拠点・織田軍の日常その玖
今回は折角なので季節ネタです
『戦国クリスマス』
剣丞視点
それは俺達が金ヶ崎に向かう前の時だった。
本日は12月24日
すなわち…
剣丞「メリークリスマス! 」
クリスマスを前日に控えた日である。
ちなみに日本でのクリスマスの始まりは1552年の周防(すおう・現在の山口県)から始まり、ザビエルが広めたという。
だが当時の日本はキリスト文化を敵視し、以後数百年間クリスマスは開かれなかったとされている
久遠「張り切っておるではないか剣丞 」
剣丞「おっ!久遠、久し振りだな 」
久遠「久し振り?何を言っとるのだ?昨日も会ったではないか 」
何だかそう言いたくなったんだよ
久遠「最近は大きな戦もないし、たまには息抜きせぬとな 」
確か七夕の時もそんなこと言ってたよな
剣丞「まぁクリスマスを楽しむのもいいか♪ 」
今回はクリスマスを楽しもう!
そう思ったその時だった。
ドッシーンッ!!
突然何が落ちるような音が聞こえてきた。
剣丞「何の音だ!? 」
久遠「中庭の方から聞こえてきたぞ!? 」
そして俺達が中庭へ向かうと
?「いたた… 」
そこには赤い服を着て白い髭を生やし、少々小太りな体型の老人がいた
久遠「こやつ、もしや強盗だな!ここを我の屋敷と知っての犯行か!! 」
?「ひぃっ!? 」
老人を強盗と思い、刀を抜く久遠であったが
剣丞「待て久遠! 」
もしかしてこいつは…
俺が続けて言おうとすると
エーリカ「に…ニコラオス様! 」
中庭へやって来たエーリカが老人に対してそう呼んだ。
?「は? 」
久遠「にこらおす?エーリカの知り合いか? 」
ニコラオスという言葉に老人も久遠も?を浮かべていた。
ちなみにニコラオスというのは四世紀頃の東ローマにいた人物でサンタクロースのモデルになった人物らしい
そして俺達はニコラオスことサンタクロースを屋敷に入れることにした。
サンタクロース「嫌々失敬したな、儂はサンタクロースというもので、こちらの世界の子供にプレゼントを渡そうと次元の狭間を通ってきたらまだ昼だし、おまけに何者かに撃墜されてこちらに墜落してしまってのぅ 」
次元を越えるだなんて随分変わったサンタクロースだな
サンタクロース「墜落際に見たのじゃが儂を撃墜したのは鋼鉄のトナカイに乗った赤い角の生えたサンタクロースじゃったわい 」
って、それって鬼じゃん!?
久遠「鬼の出現か、ならば我らとて無関係というわけではないな 」
確かに相手が鬼ならば俺達の出番だな
サンタクロース「すぐにでもプレゼントを配りにいきたいがトナカイを切り離され、儂も怪我をしてしまった。困ったのぅ 」
サンタクロースが困っていると
剣丞「わかったよ。俺達があんたの代わりをしてやるよ 」
久遠「だな 」
エーリカ「ニコラオス様のお役に立てるのならば私は何でもします 」
サンタクロース「それはありがたい 」
こうして俺達はサンタクロースの代わりにプレゼントを配ることになった。
剣丞「でもトナカイもなしにどうやって配るんだ? 」
そもそも飛行機すらないこの時代でトナカイがどうやって
サンタクロース「その点は心配ない。すまないが馬を用意してくれぬか 」
剣丞「馬? 」
仕方がなく言われた通りに馬を用意すると
サンタクロース「さて、馬にこの粉をかけますと 」
パラッ!
サンタクロースが謎の粉を馬にかけた瞬間
ふわりっ!
サンタクロース「あら不思議!?馬が空に浮きました! 」
剣丞「ピーター〇ンかいっ!! 」
と、俺が突っ込んでいると
久遠「では出陣といくか! 」
エーリカ「参りましょう 」
バァンッ!!
サンタクロースのコスプレをした久遠とエーリカが現れた。
剣丞「うぉーっ!!やっぱサンタといったらミニスカサンタだよな! 」
久遠「何を興奮しておるのだ?とにかく行くぞ! 」
シャンシャンッ!!
