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七話 魔法適正

数ある小説の中からこの小説をご閲覧いただきありがとうございます。

まだまだ不慣れなところもありますが。お付き合いいただけると幸いです。


そろそろ三人称視点とかにも挑戦してみようかな。


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2018/02/21

少し修正をさせてもらいました。

俺は水浴びをするために、朝7時に重い目を開けてベットから降りた。

「おはようなのじゃ。」


ローザはすでに起きていた、案外早起きらしい。


「おはよう、近くの川に水浴びに行ってくるよ。」


「妾もいくのじゃ。」


ローザも行きたいというのでローザも連れて宿屋を出る。


川までは徒歩5分くらいで着いた。

川についたのはいいのだが川の方から明らかに音がしている。


「あちゃー先着がいたかあー。」


「誰?」


俺の声が聞こえたのか足音が聞こえたのか。

その人影がこちらに体を向ける。大きなお山が二つ付いている。え、女、、、それにしても綺麗な体だ、いかんいかんそんなにジロジロ見るものじゃないな。そっと視線をそらすが、おれも男だ、どうしても女の方を向きたがる顔を必死におさえる。


俺は戦う意思はないように両手を上げて姿を現す。

「この通りだ。覗くつもりはなかったまさか先着がいるなんて。俺たちは違うところに行くよ。」


と顔を上げると、女の顔がまさか知り合いなんてことはないと思ってたのだが、


「え、あおたんさん。どうしてここに。」


「え、アイシャさん。」


「あ、わわ、わ、わわわ。

あのすみませんお見苦しい格好を見せてしまい。すぐに着替えるので少し後ろ向いていただけませんか?」


「いえそんな、見苦しいなんて、すぐに後ろに向きますね。」


おれは素直に後ろに向く。「ごちそうさまでした。」おれは小さい声でつぶやく。


「す、すみません、では、あ、あの私は先に戻ってますので、ごゆっくり。」


おれも服を脱いでさっくりと水浴びを済ます。ついてきたローザも木の後ろで水浴びをしていた。


時間を見ると7時45分。急いで宿屋に向かった。当然、アイシャさんは先に宿屋のホームで椅子に座っていた。


なぜ時間がわかったのかって?HPバーの上に表示されてるんだよね。便利である。


「お待たせしました。」


テーブルにはすでに卵を焼いて和えたスクランブルエッグのようなものと食パン?のようなものがあったので。手に取り食す。その前に

「いただきます。」


「今日の予定なんだけど。今日は武具屋とギルド本部の依頼書のゴブリンとデミゴブリンの討伐をしたいと思ってます。いいですか?」


「御意なのじゃ。」


「はい。」


アイシャは答えてはいるものの顔は下向いている。今朝のをまだ引きずっているのだろう。時間が解決してくれることを祈る。


「アイシャは基本装備はどんな戦闘スタイルなの?」



「私は、ずっと回復魔法師で、魔法と回復両方をやってるのですが。」


なるほどこの世界には魔法もあるのか。


「魔法の適性とかわかる、アイテムとかってあるの?」


「はい、ギルド本部に魔法水晶があるので。それに触れるだけで魔法適正がわかりますよ。魔法水晶の光り方で、使える魔法が変わります。ちなみに私は光魔法と雷魔法です。」


なるほど。ならギルド本部で依頼書を貰うついでに調べて行くか。


「そういえばアイシャって珍しいアビリティだよね。どんな能力があるの?」


「それが私にもわからないのです。常に使用されてるのか、自分で使用するのかさえも。」



「それは大変だね。いつかわかるといいね。」


「はい。」


アイシャはうつむいていた顔を上げる、目が合うと晒してしまう。


「武具屋に行きたいんだけど、いい場所ってこの辺にないかな。」

「それならギルド本部の隣のナルナル武具店がオススメです。私の水晶の杖もそこで購入しました。」


「じゃあ今日の予定はまず、武具店に行ってそのあとにギルド本部、そしてゴブリン討伐って形でいいかな?」


「はい私はなんでも。」


「妾も他意はないのじゃ。」


「よしまずはギルド本部隣の武具店からだな。」


俺たちは宿屋を後に歩き始めた。

途中で換金所があったため、またシヴァコイン48枚をウォーテラスコインに変えておく。これで290ウォーテラスコインになった。


「いらっしゃいナルナル武具店へようこそ。」


「初心者向けの杖と盾と片手剣ってあるかな?」


「それですと。杖はこちらの、樹霊木の杖、盾はライトバックラー、片手剣はカトラスなんかはどうかな?通常なら400ウォーテラスコインだけどお兄さんたち初心者みたいだし。今後の投資ってことで全部でおまけして250ウォーテラスコイン。でどうかな?」


