禁断なる鬼の秘薬
既に知っている人もいるでしょうがついに西森が暁にて小説を投稿しました。気になる人は見てください。
剣丞視点
越前に向かう途中、鬼軍の罠にかかり、金ヶ崎で捕まった俺達
俺達は久遠を逃がして剣丞隊が殿をつとめ、鬼軍の相手をすることになり
当初、鬼軍大将の天邪鬼の卑劣さに俺はつい軍を乱してしまい窮地に陥ってしまうが
そこへ一葉の元にいた雫、烏、雀が救援に駆けつけ
軍師である雫の策により俺に挑発された天邪鬼は軍を置いて俺に向かってきてしまい戦況は変化し、俺は天邪鬼と一対一で戦うことになる。
天邪鬼のハンマーや幻術に苦戦するなか、天邪鬼の隙を見つけた俺は天邪鬼を切りつけたのだった。
天邪鬼「ぎゃあぁーっ!? 」
顔を傷つけられたことに叫ぶ天邪鬼
剣丞「いける!このまま押しきってやるぜ! 」
こいつ相手に魂合共鳴は必要ない
俺がそう思ったその時だった。
天邪鬼「お…おのれ!?よくもボクに傷をつけてくれたな!こうなったらどうなるかわからないけど化神ちゃんからもらったこいつを使うしかなさそうだ 」
スッ!
すると奴は懐から妙な丸薬を取り出した。
あんなので一体何をする気だ?
天邪鬼「これは蘭奢待に鬼の血液を混ぜた特製丸薬!化神ちゃんは飲んだらどうなるかわからないから控えるように言ってたけど、もうこうなったら新田剣丞を殺せるのならばボクはたとえ死んでも構わない! 」
ゴクンッ!!
天邪鬼は妙な丸薬を飲み込んだ。
すると
天邪鬼「ご…ごごごっ…!? 」
妙な丸薬を飲み込んだ途端奴に変化が起きたのだった。
剣丞「一体何が起きるっていうんだ!? 」
俺が天邪鬼の変化を見続けていると
ズズンッ!!
めきめきっ!!
バァンッ!!
天邪鬼は図体がでかくなり、体が黒く染まり、皮膚が固くなったのだった。
剣丞「あれが天邪鬼かよ!? 」
知らない人が見たら誰だかわからねぇな!?
すると
スッ!!
変化した天邪鬼が俺に気づいた瞬間
ババッ!!
天邪鬼は俺目掛けて向かってきた。
剣丞「こいつ、馬鹿みたいに体当たりってか!?だがこの刀で返り討ちにしてやるぜ!! 」
スッ!
俺は突撃してくる天邪鬼に対して返り討ちにしてやろうと刀を構えた。
この鬼を切り裂く刀で天邪鬼を一刀両断!!
…それが俺の考えていたことだったのだが…
ガキィンッ!!
剣丞「なっ!? 」
何と!?刀は天邪鬼を切り裂くどころか弾かれてしまい
ドカァッ!!
剣丞「ぐほっ!? 」
ドザザーッ!!
天邪鬼の突撃を食らった俺はぶっ飛ばされてしまった。
剣丞「げほっ!? 」
弾かれたとはいえ刀で防いだから直撃は避けたようだ。
だがそれでも大ダメージには違いないがな
剣丞「まさか刀が弾かれるだなんて!? 」
今までどんな鬼だって切り裂いてきたってのによ!?
すると天邪鬼は
天邪鬼「ガガガ…ニッタケンスケ、コロシテヤル!! 」
どうやら今の天邪鬼は俺を殺すしか頭にないらしい
きっとあんな姿になって自分でも体を制御できないのだろう
ザッ!ザッ!
俺に止めを刺すべく突撃しようと構える天邪鬼
もう一度あの一撃を食らったらさすがの俺もヤバイ!?
剣丞「こうなったら久遠、俺に力を貸してくれ! 」
スッ!
俺は右腕を構えると
ゴォッ!!
残った気を右腕一本に集中させ
パァッ!!
気の塊を出現させた。
そして
剣丞「魂合共鳴! 」
スゥッ!!
俺は魂合共鳴と叫びながら気の塊を自身へと入れた。
すると
パァッ!!
剣丞・久遠魂「魂合共鳴・久遠魂!! 」
ジャキンッ!!
光り輝いた俺の体は魂合共鳴・久遠魂へと変化したのだった。
そして
天邪鬼「ゴガガァーッ!! 」
バッ!
俺は向かってくる天邪鬼に対し
スッ!
光る刀と久遠の得物である圧切長谷部の二本を抜くと
剣丞・久遠魂「相手をしてやるぜ天邪鬼! 」
ジャキンッ!!
二本を居合いのように構えた
俺は向かってくる天邪鬼を迎え撃つつもりだ。
もちろん勝算があってのこと、別に無茶をしているわけではない
剣丞・久遠魂「確かに一から攻撃したんじゃ魂合共鳴といえども天邪鬼を切り裂くことはできないのかもしれない。だが最初に俺が奴の顔につけた切り傷!そこを集中して狙えば奴を倒せるのかもしれない! 」
外せば俺の負け、当たれば俺の勝ちに俺は賭けるしかなかった。
そして
天邪鬼「ニッタケンスケ、コロシテヤル!! 」
ババッ!!
天邪鬼が向かってくると同時に
剣丞・久遠魂「金剛無双連斬!! 」
ブォンッブォンッ!!
俺は二本の刀を同時に振るった。
ザッ!
勝負は一瞬の出来事
俺と奴が交差した直後
剣丞・久遠魂「ぐっ!? 」
がくんっ!!
俺は膝をついてしまったが
天邪鬼「ギャシャシャーッ!! 」
ブシュシューッ!!
天邪鬼は顔から血を噴き出し叫びまくるのだった。
剣丞・久遠魂「や…やったぜ… 」
ばたんっ!!
シュパンッ!!
と、ここで俺は倒れ、魂合共鳴も解けてしまったのだがその直後
天邪鬼「二…ニッタケンスケーッ!! 」
ババッ!!
天邪鬼は最後の力を振り絞り倒れている俺に迫ってきたのだが
ドゴォーッ!!
天邪鬼「ギャシャシャーッ!? 」
シュウゥッ…!!
突然、謎の力が天邪鬼を襲い、天邪鬼は消滅してしまった。
その直後
?「へぇ、鬼が騒いでいるって聞いたから様子を見てみればすごいものね 」
バンッ!!
俺の目の前に白のツインテールの女の子が現れたのだった。
次回、新章突入&新キャラ登場!




