表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/29

8月3日-1

朝、とても憂鬱になりながら目覚めた。

あー…少し肌荒れちゃったな…

昨日の夜、志穂はヤンキー達に顔に散々落書きされ、真っ白にされた。そのため肌が乾燥して荒れてしまったのだ。

今日バイトあるのに、こんなところにも影響が出るなんて最悪…

気分が落ちてしまった。


そんな時、ヤンキー達からLINEが来た。

「今日の命令!

奴隷ちゃん用の新しい衣装をポストに入れておいたよん!これを着て外に出てね!ちなみに下着は禁止っ!❤️ただ〜、流石に可哀想だから、上に1枚だけ何か羽織ってもいいよ。優しいよね!

これだけ優しくしてあげるんだから、ちゃんと約束は守るように!

あ、そうそう!バイト終わり迎えにいくねっ!会う時は昨日プレゼントした鼻フックを付けてくるように!」

また何か着させられる…

恐怖心でいっぱいのためポストを見たくない。さらに、バイト終わり迎えにくるというのだ。

昨日遊んだ時に、今日バイトあることを伝えちゃったからな…

志穂は後悔した。

そして、ポストを覗くと中には真っ白の全身タイツが入っていた。

「え、これ、、着るの??これって芸人さんとかが着てるやつだよね…??」

思わず声が出てしまった。

でも逃げるわけにはいかない。もし逃げてしまったらこれまでの醜態が世に晒されてしまう…

名前も年齢も住所も知られてしまっている限り、従うしかなかった。

下着を全て脱いで、全身タイツを着た。かなりピッタリであった。また、色が白ということもありやはり透けて見える。股間は黒い毛が透けてみえ、胸はピンクの乳首がかすかに見える。

全身を鏡で見ると、恥ずかしさのあまりしゃがみ込んでしまった。

これで外に出るの?…いやいや無理だって…流石に…

超ミニスカートのSM女王のような格好をさせられたり鼻フックを付けられたりしてきた志穂だったが、ここまで体のラインが見えて、全身透けてる白の全身タイツは格段に恥ずかしかった。

ただ、1枚何かを羽織って良いと記載があったことが救いで、真夏で暑かったが薄手のコートを着ることにした。前を閉めて着ると、ただ白のタイツを履いているように見えた。また、全身タイツにはフードが付いていたが、これを被ると本当に滑稽になってしまうので、被らないでおいた。

これならまだいけるかな…

そう思い、命令に書いてあった鼻フックも持ち、バイト先に向かった。

バイト先に向かう途中は真夏なのにコートを着ているということで不思議そうに見られたが、そこまでの羞恥心は無かった。

また、向かう途中、裕翔から

「ヤンキー達から何もされてない?大丈夫そう?」

とLINEがきたが、心配させないためにも

「大丈夫!心配してくれてありがとうね!早く怪我治して会おうね!大好きだよ!」

と返信した。

裕翔からも

「うん、安静にしていて、動かなければもう痛くない!あと1週間くらいで会えるかな!俺も大好きだよ!」

とLINEが来た。そんな返信を見て、こんな全身タイツをノーパン・ノーブラで着てることや鼻フックを付けたこと、顔を白く塗られて落書きされたことなどを知られても好きでいてくれるのかな…と考えてしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