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二ノ八話 真緑の塔3F 〜ドラゴンは突然に〜

すみません

昨日の20時投稿予定が投稿できてなかったのでこんな時間ですが投稿します。




「やっと3Fですねっ!」


「後何Fあるのかわからないのじゃ。」


「あらあら〜私は何Fあって構わないけどぉ〜。」


3Fに上る階段で後方組三人で会話していた。


「コフィルさんコフィルって魔法とかって使えるんですか?」


「そうですね。私は魔力がすぐないので。自分を強化する魔法くらいしか使えないのです。申し訳ないあおたん殿。」


「いえいえ、私なんてギルドのお姉さんに魔法は使えないって言われましたよ。ははは。」


「左様でしたか。ですが昔から魔法を全く使えない人は、何か他に一つ秀でてるステータスがあるって聞きますけど、あおたん殿は何か秀でていたんですか?」


「うーん、ステータスはLv.1の時は全て1でしたよw。今はまだわからないですが。」


「全て1ですか。それも珍しいですね。」


そんなことをコフィルさんと話していたら3Fについていた。


3Fも1Fや2Fと同じような配置だ。

毎回のように立て札が真ん中には立っている。


今回も、みんなを後ろに待たせて俺は立て札を読みに行く。


なになに


〜3Fの試練 スピードを見せよ。〜


今回はスピードねぇ。

さぁ早く出てくるんだろ何か早く出てこいよ。


強風が俺の顔に当たる。

俺は風の原因を探すためあたりをキョロキョロする。


上を向いた時、恐ろしく寒気が俺を襲う。


「あれはやばい。」


俺は慌ててみんなのいる方へもどる。

「あらあら〜、あれは面白そうなものが来たわねぇ〜。」


「乗ってみたいなじゃー。」


「そんなこと言ってる場合じゃ。」


そいつは地面に足を着くなり口を開く。


「ほほぅ、久しぶりだなこの塔に冒険者が来るのも、ルルファローズの奴が何かしたのか。ここは3Fの試練、私はガルシャ、竜族だ。」


俺の目の前には真っ黒なドラゴンが立っていたのだ。ガルシャ Lv.113

これは無理だよ、無理無理。


「ではここの試練を説明しよう。我にかすり傷一つつけることができたら次のルルファローズへの階段を開いてやろう。ただしこの部屋は攻撃魔法使用不可となっている。使える魔法は自分を強化するような魔法のみだ。さぁ始めよう。我も久しぶりワクワクしておるわ。」


「ガルシャさん、この試練に挑戦するのは、俺とこのコフィルさんのみにしてほしい。もし俺たちに何かあっても。この後ろの仲間たちは見逃してやってほしい。」


「心得た。私は飛ばないから安心してかかって来ると良い。」


「コフィルさん、とりあえず私が一旦様子を見てきます。」


俺はカトラスと、ライトバックラーを用意して。ガルシャに向かって突っ込む。


なぜだ、ガルシャは何もしてこない。どころか動く気配がない。


「よし、それなら。」


俺はガルシャの足元へ行き、思いっきりカトラスをガルシャの足に向かって斬りつける。

そうするとバキンという音がなり、カトラスの刃先が折れた。

「嘘だろ。」


俺は慌ててその場を後に後ろに向かって走る。


「かゆいかゆい。冒険者の武器も弱ければ、力もないのぉ。よくそれでこの階まで来れたものだ。」


ガルシャはあくびをしている。


そうだった忘れていたが俺のステータスはほぼ全部1だった。そんな俺がLv.1の敵に何かできるわけがない。


「コフィルさん、ここは厳しいかと。」


「あおたん殿何を言っておる。ここで引いたら、アーリア様の命が危ない。」


コフィルさんはそう言ったあと、何か魔法を唱えたような気がした。コフィルさんの周りを青色の光が纏う。


「ガルシャ殿、覚悟。」


その瞬間、追い風とともにコフィルさんが消えた


なんとガルシャの目を切り裂いてガルシャの後ろに立っていたのだ。


「ぐ、冒険者よ、貴様何者だ?」


「私はアーリア様に支えし、ダルキニアの執事でございます。」


「ほほう、執事の割にその腕前見事なものだ。約束通り、ルルファローズへの階段は開こう。我に傷を負わせた冒険者よ。次は油断しない、また手合わせ願いたいところだ。」


「ガルシャ殿また機会があれば。」


ガルシャはそれがホログラフィックだったかのように消えて行き、中央には上に行く階段ができていた。



「次はやっとルルファローズだねみんな頑張ろうね。」


言っておいてなんだけど今まで俺なんも活躍してない。ルルファローズでは活躍したいな。


「頑張るのじゃ。」


「はい。」


「楽しみねぇ。」


「頑張りましょう。あおたん殿。」


俺たちは上に行く階段に踏み出した。




次回

ルルファローズ!!!!

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