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魔法少女がドタバタするだけのお話

作者: うの


「青い空、白い雲、涼しい風!!これが何を意味するか分かるかねワトソンくん?」


ムフ、とドヤ顔で振り返って猫じゃらしを振る

濃い赤紫の髪を高い位置で1つに束ねくるくると回っている


「知らない」


深い海の底のような紺色の髪を顎あたりの長さで切り揃えたぱっつんこけしのような少女は冷たく即答する

それに対し冷たい冷たいといいながらすり寄っていく桃色の少女。相当メンタルが強い。

青色の少女も頬を染めているのだからかわいらしい。


「それより、桃ちゃんワトソンなんて知っていたんですね...」


後方からかかるふわふわとした甘い声。しかし言っていることはかなり酷い。

蜂蜜色の長い髪を二つに結い上げ、可憐に揺らしている

敬語でいるところもさらに彼女の可憐さを引き立てる


「どうせ誰のことだか分かってないわよ」


黄色の少女の横から鈴の音のような鋭い声が入る

濃紫の髪をまっすぐに伸ばした姿勢の良い少女

どこか大人びていて、凛とした表情が印象的だった


「ですよね!!!」


黄色の少女の力強い肯定


「し、失敬な!!!」


流石にスルースキルの範囲外だったのか飛び付いて文句をつける


「じゃ、じゃあ、なにをした人か言えますか...?」


おずおずと黄色の少女が聞く


「シャーロットの助手」


季節外れの風が吹きました。


「あんたの馬鹿もここまでくると天才だわ...」


ため息をついて前髪を片手でかき揚げる青色の少女

やれやれ、といった感じでスルーを決めた紫色の少女


「それを言うならシャーロック...ですよね...」


苦笑いしながら控えめに訂正する黄色の少女

きょとんとした顔を見せた後、そっか!と手を叩く桃色少女に三人は諦めの眼差しを送った


「あ、あー!!!見て!!!」


大声を上げた桃色の少女の視線の先には形の崩れたハートのようなかわいらしいモンスターが走っていた


「捕獲する」


「が、がんばりますっ...!」


「誰が誉をあげるかな」


「ちょっと、私が見つけたんだよ?!私が一番のりするんだからぁー!!!」


四人が揃って各々のカラーと金の装飾で飾られたリップ状の物を取り出す

それを天に掲げると

桃色のリップは愛らしい小さなロッドへ

青色のリップは大きな炎を纏った刀へ

黄色のリップは美しいステッキへ

紫色のリップは自ら輝く水晶が埋め込まれた長いロッドへ

音と光と共に変化した。

そして少女たちは高らかに声を上げる。

これが変身の掛け声、合図...


「「「「_____ __ _ __


おっとここで時間切れ。

切り取れるのはここまでのよう。

続きはいつか機会があれば。

少女たちの戦いを切り取りましょう...




「そういえば、結局何が正解だったのよ」


「え?」


「あの問題」


「あれはね...いい天気、だよ!!」


「...馬鹿じゃないの」


そう言って先に歩き出した少女は優しく微笑んでいて

彼女を離さないよう、追いかけてぎゅっと手を繋いだ





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