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越後の龍あらわる

剣丞視点


うぅっ…


何故だかよくわからないが俺は昔のことを思い出していた。


華琳「剣丞、よく聞きなさい 」


幼い剣丞「華琳お姉ちゃん 」


華琳義姉さん、体とおっぱいは小さいけど実はかなりの才能を持っていて一刀伯父さんの家の収入の行っている人物の一人


華琳「確かにあなたの伯父は世間から言われているように節操なしで優柔不断で種馬よ 」


この時、一刀伯父さんは世間から種馬だの優柔不断だの節操なしだの一夫多妻死ね!!だの批判を受けていた。


華琳「でも一刀はたとえ愛するもののためなら自分が消滅しようが救おうとする立派な男なの、あなたもその点は誇りに思いなさい 」


幼い剣丞「あいっ! 」


この時の俺はその言葉の意味がよく理解できていなかった。


だが今ならわかる気がする


俺がそんな過去の記憶を見ていると


パッ!


剣丞「うぅっ…!? 」


俺の目に一刀伯父さんの家から元の戦国時代の風景が映し出された。


すると


ひよ子「あっ!ようやくお頭が目を覚ましたよ 」


突然ひよが叫ぶと同時に


詩乃「剣丞様っ!! 」


ずいっ!!


剣丞「ひぃっ!? 」


詩乃の怒声が響いた。


詩乃「まったく剣丞様ときたら無茶ばかりして!やはり一人で鬼の相手をさせるべきではなかったですよ 」


雫「新田剣丞の軍師も大変なんですね 」


新しく仲間になった雫は今後を心配するのだった。


一葉「しかしさすが主様だ。あのような強き鬼を一人で倒すだなんて、さすがは余の夫じゃな 」


幽「まぁ互いに無鉄砲ということで気が合うんでしょうね 」


そういえば…


剣丞「そういえば今気づいたけどここは何処なんだ? 」


越前にいたはずなのに何だか少し回りの風景が変わっているような気がするんだが


すると


?「あら、ようやく目を覚ましたようね 」


バンッ!!


俺の目の前に白い髪でツインテールの女の子が現れた。


そういえば微かだけど最後に見た人っぽいな


剣丞「君は一体? 」


俺が彼女について聞いてみると


美空「私は越後(現在の新潟県)の武将。長尾景虎(ながお・かげとら)よ。通称の美空(みく)って呼んでいいわよ天の御遣いさん 」


剣丞「俺のこと知ってるの!? 」


この時の俺は長尾景虎があの有名な武将であることを知らなかった。


美空「そりゃあなたが知らないところで有名だもの。身に寄ってくる女をすべて蕩しこむ蕩し(たらし)の達人とね 」


俺って世間じゃどんな印象なの!?


詩乃「まぁ間違っていませんし 」


ひよ子「お頭は節操なしで有名ですからね 」


剣丞「ひどっ!? 」


まさか仲間からもそう思われていただなんて!?


美空「しかしまさか鬼が暴れていると聞いて向かえばまさか天の御遣い一団に遭遇するだなんてね 」


えっ…


ひよ子「実は私達が鬼と戦っていると長尾軍が現れて加勢してくれたんです 」


転子「そのおかげで戦いが早く終わったんですよ 」


成程ね


剣丞「それはありがとう。総大将として礼を言わせてもらう 」


俺がお礼を言うと


美空「べ…別にあんた達を助けるために出撃した訳じゃないし、こっちに鬼が来たって話だから… 」


俺はすぐに美空の性格がわかった。


この娘、ツンデレなんだ


だから同じツンデレである華琳義姉さんの夢を見たのかもしれないな


おっと、こうしちゃいられない


剣丞「ところで悪いんだけどついでに俺達を岐阜に送ってくれない? 」


すると


美空「はぁ?何を言ってるの? 」


剣丞「えっ? 」


美空「私が無償であんたを助けると思う? 」


まさか!?俺を助けたのって…!?


美空「新田剣丞、あんたには対織田軍への人質として越後に来てもらうわ!逃げたりしたらどうなるかわかっているわよね 」


ザッ!


いつの間にか回りは長尾軍に囲まれてしまい俺達は脱走できないでいた。


この子って一体!?


一葉「さすが越後の龍と呼ばれる長尾景虎だな、抜け目がなさすぎる 」


越後の龍…


その言葉を聞いて俺は気づいてしまった。


越後の龍、そう呼ばれている戦国武将がいた。


その名も上杉謙信!


確か謙信ってのは出家(生活を捨てて仏門に入ること)した時の名前


この時代の謙信はまだ出家してないから景虎なわけか


俺は恐ろしい人物に会ったのかもしれない…!?


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