地獄の始まり-2
志穂と裕翔、そしてヤンキー達は志穂の家へ向かった。その際、1人に裸を見られたが、なんとか、家まで辿りついた。
家に入るやいなや、ヤンキー達は志穂にガムテープを取ってくるように言った。
ガムテープをヤンキー渡すと、裕翔の腕と足に巻きつけ、手足を拘束した。
そして、思いっきり地面に転ばせた。
「痛い!!!」
手足を拘束されてるため、受け身を取れず顔面から倒れてしまった。
「きゃ、何するの!本当に勘弁してください…お金は全て持って行っていいので帰って!」
志穂がそういうと、ヤンキーは
「そうはいかねぇな。まだお金が足りねぇ。しかもお前らさっき盾ついたろ?俺らはお前らで遊ぶって決めたんだよ。さぁ次は彼女の番だ。脱げ。」
裕翔は
「ダメだ。そんなことしなくていい。。」
と言ったが、ヤンキー達は
「黙れ!このクソが!」
と言い、何度も裕翔を蹴った。
「やめて!!お願い!!!そんなに殴ったら裕翔が…」
志穂が叫ぶと、
「お前が脱いだらやめてやるよ。」
とヤンキー達は言った。
志穂はTシャツにロングスカートを着ていた。
しぶしぶ、Tシャツを脱ぎ、ロングスカートに手をかけた。
ヤンキー達は早く脱げと言わんばかりに志穂を見つめる。
なかなか脱げずにいると、男達は裕翔への蹴りを再開した。
「うっ…だめだ。脱がなくていい…」
裕翔は限界そうだが、志穂にそう言った。
ただ、志穂は裕翔の姿に我慢ならず、いよいよスカートを脱いだ。
「ひゅう!!!!綺麗な足してるんじゃん。お姉さん。」
男達はそう言った。
志穂は上はブラとキャミソール、下はパンツとストッキングになった。
女はまじまじと眺め、胸を触った。
「お!こいつ意外と胸あるぞ!」
そう言うと、男達も次々と志穂の胸を揉んだ。
志穂は抵抗するが、5人には到底敵わない。
「やめろ!!!!」
裕翔が叫ぶが、ヤンキー達に蹴られてしまう。
「おねぇさんの胸はピチピチで気持ちいいなぁ。恨むなら守ってくれない彼氏を恨みな(笑)」
そう言いながらひとしきり胸を触ったら、ヤンキー達は
「ほら、まだ残ってるよ?次はキャミソールかな?」
と笑みを浮かべながら言った。
志穂はもう既に恥ずかしさと怒りで限界だったが、逆らうとまた裕翔が痛い目に遭うので半泣きになりながら脱いだ。
そして、次にストッキングも脱ぎ、下着だけとなった。下着は可愛い白色だった。
すると女は
「てかさ、この季節にストッキングって暑くない?もう7月だよ?めっちゃ蒸れてるんじゃね?(笑)」
と言った。
志穂は少しでも肌を綺麗に見せようと、ストッキングを夏でも履いていたのだ。
「匂い嗅いでみようぜ、!!」
志穂は下着のみの格好でヤンキー達に囲まれている。そんな志穂を横目に男達は匂いを嗅いだ。
「くっさ!!!(笑)」
男達は笑った。そりゃ1日中、真夏の中履いたストッキングだ。汗はかく。しかしそれを人に嗅がれるとは思っていなかった。
志穂が顔を赤くしてると
「こんなクセェのよく履けるな。お前、どんだけ臭いか分かってるか?」
そう男は言い、そのストッキングをなんと志穂の顔に被せた。
志穂は抵抗し、ストッキングを取ろうとするが、すぐに手を抑えられてしまった。
そして、
「つま先の方が臭いからな!」
そう言うと、男達は志穂に被せたストッキングを思いっきり引っ張った。
「やめぇてぇぇ、、おねぇがぁい、、」
ストッキングを被されてうまく喋ることができない。
しかし、男達はどんどんストッキングを引っ張っていき、志穂の顔がみるみる変形していく。
ヤンキー達は大爆笑だ。
「ブサイクだなぁー!(笑)こんな姿を彼氏に見られてどんな気分だー?(笑)」
裕翔はそれを見て、やめるようヤンキー達に言うが、うるさいと何度も蹴られ、しまいには口にもガムテープを貼られ何も言えなくなってしまった。
裕翔は変形し切った志穂の顔を見て、何もできない自分を惨めに思い申し訳ない気持ちと共に、ヤンキー達に怒りを感じていた。
白の可愛い下着をつけた志穂はストッキングを被され、惨めな顔になっていた。
頬の肉は垂れ下がり、目尻も下がり切っていた。その姿を見て男たちは大爆笑している。
「臭いか??」
女が聞くと
「くしゃいですぅ、。」
志穂が答えた。
正直恥ずかしすぎて匂いなど分からなかったがもう抵抗できず、そう答えるしかなかった。
そして、被されたストッキングを何度も上下に引っ張られ、豚鼻にさせられたり、唇を捲られたり、、散々変顔をさせられた。
豚鼻になった時にはスマホのライトで鼻の中を照らされ、裕翔の前まで連れて行かされ、裕翔に鼻毛の観察をさせた。そして、彼女が可愛いか聞かれたら裕翔は頷くしかなかった。その姿を見てヤンキー達はまた大はしゃぎだ。
