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Silver Rain Order.  作者: Sato kisa
第0章 設定
1/3

設定追記1 【登場するゲームの概要】

2021/05/01修正しました。


今回の修正は大したものではないですが、気付いたら変わってた位でお願いします。

あとはアドバイスを頂いたので、文法チェックです。


優しい目で読んでもらえれば幸いです。

 2030年、世界は革新した。VR技術が向上し、精神と神経を完全に電子世界へダイブさせるフルダイブの技術が発売水準に到達したからだ。

 発売水準は、後に制定されるVR規定法に定められた安全基準のことである。

 そして、ついに2031年…世界初のMMORPGが発売された。



 それから、世界はVR技術によってさらなる発展を遂げた。

 企業はあちこち行かずとも仮想空間での会議やミーティングを行い、情報は電子世界の異空間保存と化した。

 今や、世界は異空間の集合体である。

 そんな時代になった子供らの遊びは、ゲームしかない。

人間の成長に必要な養分、成分は光成長機能とナンセンスカテーテル機能で事実上生成される為、外で遊ぶことと比べても大差が無い。

 そして、2042年。

 世界は再び革新することになる。



Silver Rain Online.(以降はSRO)の発売である。



 製作企業…株式会社Amateras&ecologist。

 Amaterasは天照大御神から来ており、日本のベンチャー企業。

 新たなVRMMORPGの制作にあたって、ecologistに共同開発をもちかけた。そのecologistはアメリカに本社を置く会社で、初期のVR普及戦争の際はいくつかのゲームを発売していて、多くの経験があった。

 2つの企業が長らく5年を費やした、SROのVR機は、従来の物よりも小型で軽量。パーソナルコンピュータに接続するだけで、プレイできる手軽さ。この2点の利点に加えて、二社のソフトに限らず全てのVRMMOのソフトが使用できる利便性も相成ってだろう。

 世界初のMMORPGの発売から約10年の節目を狙って、発売されたSROは瞬く間に オンラインショップ限定販売、世界同時発売、CF販売 における最速記録を打ち抜いた。

 『初期製造数33万機、5日目完売。』

2043年現在にいても、未だ抜かれていない。


※CF販売

クラウドファンディングによって、資金を集めて、作成された物を販売する事。ただし、返礼品の送付が無い場合、返礼品がそもそも無い場合はこの販売名称を付けることが出来ない。




 SROは、階層と呼ばれるエリアフィールドが幾つにも連なり、塔を成している。ゲーム発売時のキャッチイラストには、雲を貫く斜塔が描かれており、その周辺にはトラックとおぼしき影やロボットが忙しなく建築を進めている様子が描かれていた。

 また、AmaterasとecologistのHPには『真実は、無知なる者に、見つけられない。』の一文があり、ゲーマーたちは挙って手に入れたがった。しかしながら、今尚ゲーム内にあるとされているこの意味や糸口は見つからず、誘い文句なのではないかと言われ始めている。


 本体機械とソフトのセットは、基礎価格15万円と少しの金額で売られており、学生でも我慢をすれば、すぐに手に入る。加えて、社会人ならばすぐに購入できなくもない。

 2042年11月に追加販売した5万機もまた……入手困難という言葉に当てはまるように、わずか10日で完売した。





以下は、ある記者のインタビューの様子である。

時期は追加販売の完売後にあたる、2042年12月17日(火)。

##


記者

 『お初にお目にかかれてうれしく思います。まず、今回のゲーム発売について質問させて下さい。ecologistさんはこれまで数多くのゲームを発売した経験がありますが、MMORPGは初めてですか?』

ecologist担当者

 『そうですね、初めてです。』

記者

 『初めてと言えば、共同提供となる訳ですが、Amaterasはどのような企業さんでしたか?』

ecologist担当者

 『……若いとは言えませんね、皆さん20代後半から40代でしたし。ただ、まだ実際には会っていないんですよ。』

記者

 『え、未だにですか?もう販売もされていますよね?』

ecologist担当者

 『まぁ、最近できたばかりのベンチャー企業ですから仕方ないですよ。旅行費も研究に使った方が有意義でしょう?……ココだけの話、今度の週末にやっと会えるんですよ。』

記者

 『そうなんです、それは嬉しいですか?…ちなみにecologistさんの方から出向こうとは思わなかったんですか?』

ecologist担当者

 『もちろん、嬉しいですよ。出向こうとは思ったんですよ?そしたら「それには及ばない。次期、金は入るから。」って断られてしまいましたよ。』

記者

 『そうだったんですね。最後になりますが、今後はどのような形で進んでいくのでしょうか?』

ecologist担当者

 『基本的には、私たちはアドバイザー兼サブサーバーとして動いていきます。開発や運営、メインサーバーはAmateras側になりますね。』

記者

 『ということは運営的な立場は、Amateras側だけですか?そこまでの信用ができる企業だったんですか?』

ecologist担当者

 『グイグイ来るんですね、私そういうの嫌いじゃないですよ。信用という面では間違いなく出来ますね、何せ彼が居たという会社なので。』

記者

 『彼、ですか?』

ecologist担当者

 『春間 俊英(はるま しゅんえい)、稀代の天才といわれた大学生ですよ。始まりのVR機を考案した一人です。既に亡くなってしまいましたけど、彼が居たともなれば……』

記者

 『亡くなってたのはいつぐらいなんですか?』

ecologist担当者

 『大学4年って、耳にしましたね。』

記者

 『そうなんですね……残念です。もし生きていたら、このVR市場はより活気があったかもしれませんのに。』

ecologist担当者

 『お姉さん、もしかしてゲーム好き?』

記者

 『もしかしなくてもそうですよ。SROは初回版で買って、今も前線プレイヤーですよ。』

ecologist担当者

 『へぇー、前線の人と会えるなんて感動だわ。良かったら、インタビュー続けてやらない?』

記者

 『ゲーム誌らしく、ゲームの中でインタビューですね!』

ecologist担当者

 『言おうって思ってたの、先言われちゃった。じゃあ、待ち合わせは……第12階層のエイサムクオーツでいい?』

記者

 『ああ、階層全体がノンフィールドのあそこですか?』

ecologist担当者

 『そうそう、ちなみに特定ダンジョンあるわよ。一緒に行っちゃう?』

記者

 『いいんですか、そんなこと漏らして……とりあえずインタビューは公の分終わりましたので、暇です。』

ecologist担当者

 『大丈夫、2人じゃ絶対に勝てないから。さ、準備準備……』

記者

 『え、え?それも……情報漏えぃ   あ、もう居ない……』




##

記者と担当者のインタビュー記事は、完全に遊びです。

楽しんで下さいね?


次の設定は、ゲームの仕様かと思います。

更新は不定期で、修正は告知なしで行っています。

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