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さまざまな短編集

世界救わず、誰も助けず、目指す場所

作者: にゃのです☆

 異世界にきてみんながすることといえば?

 世界の統一、最強になること、誰かを助ける。などなど考えられることは一杯あるがそれらすべては誰かしらのためである。

 だからウチは自分自身のことをしようと思う。

 例えば、世界で誰もなしえていないこととか。

 海の底に行くか、空はどこまで続いて前の世界みたいに地球は丸いのか。そもそも地球なのか!?

 宇宙はあるのか?

 とりあえず、異世界に来てみました。というか全世界とは死んで別れてきました!


「魔法は……」


 両手を前で重ねて適当に念じてみると小さい炎がともる程度だが、魔法は使えることが確認できた。

 それじゃあ次、に……。

 意識が遠くなって後ろに倒れて天井が見えたあたりで目の前が真っ暗になった。

 というか、家に居たんだ。

 気が付いたら自分の体と視界があって異世界だと思って魔法をすぐ使った。

 倒れたのは魔法を使ったからだろう。

 俗に言う魔法の元となっているものが無くなったということ。

 回復のため、気絶するように眠ってしまったということだ。

 魔法できるってめっちゃいいじゃん!

 じゃあ、今後は鍛えていけば世界救っちゃったりもできるじゃん!

 そう思った。けど、すぐに飽きた。

 理由は前の世界には異世界が溢れていたからだ。

 だったら、誰も破れない記録、景色を見て回ろうと思い単身旅に出た。

 魔法を初めて使用して倒れた日から一週間で旅に出発。

 

「大丈夫なのか?」

「無茶するんじゃないよ! 簡単な魔法でぶっ倒れていたあんたが」

「よくて翼竜のエサ、最悪で獣のエサだな」


 出発するときに育ててくれた人たちが、声をかけてくるがどれもひどい言い方ばかりだ。

 確かに、この一週間は魔法を使用して倒れて、また使って倒れて、を繰り返していた。

 わかったことは倒れて回復するために眠ると回復量プラス二倍に魔法力が増えていく仕様だったことだ。

 魔力量の消費が大きければ大きい程、深い眠りについて次に目を覚ますとその倍は容量ができるという。

 たった一週間だけど、大抵の魔法は扱えるくらいの魔法量になったと思っている。


 この旅の目標は最高高度、最低高度の樹立。

 つまり一番高いところに行って、さらに高い所を目指す! ということと一番低い所を目指すという二つの目標があった。

 そのため最初は空中浮遊の魔法と空気生成、人工呼吸的に使える何かしらの魔法をとことん反復した。

 

 旅は始まったばかり。

 ひとまず、一番の高い所を目指そう!


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