表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/150

越後のひと騒動

美空視点


私の名前は長尾美空景虎(ながお・みく・かげとら)


越後(現在の新潟県)を治めている領主よ


鬼が来たという話を聞いたから攻めに向かったけどまさかそこである意味有名な新田剣丞に出会うだなんてね


織田への人質としてはちょうどいいと思ってとりあえず越後に来てもらうことにしたわ


でも


剣丞「言っておくが久遠はケチな性格だから身代金を要求したって無駄だからな! 」


ひよ子「お頭、久遠様に対してそんなこと思ってたんですか!? 」


転子「これは後で報告しないといけませんね 」


剣丞「いや、ちょっとした言葉のあやって奴で!?… 」


むにゅんっ♪


一葉「確かに織田はケチであるな、しかし余ならば主様のためなら金子どころか胸まで差し出すぞ 」


剣丞「うほほっ!お…おっぱいが当たって!! 」


詩乃「これは確実に報告しなければなりませんね。それも明確に 」


こんな連中、連れてきてよかったのかしら?


何だか少し頭が痛くなってきたけど


私の頭が痛くなるのはまだ更に続くのだった。


そして私が越後に着くと



剣丞視点


剣丞「はぁ〜、人質になるだなんて俺は一体どうなるんだよ!? 」


俺は今更ながら人質になったことを悔やんでいた。


確かこの時代、有名な人質事件となると竹千代(後の徳川家康)が今川に向かう途中、親戚の手引きによって織田に連れていかれた事件があったっけな


まぁ人質を殺すなんてことはしないだろうから命の保障は安全されるようなものだろう


すると


ひよ子「お頭、おっぱいが走っています!? 」


剣丞「まさか… 」


本当におっぱいが走るわけがない


どうせひよの見間違いかと思われたが…


?「お…御大将〜!! 」


ぶるんぶるんっ!


そこには物凄い巨乳の人が胸を揺らしながらこちらに向かっていた。


それを見た俺は思わず


剣丞「パイオツカイデーっ!! 」


美空「な…何よ!? 」


そう叫ばずにはいられなかった。


しかし見れば見るほどでかいおっぱいだ。


あのおっぱいは紫苑義姉さん達級か


いやでも若さならこちらの方が…


俺がそう思ったその時だ。


ヒュヒュンッ!!


剣丞「おわっ!? 」


突如、何処からか矢が放たれ、俺を壁に打ち付けたのだった。


美空「な…何事なの!? 」


剣丞「いや、別に気にしなくていいからさ 」


義姉さん達の悪口を言うと俺に災難がやってくる


その事を説明するには少しばかり難しかった。


美空「それより秋子(あきこ)、そんなに慌ててどうかしたの? 」


秋子「は…はいぃ 」


あのおっぱいがでかい人は秋子さんというのか


よしっ!覚えておこう


ひよ子「お頭ったらまた鼻の下伸ばしちゃって 」


転子「うちのお頭は本当に巨乳に弱いんだからね 」


詩乃「世間から変態呼ばわりされるわけですよ 」


剣丞「い…いや違うぞ!? 」


やばい!?このままじゃ大将としての尊厳が…


そんな俺に


むにゅんっ♪


一葉「のぅ主様、あの者よりかは余の胸は負けるがそれでよければ余の胸を好きにしてよいぞ 」


一葉が背中からおっぱいを押し当ててきた。


ま…マジですか!!


一葉を甘い性格にするようにと指摘してきた読者に感謝です!


詩乃「け〜ん〜す〜け〜さ〜ま〜!! 」


ひよ子「お頭はやっぱり巨乳が好きなんだ。ちっぱいの私なんて興味ないんだ 」


雫「新田剣丞の軍師も大変ですね 」


あぁ、違うからーっ!!


美空「えぇいっ!!あんた達うるさいわよ!! 」


ドッカァーンッ!!


俺達の騒ぎは美空の怒声によって終了した。


美空「あんた達が騒いだせいで話が聞こえなかったじゃないの!!悪いけど秋子、もう一度話してくれない 」


秋子「は…はいぃ 」


今度はしっかり黙らなければ


秋子「御大将が不在の間、これはいい機会だと晴景様と政景様が春日山城を乗っ取ったのです 」


美空「何ですって!? 」


秋子「それだけならまだしも、空様と愛菜を人質にとられ、我々は手出しができなかったのです 」


秋子さんがそう言うと


ドォンッ!!


美空は柱に拳を食らわし


美空「あの無能、城を奪うならまだしも娘である空にまで手を出すだなんて、空に傷一つつけたらぶっ殺してやるんだからね!! 」


物凄く怒っていた!?


んっ?いまちょっとしたことを聞いたような…


『娘である空』


ってまさかあの見かけで子持ち!?


これはちょっとした物凄い発見であった。


詩乃「やれやれ、どうやら越後でも何か大変なことが起きているようですね 」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