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8月5日-3

「お、戻ってきた!!!何その顔!!!(笑)やりすぎだよーー志穂ちゃん、あんな可愛かったのに!!あーぁ。ほんっとに体張るなぁ、恥ずかしくないの(笑)早くコート脱げよー!」

ヤンキー達は大はしゃぎした。

なんでこんなことになったんだろう…ただの女子大生だったのに…

志穂はもう恥ずかしいを通り越して悲しかった。志穂はコートを脱ぎ、お腹にマジックで書かれた顔を晒した。

「うぉぉぁ(笑)裸踊りする気満々じゃん!ほんと、そんなことしていいの?(笑)まだ大学1年生だろ?道踏み外しすぎだってぇ〜(笑)けど、こーゆー恥ずかしい女、大好物❤️」

龍弥の先輩が言った。ヤンキー達は、みな大興奮だ。そして、その場にいた女も笑って言った。

「うわーー、おっぱい晒した後はこれかよ。うちなら死ぬね(笑)」

そんな言葉を聞いて、本当に死にたくなった。

しかし、1ヶ月耐えれば解放される…早くすぎて…お願い…裕翔と平和にまた暮らしたいよ…

そう思い、なんとか気持ちを落ち着かせた。

「じゃあー、踊ってもらおうか!(笑)」

誰かが曲を流し始め、龍弥がザルのようなものを持ってきた。

「ほら、ザルを持ってどじょうを掬う様に踊れ!ガニ股になって前後に腰振れ!んで、おっぱいも揺らせ!(笑)」

ヤンキー達は笑いながら言ってきた。

もうやるしかない…

そう思った志穂は踊り始めた。すると、ヤンキー達は大笑いだ。

「滑稽だな〜!!!(笑)あの、鼻に挿れた割り箸がいいんだよなー(笑)ほらもっと腰落とせ!んで、腰振れ!!!」

そう言われるが、恥ずかしすぎて、もう何も考えられない。すると、龍弥が横に来て肩を抑えた。

「ほらもっと腰落とすんだよ!ちゃんとやれ!」

そう言って、背中を叩いた。痛かったが、鼻割り箸をしているため、声を出すのを我慢した。

その後も曲が続き、ずっとヤンキー達の前で踊らされた。顔と腹に落書きをされ、おっぱいをさらし、ふんどしを着させられ、鼻と口の間に割り箸を入れられてだ。そして、みんなに動画も撮られた。

あぁ…恥ずかしいよぉ…一生この映像が残るんだ…

そう思い、半泣きになった。

5分ほど、踊ると曲は終わり、踊りを止めることができた。志穂はすぐにザルでお腹を隠した。

「面白かったよ、しほちゃん。あんな可愛かった子がこんなことしてくれるなんてねぇ、って最初に会った時からふんどしにさらし着けてただけだから、そんな可愛いと思った時なかったけどな(笑)」

そう言われて、志穂は愛想笑いするしかなかった。その後も飲み会は続き、志穂だけが滑稽な格好だった。飲んでいる時も鼻に挿さった割り箸を取る許可は降りず、割り箸の間に酒を注がれた。ただ、胸はザルでなんとか隠していた。

もう無理…

限界を目前に感じた時、

「そろそろお開きにすっか。」

龍弥の先輩が言った。

ようやく終わる…そう安心した時だった。

「まぁけど、最後に、しほちゃんのおっぱいとお尻をみんなで揉むか!(笑)」

そう言うと、みんな大興奮だ。

えぇ…待って…嫌だ…触られたくない…裕翔にもまだあまり触られたことないのに…なんで…

そう思ったが志穂の両側にヤンキーが立ち、両手を掴まれて、立たされた。そして、抵抗できない様に掴まれてしまった。

「はい、じゃあ、みんな触ってってな〜」

そう言うと、順番にヤンキー達がおっぱいとお尻を揉んでいった。

「うわぁ、ピチピチだなぁ、流石18歳!」

「遠くじゃわからなかったけど、乳首真っ黒にされてるじゃん(笑)あ、これ目なのか!拘ってるねぇ(笑)」

などと言われ、お酒を飲まされたことも相まって、顔が真っ赤だった。

「やめて。離して。お願い…」

志穂は声をあげるが、届かない。

ヤンキーの女が触りに来た時には

「なんでこんな奴の胸こんなでかいんだよ。ムカつくなぁ。」

そういい、乳首を思いっきり摘まれた。

「ギャァァァァ!!!」

昨日、ヤンキー達5人に洗濯バサミを付けられて遊ばれていたため、すでに腫れ上がっていたのだ。そのためすごく痛かった。

そして、女はその痛がる姿を見て笑って帰った。そして、全員が揉み終わると解散となった。

あー。やっと終わった…服を返してもらって帰ろう…

そう思ったが、服がない。いつもいじめてくる男に服のありかを聞くと

「あ、それなら、玲子が持ってったよ。」

と言った。玲子とはいつもいじめてくるグループの女の1人だ。

え…そう思うと貸してもらっていたコートだけ羽織り、店の外にいた玲子の所まで行った。店を出る時も鼻に割り箸をつけ、落書きをされ、手拭いを被った状態だったので、多くの人に笑われた。そして、服はどうしたか聞くと

