣人(セリアン)擬人(ノイド)は、《固有能力(インヒアレントスキル)》を持つ者をリーダーとする。

 また、聖人(スピリッツ)は神の御使いによって選ばれた者を教皇とする。



 貴女はこのような世界で、聖女として生きるのです。







 ガタガタと揺れる馬車の中で、少女は緊張に襲われて俯いていた。▼


「もう少しで目的地に到着しますわ。もう、そんなに怯えないで。貴女は招かれた生徒なのですから」▼


 少女は目の前に座るふわふわしたキャラメル色の髪とエメラルドグリーンの瞳が特徴的な、同年代の貴族の少女に目を向ける。▼


「学院での名乗り方は覚えてらっしゃって?」▼


 〈名前を入力しましょう〉

「セシリア・フランソワ・テレズ」


「そう。貴女はセシリア・フランソワ・テレズ。聖女として5種族の《特殊能力(ユニークスキル)》を習得するため、魔術とは何かを学びに来た者」▼


 貴族の少女が丁寧に説明をする。▼


「リベラル・ロゼ魔術学院は、人間(ヒューマン)森人(エルフ)小人(ドワーフ)獣人(セリアン)擬人(ノイド)、この5種族のヒトが通う世界最大の学舎。魔術の基礎から応用まで、様々なことが学べる場所です」▼


「貴女は聖女の力を覚醒させるため、魔術を基礎から学ばなければなりません。また、《固有能力(インヒアレントスキル)》についても知恵を持たなければなりません。ここまでは宜しくて?」▼


 そう、セシリアは聖女であり、聖人(スピリッツ)聖ミスランⅠ世教皇の推薦で、今日からリベラル・ロゼ魔術学院に入学する少女だ。▼


 聖女として魔術について学び、その力を覚醒するため、各種族のリーダーが持つ種族の力、《固有能力(インヒアレントスキル)》についても勉強しなければならない。▼


「《固有能力(インヒアレントスキル)》を学ぶには各種族の第一王位継承者たちと共に特別講義を履修しなければなりません。気が引けるかもしれませんが、頑張ってください」▼


「初回だけですが、後見人として(わたくし)も参加しますから、安心してください」▼

 

 両親がいないセシリアの身分は、エトワテーレ王国のポモルスカ公爵家が保証することとなっている。そのため、ポモルスカ家は後見人であり、学院内では目の前にいる彼女、エリザベート・フォン・ポモルスカが面倒を見てくれる。▼


 

 貴族のご令嬢様にご面倒をかけてしまい、すみません。


「あら、気にすることではありませんのよ。私が自ら面倒を見たいと名乗り出たことですから」


 

「学院ではどうぞ、困ったことがあったらなんでも相談してくださいね」▼


 


 さあ、これから貴女の素敵な学園生活(こいものがたり)が始まります。▼

次回⇨序章【聖女は7つの徳を得る】第1話『聖女と5人の王子』


更新:2024/9/14(内容の変更)

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