サンタクロース「頼んだぞ〜!! 」
そして俺達はトナカイならぬ空飛ぶ馬に乗ってプレゼントを配りに向かうのだった。
久遠「めりーくりすます 」
エーリカ「贈り物をどうぞです 」
プレゼント配りは順調に進んでいき
剣丞「あと少しか 」
久遠「意外と早く終わるものだな 」
エーリカ「作者の都合というものですね 」
エーリカ、それは言わないで!?
そして再び空を飛ぶ俺達であったが
?「そこのサンタクロース!待ちやがれ!! 」
剣丞「えっ!? 」
急に後ろから声が聞こえ、見てみると
サンタ鬼「俺は年に一度のクリスマスを妨害するのが仕事のサンタ鬼様だーっ!! 」
バァンッ!!
鋼鉄のトナカイこと角を装備したロケットに乗った赤鬼がいた。
サンタ鬼「子供にだけプレゼントを配って大人にはプレゼントをやらないサンタクロースなんて滅ぼしてやるぜ!! 」
そんな鬼がいたんだな
サンタ鬼「サンタクロースの味方をするお前らも俺の敵だ!食らいやがれ!! 」
ドドドンッ!!
剣丞達『うわぁっ!? 』
サッ!
サンタ鬼は俺達目掛けてミサイルを繰り出してきたが間一髪、俺達は避けたのだった。
剣丞「くそっ!!ロケットだったりミサイルだったりと時代を考えない鬼め! 」
スッ…
俺は構えると
ジャキンッ!!
剣丞・久遠魂「魂合共鳴・久遠魂!! 」
魂合共鳴で久遠魂となり
剣丞・久遠魂「金剛無双連斬!! 」
ズバァッ!!
サンタ鬼「なっ!?や〜ら〜れ〜た〜!? 」
ドッカァーンッ!!
すぐにサンタ鬼を撃破したのだった。
サンタ鬼「こ…この恨みは親戚の正月鬼がはらして…!? 」
がくんっ!!
そんな奴までいるのかよ!?
その後、急いでプレゼントを配り終えた俺達は
サンタクロース「嫌々、儂を手伝ってくれてありがとう 」
サンタクロースから褒められるのだった。
サンタクロース「本来ならば大人にはプレゼントをやらぬが手伝ってくれた褒美として特別にあげよう 」
やった!
ところが…
久遠「いらぬ!我らは好きで手伝っただけだ。ぷれぜんととやらが欲しくて手伝ったわけではない 」
えっ!?
サンタクロース「そうか。ではよいクリスマスをな 」
剣丞「ちょ…ちょっと!? 」
サンタクロース「メリークリスマス! 」
ブォンッ!!
俺が止めるのも聞かずにサンタは次元の狭間とやらを通って去っていった。
剣丞「うぅっ!?プレゼント欲しかったのに 」
久遠「どうせお前は美女が欲しいとかだろうが!! 」
うっ!?バレてる!?
エーリカ「さぁ久遠様、剣丞殿、私達もくりすますぱーてぃーとやらをしましょうか 」
久遠「そうだな 」
剣丞「うぅっ!?来年こそはエッチなことをしてやるぜ!! 」
一方その頃
語り手視点
化身居士「大六天魔王様、サンタ鬼とやらが新田剣丞に倒されたそうです 」
大六天魔王「サンタ鬼?そんな奴いたか? 」
鬼軍の首領である大六天魔王に存在を忘れられているサンタ鬼であった
大六天魔王「そんなことより化身よ、我らも骨休みとしてクリスマスパーティーをしようではないか 」
化身居士「かしこまりました 」
そして
朱天童子・茨木童子・天邪鬼・美由鬼・鋼鉄鬼『メリークリスマス! 』
化身居士「我ら一同、大六天魔王様に必ずや勝利をプレゼントしてみせましょう 」
大六天魔王「うむ、期待しているぞ 」
鬼軍もクリスマスパーティーを開始するのであった。
オリキャラ紹介
サンタ鬼
年に一度のクリスマスを妨害するのが仕事の赤鬼。大六天魔王にその存在を忘れられており、親戚に正月鬼、節分鬼、雛祭り鬼等がいるらしいが彼らは出るかは不明




