表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/20

六話 1日の終わり

毎日20時投稿心がけています。

Twitter始めました。

よかったらフォローお待ちしております。


俺たちは酒場に向かって歩いている途中、大きなコインの看板の店が目に留まった。


「アイシャ、あの店はなんの店かわかる?」

俺は指をさしながら、アイシャに問いかける。


「あれは、換金所です。他の街のコインをウォーテラスコインに交換してくれるところです。どの街にも建設されているそうですよ。」


「ちょっと寄っていってもいいかな。」


「はい。」


俺はそそくさとお店に入りシヴァコイン48枚を交換してもらった。

ちなみに、シヴァコイン1枚につきウォーテラスコインは5枚のレートだったので240枚のウォーテラスコインを手に入れた。


てかなんで俺シヴァコインなんて持ってるのだろう。謎だ。


「お待たせ。では早速向かいますか。」


「ここが酒場です。冒険者ギルドの直営店ですので。冒険者の方が主に利用されてるらしいです。」


「じゃあ入るよ。」


「いらっしゃい。」


周りを見渡すと。お酒?を片手に賑わいを見せている。多分冒険者だろう。


「3人で。」


「奥の席へどうぞ。」


奥の席へ案内される。


「夕飯はここですまそうと思うけどいいかな?」


「もちろんなのじゃ。」


「アイシャも、今日は俺が出すからたくさん食べて。」


「そんな、私も出します。」


「いいからいいから。」


俺はメニュー表を手に持ちメニューを見る。ん?読めない。

言語は通じるのに、文字が違うのか。さっきたくさん食べてっていったけどお金足りるだろうか?

まぁ、最悪シヴァコインも払えばいいだろう。


「妾はこの、羊肉のパルラにするのじゃ。」


「私はこの、フランベルジュにします。」


「俺はこの、、、ローザと一緒のにしようかな。」


俺は店員さんを呼び、パルラ二つとフランベルジュを注文した。


料理を待っていると横の席の冒険者?二人組から気になる話が聞こえてきた。


「おい、聞いたか、あのベルファローゼが姿を消したみたいだぜ。今日の朝挑みにいった命知らずが真青の塔がもぬけの殻だったっていってたぞ。」


「すみません。その話よく聞かせてもらってもいいかな?」


俺は、シヴァコインを一枚テーブルに置き。話に混ぜてもらえるか、試みる。


すると先ほど話していた。男がそっと俺のおいたコインを懐に入れ。


「何を知りたい?」と聞いてきた。


「ベルファローゼについて。聞かせてくれ。」


「あぁ、ベルファローゼは真青の魔女ベルファローゼって名前で、5大魔女の中でも相当の強さらしい。ベルファローゼはこちらから何もしない限りは何もしてこないらしいが、討伐すると膨大な宝が得られると踏んだ冒険者がよく挑みに行き、返り討ちに遭うって話をよく聞くくらいだ。」


俺はローザの方をチラッと見る。ローザはふるふると首を横に振っている。後で落ち着いたら聞いてみよう。


「五大魔女について教えてくれるか?知ってる範囲でいいんだが。」


「あぁまず先ほど言った、真青の魔女ベルファローゼ、他には、真黄の魔女シャラバーン、真緑の魔女ルルファローズ俺が知ってるのはこれくらいだ。あとは紫と赤もいるらしいが俺は知らん。ただ真緑の魔女には気をつけな、気に入った相手がいると塔からも出てくるらしい。」


「なんででてくるんだ。塔から気に入った相手を探せるのか?」



「俺にはわからんが、何か特別な監視できるようなものがあるのかもな。」


「ありがとう。いい情報だったよ。あと、初心者オススメのギルド依頼書とかないかな?」


「あぁそれなら初めは、ゴブリン5体とデミゴブリン1体討伐の依頼書がいいと思うぞ、あれは常駐でギルド本部に今も貼ってあるはずだし。」


「ありがとう、助かったよ。」


俺はもう一枚シヴァコインをテーブルに置き自分のテーブルに戻る。


「また何かあったら話しかけて来いよー。」


そんな話をしていると料理がきていた。


俺とローザが頼んだの羊肉のパルラは、シチューみたいなスープで、フランベルジュはサンドイッチみたいなものだった。


スープを一口飲んで見ると。想像していた通りの味でやはりシチューだった。俺が減っていたのかすぐに飲み干すと。二人が食べ終わるまで待って。アイシャに一言


「これから、よろしくね。」


「はい。」


そして酒場を出た。


ちなみに全部で30ウォーテラスコインだった。


「アイシャ、宿屋のようなとこはないかな?」


「それなら私がずっと泊まっているところは一部屋空いていたはずなのでそこに泊るのはどうですか?オススメですよ。」


「じゃあそこにお邪魔しようかな。」


「はい、わかりました。」


心なしか、アイシャのテンションが上がった気がするが気のせいだろうか。


「おかえりーアイシャちゃん。その人たちは?」


「ただいまークレアさん。この人たちは宿屋を探してたんで、クレアさん、一部屋空いたって言っていたので。」


「そうかいそうかい。お兄さんたち名前は?」


「私はあおたんって言います。そしてこっちが。」


「ローザなのじゃ。」


「あおたんくんに、ローザちゃんね。一泊朝食昼食込みで二人で50ウォーテラスコインだよ。ちなみに朝食は8時、昼食は13時からだから忘れるんじゃないよ。」


「じゃあとりあえず4泊で。」


俺は、クレアさんに200ウォーテラスコインを手渡す。

「まいどー、これが鍵だよ。」


俺はクレアさんから24番と書かれた鍵を受け取る。


ローザには来る前に部屋を二つに分けるか聞いたところ一緒の部屋でいいと言われたので一部屋だけ借りることにした。


「じゃあ、アイシャ朝8時にここのホームでね。おやすみ。」


「はい。おやすみなさい。」


「おやすみなのじゃ。」


俺たちはアイシャと別れ24番の部屋に向かう。


部屋は12畳くらいの部屋で思っていたよりも広かった。

俺はベットに腰掛けて、ローザにずっと気にかかっていたことを聞いた。


「今日の、酒場での話、何か知ってるか?」


「何も知らないのじゃ。妾も初めて聞く話だったのじゃ。」


「だよねー。」


「じゃあ、この世界の文字の読み方分かる?」


「なぜか妾にはわかったのじゃが、ここの文字は暗号みたいな感じなのじゃ。◯があ、△がい、□がう。♢がえ、◎がお、これが基本で、、、なのじゃ。」


ローザのおかげもあって、1時間ほどで、俺も理解することができた、読み方さえわかれば読むのは簡単だった。


ふとあることに気づき、この部屋を見渡すと。

この部屋には、トイレはあるが風呂はない、この世界には風呂という風習がないのかこの部屋に無いだけなのか知らないが、明日にでも水浴びに行こう。

近くに川が流れていたのでそこに明日の朝からでも行こうかな。


明日は武器と、ゴブリンの討伐にでもいけたらいいなぁ。


「じゃあおやすみ。ローザ。」


「おやすみなのじゃ。」


俺は電気を消した。

長い長い1日がやっと終わったのだ。そしてうすうす俺も気づく。

これもう夢じゃ無いなぁ。


そして。眠りについた。


明日はやっと戦いに?ゴブリンとの死闘。になるかはわからないが楽しみにしてください。


ちなみにあおたんの所持金は48シヴァコインと50ウォーテラスコインです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