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鬼の策略、騙された武田家!!

夕霧視点


夕霧は姉上である晴信様から越後にいる新田剣丞を甲斐へ連れてくるよう命じられました。


ところがその日の夜に届いた姉上からの書状によりますと


『義妹である顕如を襲撃した主犯である新田剣丞一味を殺せ 』


これはさすがの夕霧も驚いたです。


何せ連れてくるよう命じられた男をいきなり殺せだなんて命じられたのですから


そして現在、夕霧は甲斐へ向かう道中にて新田剣丞一味を囲っているのです。


剣丞「ちょっ!?俺が一体何をしたって言うんだよ!? 」


夕霧「しらを切るのもいい加減にしやがれです!ちゃんと証人だっているんですよ! 」


そう。今回は証人としてこの方がわざわざ参られたです


夕霧「顕如様、こいつらが襲撃してきた奴らに違いありませんか? 」


夕霧が聞きますと


頼廉「いや、このような奴らはいなかったような… 」


顕如様の従者である頼廉殿はそんな返事をしますが


顕如「そやつらで間違いない 」


顕如様がそう言うと


頼廉「た…確かに間違いない!もちろん我もそう思っていましたとも!? 」


顕如様と同じ意見であったかのように返事をする頼廉殿は情けないです。


剣丞「嘘言わないでくれよ!俺達はずっと越後にいたんだぜ!! 」


新田剣丞がそう言うと


ズシシンッ!!


夕霧「何奴!! 」


茂みの中から


鋼鉄鬼「ギシシッ…。我ガ仲間デアル新田剣丞ヨ、助ケニ来タゾ!! 」


カラクリのような姿をした化け物が現れますと


頼廉「あーっ!!あやつは我らを襲った奴だ間違いない!! 」


頼廉殿は大きな声で叫びました。


すこしうるさいです


夕霧「やはり仲間だったか!覚悟しやがれです 」


剣丞「違うってのに!? 」


鋼鉄鬼「ギシシッ!! 」


問答無用で殺してやるです!


顕如「フッ… 」




語り手視点


どうしてこのような出来事になってしまったのか?


そもそもの始まりはまだ剣丞が越後にいた数日前に遡る(さかのぼる)。


甲斐の国・武田の居城


頼廉「我らは晴信様より呼ばれた顕如様一行である。門を開きたまえ 」


番兵「畏まりました 」


顕如一行が門を通り、城の中へ入ると


スッ!


?「顕如よ、よく来てくれました 」


水色の髪をした小柄な女の子が現れた。


頼廉「こ…これは晴信様、お初にお目にかかります!? 」


この子が武田晴信か!?


顕如「義姉上、お遊びが過ぎますよ 」


顕如がそう言うと


ひょこっ!


光璃「顕如、種明かしが早い 」


今度は赤色っぽい髪をしたこれまた小柄な女の子が現れた。


この子こそが武田家当主・武田光璃晴信(たけだ・ひかり・はるのぶ)である。


頼廉「え…えぇっ!? 」


薫「顕如様は真面目だね 」


先程現れた女の子は武田家の三女・武田逍遥軒薫信廉(たけだ・しょうようけん・かおる・のぶかど)であった。


髪の色以外晴信にそっくりな薫は光璃の影武者でもあり、武田家の秘密である。


頼廉「な…何と影武者でしたか!?も…もちろん我はわかっていましたとも!? 」


もちろん嘘である。


光璃「それより顕如、少しばかり来るのが遅かったようだけど何かあった? 」


顕如「それについて詳しくお話ししましょう 」


そして顕如は語った


光璃「化け物を連れた長尾軍に襲われた!? 」


顕如「はい。そして一行の中には天の御遣いと呼ばれている新田剣丞がおりました 」


これにはさすがの光璃も驚きである。


光璃「大変。つい先日頃、夕霧に新田剣丞を連れてくるよう命じたばかり 」


今から越後へ向かったとしても間に合うかどうかわからない


顕如「それなら義姉上、我らの中から一番素早いものを送ります。そして我らも夕霧の加勢に行きましょう 」


光璃「それは助かる。でも私の義妹である顕如を襲うだなんて長尾景虎は許さない! 」


美空に対して怒りを燃やす光璃


薫「あのぅ顕如様、とりあえず今日は休まれてはどうですか 」


顕如「そうさせてもらいましょう 」


そして顕如達は部屋へと移動すると


顕如「頼廉、我は着替えをしますから絶対に部屋を覗いたり入ったりしてはいけませんよ。そんなことしたら破門ですからね 」


頼廉「わかりました 」


惜しみながらも顕如に命じられ、部屋を出る頼廉


するとその直後


化身居士「なかなかの名演技ですな美由鬼殿 」


バァンッ!!


どこから入ったのか?いつの間にか部屋にいた化身居士が顕如に話しかけた。


すると…


バサッ!!


顕如が着物を脱いだ瞬間


美由鬼「あれくらいで感心してもらっちゃ困るわよ 」


バァンッ!!


そこには顕如ではなく


露出の高い服を着て、はち切れんばかりの爆乳を持った姿が人間っぽい女の鬼がいた。


この鬼が最後の五鬼である美由鬼なのだ。


美由鬼「化身、この美由鬼様をなめないでよね!美由鬼様に化けられない人物なんていないっての、何せ私の変化は声や体型はおろか記憶や能力までその人物になりきれちゃうんだから 」


物凄い能力である。


化身居士「美由鬼殿の活躍は大六天魔王様も期待しておりますので頑張りください 」


美由鬼「わかってるっての!あっ、そうだ化身、あんた暇なら兵に化けてこの書状を夕霧って奴に渡してきてちょうだい 」


化身居士「畏まりました 」


美由鬼「うふふっ、見てなさいよ新田剣丞。私はあんたにやられた他の三鬼とは違うってところを見せてあげるわ 」


この事実は数日後の現在においても誰も知らなかった。


オリキャラ紹介


美由鬼(みゆき)


大六天魔王率いる五鬼の一人で性別は女。はち切れんばかりの爆乳の持ち主。人間っぽい外見で特技は変化。変化は相手の姿や声だけでなく能力や記憶まで変化可能

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