二ノ七話 真緑の塔2F 〜古刀宝珠剣〜
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「次はどんな敵が来るかたのしみじゃのぉー。」
俺たちは真緑の塔二階に登る階段を登っていた。
「もしかしたら、すっごく大きなドラゴンかもしれませんよ。」
アイシャは手を大きく広げローザをビビらせようとしている。
「大きなドラゴン。妾も一度乗ってみたいものじゃのぉ。主人。」
ええ、そこで俺にふるのか、ローザ。
「そうだね、乗ってみたいけどまずは身の安全が第一優先だけどね。」
「愉快でいいわぁ〜」
そんなこんなで俺たちは2Fに来ていた。
2Fも同じような広さに先ほどと同じように。真ん中に立て札をがささっている。
「みんなはそこで待ってて俺みて来るよ。」
みんなを後ろで待たせ俺は立て札を見に行く。
なになに
〜2Fの試練 剣を引き抜け〜
俺が立て札を読んだ瞬間に立て札の後ろに地面に刺さった剣が出てきたなるほどこの剣を抜けばいいんだな。
みんなをこの場に連れて来る。
「どう思う?」
「これくらい妾が簡単に抜いてやるのじゃ。」
ローザは思いっきり剣を抜こうと剣を引っ張る。しかし剣はビクともしないどころか動く気配がない。
「抜けないのじゃ。」
ローザは疲れてその場に座り込む。
「どういうことだ。力不足か?」
「あらあら〜もういっその事壊しちゃうおうかしらぁ〜」
ローザは魔法を打とうとする。
「ダメダメダメダメ、壊しちゃダメだよローゼ。」
俺はローゼを慌てて止める。
「そうかしらぁ。」
「あ、あの。」
「どうしたのアイシャ。」
「部屋の4隅の床にボタンがありますけど、これはなにも関係ないですか?」
本当だ言われてみれば四隅床にボタンがある。
「でかしたぞアイシャ。ありがとう。」
「それほどでもないです。」
アイシャは照れる。俺は隅までかけていきボタンを押して見たが何も起きない。
「何も起きませんね。」
「四隅同時に押すのでわ?」
やってみよう。アイシャはこういうのは賢いらしい。
全ての端にみんながついて。俺は真ん中の剣の前に立つ。
「せーの。」
みんなが世話など同時に持ち場のスイッチを押す。
カチッと音がなった。そんな気がするので。俺は剣に手をかざし、剣を引き抜こうとした。剣は古びていて今にも折れそうだ。
俺は力一杯剣を抜く、すると剣がゆっくり抜けていっているような感覚がわかった。俺は渾身の力でその刀を抜いた。
剣は抜け力があまりすぎた俺は後ろに倒れていった。
「主人やったのじゃ〜」
ローザが飛びついてきた。
「あおたん殿おめでとうございます。それでその刀は?」
俺は一度アイテムボックスにしまい、名前と武器の詳細を見る。
古刀宝珠剣
「古刀宝珠剣っていうのか。詳細は。」
「時には神をも切れるが、時にはスライムもきれぬ剣。だってそれ以降はわからない」
「よくわからない剣ですね。」
「あおたん殿帰ったら鑑定師に見てもらうのはどうですかね?」
「そうするよ。さぁこれで2F突破だ。次に進もう。」
こうして俺たちは難なくして2Fを後した。
次回3F
古刀宝珠剣
真緑の塔が終わり次第。明らかになると思います。