「こんな顔になった彼女さんも可愛いだとよ!(笑)俺だったら死んでもこんな顔のやつと付き合いたくねーな(笑)」
さらには、鏡の前に志穂を連れて行き、自分の顔を見るよう、ヤンキー達は志穂に言った。
「。。。やだ、、」
鏡に映る自分の顔は自分の顔ではなかった。
目は釣り上げられ、鼻は上を向き、穴の中が丸見えだった。唇も吊り上げられ、こんな姿を裕翔に見られたと思うと、恥ずかしくてたまらない。
そして、ヤンキー達にこの姿を見られ、笑われている状況もさらに羞恥心を増加させた。
これまで女友達とプリクラを撮る時でさえ変顔に抵抗を覚えていた志穂はとても恥ずかしく、顔が真っ赤になっていた。
その後下着は女に強制的に脱がされ、裸にストッキングだけ被っている意味の分からない姿にさせられた。志穂はずっと胸と股間を手で隠していた。そして、ストッキング越しなので、はっきりとは分からないが涙が流れているように見えた。
そんな姿を見て助けられずにいた裕翔は本当に惨めな思いだった。
そんな時
「そうだ!写真撮ろう!その顔なら誰かもわからないしいいだろ?俺優しいな」
男が言った。
すると他の男女はノリノリでスマホを構えた。
志穂は流石に裸を取られることに抵抗を覚え、しゃがみ込んだ。
すると、ヤンキー達は
「手を横に、まっすぐ立て…さもないと彼氏の顔も変形する程、殴るぞ?」
散々お腹を蹴られ、限界を迎えている裕翔の顔をさらに殴ると言うのだ。
志穂は泣きながら立ち上がり、胸と股間を抑えている手をどけた。
ヤンキー達は大笑いし、
「あそこの毛、めっちゃはえてるじゃねーか!!てか、胸はやっぱりでかいな。いい胸してる!」
と大はしゃぎした。そして、胸のサイズを聞かれた志穂は
「Dですぅ…」
と小声で答えた。
そして、裸で顔にストッキングだけ被った状態の志穂を何枚もヤンキー達が写真を撮った。
中にはボコボコに蹴られ、裸で手足と口をガムテープで縛られた彼氏とツーショットの写真もある。
「カップルでなにしてんだよ〜(笑)」
ヤンキー達は嘲笑った。
そして、ヤンキー達は2人の学生証を持ってこさせ、2人のおでこに学生証をセロテープで貼った。もちろん、志穂はストッキングの上からである。
「お前ら、どこの誰だか写真だけじゃわからないだろ?学生証と一緒に写真撮らせろ。これからたくさん可愛がってあげるためにな」
そう男はいい、その姿も写真に収めた。
志穂は抵抗したが、手足を抑えられ、結局写真を撮られてしまった。
胸も股間もちゃんと写っている。そして、もはや自分のでは無いくらい変形した顔も。
ただ、学生証も一緒なので、この写真を拡散されてしまったら、、そう思うと怖かった。
そんなことをしてると、ヤンキーの男の1人の電話が鳴った。
「あ、そろそろいかねぇとか。もう1時か、」
といい、ヤンキー達は帰るようだった。
やっと終わった…
志穂も裕翔も内心そう思った。しかし、そんな安堵はすぐ消えた。
「よしお前ら、今日はもういいぞ。だがな、31000円分まだ返してもらってない。だからそうだな、後31日俺たちを楽しませろ!そしたら許してやる。俺らに逆らったら、分かってるな?今日撮った写真、公開してやるからな?」
そうだ、志穂はストッキングを被され顔がわからないが学生証もう写っている写真がある。裕翔に関しては顔がよく分かる。
あの写真が世の中にばら撒かれたら、名前も生年月日も通っている大学も、、そしてこんな惨めな姿も広まってしまう…そう考えると恐怖しかなかった。
「これから1ヶ月よろしくな。」
ヤンキー達はニヤリと笑った。
その後、LINEを交換させられ、次のことを伝えられた。
・1日1つ指令を伝える。完全に遂行すること。
・志穂の家に来たらすぐに家にあげること。
・逆らったら今日撮った写真を公開すること。
・決して誰にも言わないこと。
志穂はこのことをストッキングを被った状態で伝えられ、絶望を感じストッキングがびしょ濡れになる程、泣いていた。
裕翔は痛みを堪えるのに必死になっていた。それだけ重症だった。
「じゃあな。」
ヤンキー達は出て行った。志穂はストッキングを取り、裕翔に駆け寄りガムテープを剥がした。
お互いに
「ごめん…」
と言い合い、2人で1ヶ月頑張ろうと誓った。
そして、とんでもない変顔を見せた志穂に裕翔はそれでも好きだと伝えた。
その後、彼氏も帰路に着いた。
志穂はこれから1ヶ月、どんな目に遭うのだろうかと怯えて眠りについた。






