二ノ六話 真緑の塔 1F
20時投稿
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ここが真緑の塔かぁ。
「ねぇローゼいくつか質問してもいい?」
「いいわよぉ〜あなたの質問ならなんだって答えてあ、げ、る。」
「ありがとう、ならさっき使ってた魔法は?」
「あれは、<水玉>って言って水魔法の初級魔法よぉー、ローザちゃんの水バージョンってとこねぇ。」
「一緒の身長のくせに、妾をローザちゃんなんて呼ぶでない。」
ローザはなぜか怒っている。
やっぱりローゼも魔法使えたのか。
「じゃあ二つ目なんだけどこの塔って何階まであるの?」
「それは本人しか知らないわねぇ、勝手に変えられるもの階数なんて。ちなみに私の塔は4段よぉ〜。」
「とりあえずは入るか。みんないくよー。」
俺の横にはコフィルさん。後ろにはローザとローゼ、アイシャもしっかり付いてきている。
真緑の塔に入る。
ふーん内装は教室一個か二個分くらいかぁ。
俺たちは真ん中まで歩いて行き。立て札を読む。
〜1Fの試練 ミノタウロスを倒せ!!〜
その立て札を読んだ瞬間。
「ブルフォォォーン」
目の前にはミノタウルスがいた。
俺たちは慌てて少し後ろに後ずさる。
Lvは?俺はミノタウルスのLvをすぐさま確認する。ミノタウルスLv.10か。どれくらい強いかはわからないけどまぁなんとかなるだろう。
「ブルフォォォーン!!」
ミノタウルスはこちらに突進してくる。俺はミノタウルスの攻撃を避けずに突っ立ってるだけだ。勝手に相手が避けてくれる。しかしその避けて行ったところに、ローゼがいるのが目に入る。
「ローゼ危ない!!!」
「あらあら、可愛いお馬さんだこと。」
ローゼはさらっと突進を避けて右手でミノタウルスを触れているのが見えた。その後手にしていた鞭で床をたたくと。ミノタウルスはその場で固まって動けなくなっていた。
「ローザちゃん、アイシャちゃん〜」
「ローゼにはローザちゃんなんて呼ばれたくないのじゃ。」
「わかりました。」
ローザとアイシャの火魔法と光魔法であっけなくミノタウルスは倒れた。
魔獣石をしっかり回収し。
「これで一階はクリアかぁ。それよりローゼ、さっきミノタウルスに何をした?」
「知りたいのぉー?あれは<魅惑>っていう魔法よ。触れた相手を少しの間止められるのよぉ。まぁきく相手ときかない相手がいるみたいだけど。」
「なるほど、いい魔法だね。」
「そうでしょうぉー」
おいそこの二人組睨まないローゼを睨まない。ローザはなんとなくわかるけどアイシャまでなんでだろう。
ローゼはまだ謎が多いなぁ。
「あおたん殿、次に進みましょう。」
「そうですね。コフィルさん次に進みましょう。」
俺たちは1Fを後にした。
次回 真緑の塔 2F
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