「え、いる??路地裏のゴミ箱に捨てたよ。」

そう言われ焦った。流石にこんな姿で帰れない…そう思い探しに行こうとしたときだ。

「てか、おまえ、いつまでそのコート着てんの?もっと痛い目あいたいの?」

そう、もう1人の女が言ってきた。羽織っていたコートはその女のものだった様だ。恐れをなしてすぐに脱ぎ、志穂はふんどしを巻いた股間と顔を書かれているお腹を丸出しにして路地裏まで走った。通りすがった人に見られた様で悲鳴があがっていたが、そんなのは気にしていられず、走った。路地裏に着き、ゴミ箱の中に服を見つけ、志穂は安堵した。しかし次の瞬間だ。後ろをつけてきたヤンキー数人に志穂は持ち上げられ、ゴミ箱の中に押し込まれた。もちろん、抵抗したがお酒に酔っていたこともあり敵わなかった。

「やめて、お願い、、やめて!!!」

そう言っても許してくれない。その直後、また悲劇が起きた。

「ゴミはゴミ箱に!」

そう言ったヤンキー達は買ってきた卵や牛乳、コーラやマヨネーズ、そしてクリームなどを投げつけた。酷いものだと、バナナの皮やタバスコも投げつけられた。

「やめて!痛い!!やめて!!お願い。。」

志穂は叫び続けた。しかし、ヤンキー達はやめず、誰が卵を志穂の顔に当てられるかなど、勝負していた。頭っからコーラをかけられ、バナナの皮を被せられた。また、顔にかけ終わって空になったタバスコの瓶はア◯ルに入れられた。

「いやだ、やだ、痛い!!やめてぇぇ!!」

ア◯ルにビンを入れられたのは初めてで、とても痛かった。ヤンキー達に遊ばれ、最後の方は元気がなくなり止めるよう、懇願するだけだった。

そんな姿を見てヤンキー達は大笑い。動画を回してる女もいた。

そして、投げるものがなくなると、龍弥の先輩たちは嘲笑いながら立ち去り、その後、また明日と言って、龍弥や玲子達も帰っていた。

志穂は泣いていた。

ふんどしを締め、鼻に割り箸を入れ、顔やお腹に落書きをされた状態でゴミ箱の中に入れられ、卵や牛乳、バナナの皮などを投げつけられたのだから。しかも、ア◯ルにビンを突き刺されてしまった。

あー…もう辛いよ…痛いよ…誰か助けて…

そう思ったがこんな姿を誰かに見られるわけにはいかないと思い、頑張ってゴミ箱から出た。志穂の体や顔はグチョグチョである。

汚い…こんな体で帰りたく無い…早くシャワー浴びたい…なんで…なんでこんなにされるの…

泣きながら顔に浴びせられたクリームや頭に乗ったバナナの皮、髪の毛に絡まった卵、それからア◯ルに挿さったビンや、体についたマヨネーズをできるだけ取って、ゴミ箱の中から汚れた私服を取り出して着た。鼻に挟まれた割り箸はいつの間にか取れていた。

うぅ…痛い…臭い…早く帰ろ……

居酒屋から家まで歩いくと30分ほどかかるが終電はなく、こんな状態ではタクシーにも乗れないので頑張って帰った。

途中すれ違う人からは志穂のあまりの汚さに

「大丈夫ですか?…」

と度々聞かれたが、大丈夫ですと答え立ち去った。そして、家に着くとすぐにシャワーを浴びた。腫れ上がった乳首や真っ赤になったお尻も洗い、シャワーから出ると、龍弥の先輩から

「今日は楽しかったよ。また遊ぼうな。」

と、志穂が腹躍りをしている動画やゴミ箱の中で物を投げつけられて叫んでいる動画と共に送られてきた。龍弥がLINEを教えたらしい。

志穂はすぐに送られてきた動画を消した。

嫌だ…忘れたい忘れたい…こんなの嫌だ…

そう思ったのだった。


ただ、明日は久しぶりに裕翔に会いに行ける。そう思ってなんとか気持ちを落ち着かせ、眠りについた。

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