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逃〇中 IN春日山城

タイトルに書かれてますが某有名番組とは一切関係ありません

剣丞視点


美空の娘である空ちゃんを助けるため春日山城に潜入した俺、ひよ、ころの三人


その後、潜入には何とか成功したものの、空ちゃんと共に拐われていた愛菜が騒いだせいで見つかってしまい、近くにいるはずの小波とも連絡がとれず、俺達三人は空ちゃん、愛菜を連れて春日山城をさ迷うのだった。


剣丞「小波ったら、何で連絡がつかないんだよ!? 」


本当ならば小波の指示で今頃脱出しているはずなのに!?


ひよ子「お頭!こうなったら私かころちゃんと魂合共鳴(ソウルシンパシー)して追手を迎撃しましょう 」


確かに俺はひよところのおっぱいを事前に揉んでいるため魂合共鳴は可能だ。


俺もそうするしかないと思っていたが


くいっ!


空「・・・ 」


剣丞「空ちゃん… 」


俺が担いでいる空ちゃんが無言ながらも『みんなを傷つけないで』と言っていたため


剣丞「いや、ここは逃げまくるしかない! 」


俺は迎撃よりも逃げることを選択した。


しかし…


家来達『くせ者、待てーっ!! 』


これだけ大勢の家来達から無事に逃げ切ることができるのか!?


俺の中で某有名番組風な感じで


『逃〇中!IN春日山城』


と流れてしまった。


逃げ切ったところで賞金は手に入らないのにそんなこと思い付くだなんて随分余裕な考えだな


俺達が追手から逃げていると


剣丞「おっ!道が二つに分かれている 」


右と左、どちらかに進むかという通路に遭遇した。


こうなったら運に任せるしかない!


剣丞「ひよ、ころ、二手に分かれるぞ! 」


ひよ子・転子『了解です! 』


バッ!


追手の数を減らすため、俺は右の通路を、ひよ達は左の通路を進んでいったのだが


パッ!


転子「あれっ? 」


ひよ子「お頭、さっきぶりですね 」


どうも二つの通路は繋がっていたらしく、分かれてすぐに俺達は遭遇してしまった。


意味のない通路を作るんじゃねぇ!!


家来達『くせ者!くせ者!! 』


ひよ子「お頭、追手の数が徐々に増えていますよ!? 」


このまま逃げ続けても追手の数が増えるだけだ


一旦何処かへ隠れなければと道を探していると


厨房


バンッ!!


俺の目に厨房、すなわち台所の文字が入った。


剣丞「ひよ、ころ、あそこへ行くぞ! 」


ひよ子・転子『了解です! 』


バッ!


一旦厨房に逃げ込む俺達


そこでは…


料理人達『そいやっ!そいやっ! 』


まさに料理の真っ最中であった。


すると


ぐきゅ〜っ!!


剣丞「あはは… 」


俺の腹の虫が盛大に鳴った。


ひよ子「そういえばお昼ご飯まだでしたよね 」


転子「恥ずかしながら私もお腹が空いてきました 」


ですよね〜


しかし、俺達にのんびりしている時間はなかった。


家来達『くせ者!!くせ者!! 』


追っている家来達がここまで追ってきたからだ。


転子「どうしましょうかお頭!? 」


剣丞「くそーっ!? 」


もはやこれまでかと思われたが


剣丞「あれはっ! 」


俺の目にあるものが入った。


スッ!


俺はそいつを手に取ると


剣丞「食らえーっ!! 」


シュッ!


家来達の足元目掛けて投げつけた。


すると


つるんっ!


家来達『うわぁーっ!? 』


どってーんっ!!


家来達は俺が投げたバナナの皮を踏んで滑ってしまった。


ひよ子「すごいですお頭!? 」


剣丞「ま…まぁな!? 」


この時代にバナナがあって助かったぜ


※ちなみにバナナを初めて食べたのは信長という説があります。


※大変危険ですので読者は絶対に真似をしないでください。


剣丞「とにかく逃げるぞ二人とも! 」


ひよ子・転子『了解です! 』


ダッ!


俺達は家来達がバナナの皮を踏んで滑り、気を失っている隙にその場から逃げ出したのだった。


それから数分後


家来達『くせ者!!くせ者!! 』


剣丞「また同じ展開かよ!? 」


俺達はすぐに別の家来達から追いかけられていた。


ひよ子「お頭、どうしましょう!? 」


どうするったって、また何処かへ隠れるしかない!


と、俺の目にある部屋が入った。


それは…


剣丞「あそこだ!あそこならば奴らは入ってこない! 」


バァンッ!!


女風呂であった。


だが当然のごとく


ひよ子・転子『ダメです!! 』


ひよところに却下されてしまった。


くそぅっ!!


俺が悔しがっていると


空「あ…あのぅ 」


空ちゃんが何かを話そうとしていた。


話を聞いてみると


空「ま…窓から逃げたら 」


三人『あっ!? 』


空ちゃんの言葉で俺達は気づいた。


どうせ外へ逃げるのだから別に扉から出る必要はないということを


愛菜「今頃気付くだなんて馬鹿な奴らです 」


そんな愛菜はうるさいので気を失わせといた。


というわけで…


バキィッ!!


剣丞「窓から出させてもらうぜ! 」


バッ!


俺達は窓から城の外に脱け出した。


しかも運のいいことに


ひよ子「お頭、ここは偶然にも私達が登ってきた崖の近くです! 」


さっきまでの運のなさが嘘のように幸運だな


剣丞「よし!いくぜ 」


バッ!


こうして俺達は城から脱出したのだが


家来達『くせ者!!くせ者!! 』


だからといって追手から逃げられるわけがなかった。


転子「お…お頭、私もう限界です!? 」


ひよ子「実は私もです!? 」


俺だってさっきから走ってばっかでもう限界だよ!


追手から逃げている俺達が限界にきていると


バッ!


剣丞「あれは! 」


目の前には雫、雀、烏がいた!


雫「遅いですよ剣丞様!私の晴れ舞台を無くすつもりですか! 」


剣丞「ごめんごめん!あとよろしくな 」


雫「了解です! 」


サッ!


俺達は雫達にあとを任せてそのまま走ると


雫「鉄砲隊、構えーっ!! 」


チャキッ!!


雫の指示で鉄砲を構える雀と烏


そして


烏「・・・ 」


雀「撃ちまくってやるってお姉ちゃんが言っています 」


パパパンッ!!


家来達『うわぁーっ!? 』


俺達を追ってきていた家来達は鉄砲に怯んでそのまま去っていった。


何はともあれ人質救出作戦は成功したのだった。


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