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血塗れの夢
時々、ある夢をみる。
いや、正確には毎月の第二月曜日の午前3時。
それは主観的で見るごとに鮮明になっているように感じた。
どこの学校かわからない教室で机と椅子それと見たことない制服を着た少年少女達が体に穴をあけ血を流しながらそこらじゅうに体を絡ませながら倒れていて、教室の真ん中に一人、夕焼けの光と地面に溜まる血の反射光に照らされる自分が立っている。
自分は両手に持っていたマシンガンを血の溜まった教室の床にベチャと落とすとどこから取り出したのか警察官が使っていそうな拳銃を取り出し銃口をこめかみにぶつけ殺意に満ち満ちた声でこう言い残して引き金を引く。
「二度と目覚めるな、化け物っ!」
叫ぶと夢から覚める。