「いいんですか?ありがとうございます。」


「まいどー、今後もナルナル武具店お願いします。」


個人的にはいい買い物をしたと思う。アイテムボックスにしまっておき、樹霊木の杖をローザに渡すとすごく喜んでた。


「主人がくれたのじゃ。」


ボソボソ独り言を言いながらニヤニヤしている。


そのままギルド本部に入り、先ほどの魔法水晶の置いてある場所に行き、


「すみません、魔法の適正を調べて欲しいのですが。」


「どうぞこちらの水晶に手をかざしてください。」


おれは手をかざすが何もおきないし光らない。


「あら、珍しいですね。すみませんあなたは魔法適正0です。魔法は使えないですね。」


嘘だろ、たしかに元の世界のゲームでは魔法になんてステフリしてなかったけど、ワンチャンできると思ったんだがそんな甘くは無いか。


「これは、すごいですね。これだけの魔法の属性持ちの方は数人といませんよ。」


おれはちらっと横を見ると、ローザが魔法水晶に手をかざしていた。なんと俺が触れた時には全く光らなかった魔法水晶が虹色に光っている。


「ローザさんは全属性魔法使えると思いますよ。」


「うむ初級魔法くらいなら使えるはずなのじゃ。」


「え?ローザ初級魔法使えるの?」


「うむ、なぜか頭が使えるって語ってるのじゃ。妾にもよくわからんのじゃ。」


「なるほど。ローザも魔法が使えるなら俺たちのパーティーも配置は決定できるね。俺が前衛ローザとアイシャは後衛で魔法支援それでいいかな?」


「はい。」


「御意なのじゃ。」


二人を連れて依頼書を茶色枠の討伐依頼ボードから剥がしのギルドカウンターに持って行く。


「こちらの依頼ですね。ありがとうございます。モンスターの説明と生息地の説明ですが。ゴブリンとデミゴブリンは魔法にすごく弱いので魔法でダメージを与えるのが良いかと思います。生息地はこの街を出てすぐのところにある。ククリカル森の入り口にいると思われます、ではご武運を。」


「丁寧な説明ありがとうございました、」


俺はギルドカウンターから離れギルド本部から出て行こうとすると、他の冒険者たちとチラチラ目が合うのでどういうことだろうと耳をすますと。聞こえてくる。


「おいおい、あのパーティー爆弾連れてやがるぜ。あれは1日でダメだな。」


「俺は3日にかけるな。」


当然この会話もアイシャには聞こえているだろう。


「アイシャいくよ。」


俺はアイシャの肩を持ち、素早くギルド本部を後にする。


「アイシャ心配しなくても俺たちはアイシャを見捨てないよ。」


「有難うございます。」


街から出て徒歩5分ほどのとこに森が見えてきた。おそらくあれがククリカル森だろう。


「お、いるいる。」


ゴブリン4体と少し大きなゴブリン、あれがデミゴブリンか。ギルドの姉さんも言ってた通りに5匹で行動している。ゴブリンがLv.5で、デミゴブリンの方がLv.8か。なるほどお手並み拝見だね。


「ローザ、アイシャ準備はいいか?いくぞ。」


「は、はい。」


「御意なのじゃ。」


俺はゴブリン達に向かって走り出す。ほらこいよ、MMORPGで培った俺の技術見せてやるよ。


ゴブリンもこちらに気づき手にしていた棍棒を振り上げ攻撃してくる。が、


あれ、どういうことか、俺はゴブリンの攻撃を、避けていないのだが、ゴブリンが攻撃は全て明後日の方向に振っている。


これはラッキーだなぁ。俺はすかさず手にしていたカトラスでゴブリンを切り裂く。そうするとゴブリンのゲージがみるみるうちに減って。いかない。


俺の攻撃がダメなのか。HPゲージの10分の1も減ってない。それなら


「ローザ、アイシャ、魔法を頼む、ローザはデミゴブリンをアイシャはゴブリンを」


「御意なのじゃ。」


「、、、」


「アイシャどうしたの。」


アイシャは膝下がガクガクと震えている。


俺は勝手に棍棒を振り回すゴブリンを前にアイシャに問いかける。


「打てません。」


「魔法を覚えてないの?」


「違うんです。」


「じゃあどうして。」


「私魔法のコントロールができなくて。あおたんさんにも当たってしまうので。いつもそれでみんなを巻き込んで。」


「よし、なら俺ごと巻き込んでもらって構わないから打て。」


「でも、、、」


「アイシャ打つんだ。」


「、、、」


「打て。」


「はい。光魔槍(サンダージャベリン)


無数の光の槍がこちらに向かって飛んでくる、打てとは言ったもののこれ俺大丈夫か?


あれこれ俺死ぬんじゃね。

あおたんの所持金のコーナー


40ウォーテラスコイン

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