鬼軍の狙い、嵌められた久遠!?
剣丞視点
う〜ん…!?
俺は一体どうなったんだ?
確か俺は復活した釣竿斎を倒すため、たまたま俺の前に現れた一葉と魂合共鳴して釣竿斎を倒したはずだ。
思い出した!俺は疲れて気を失ったんだ!
だから目の前が真っ暗なのはわかるが頭の方に柔らかい何かに乗せられている。
一体何だろうか?
パチリッ…
気になった俺は目を開けてみると
久遠「んっ?目が覚めたか剣丞? 」
剣丞「く…久遠!? 」
俺の目の前に久遠の顔が現れた。
ということはこの頭の柔らかい感触は…!?
やっぱり!!久遠の膝だ!?
つまり俺は久遠に膝枕されているのだ。
久遠「まったく!いつもいつも心配させおってこのたわけっ!! 」
剣丞「うぅっ…!? 」
反省してます!!
久遠「だが我はお前が勝つと信じていたぞ。もちろん我だけでなく、他の皆もな 」
剣丞「みんな… 」
あぁ、俺はなんて優しい仲間達に囲まれている幸福者なんだ。
この時はそう思ったのだが
久遠「それはさておき剣丞よ 」
剣丞「何だ? 」
久遠「先程の戦いを見守らせてもらったが魂合共鳴とは一人でもできるものなのか? 」
という久遠の質問に
剣丞「まぁ条件として真名、こっちでは通称を授かることと、一度だけおっぱいを揉めば離れててもできるぜ 」
俺が正直に答えた結果…
久遠「デアルカ、しかし剣丞よ、我の記憶によればお前は我と一度魂合共鳴した後でも二度ほど我の胸を揉んでいるのだがな、何故だ? 」
剣丞「それはもちろん。俺がおっぱいを揉みたいだけ♪…はっ!? 」
ここまで話して俺はようやく気づいた。
一刀伯父さんが俺に魂合共鳴は一人でもできると教えてくれた次の日、何故かボロボロな姿になっていた理由を
その理由は…!?
久遠「そうだと知っていながら我の胸を二度も揉んだわけか!!この…たわけ者がぁーっ!! 」
バッチィーンッ!!☆ミ
剣丞「ぎゃあぁーっ!? 」
膝枕されながら俺は久遠に思いっきりボコられてしまった。
恐らく一刀伯父さんも俺と同じように義姉さん達にボコられまくったに違いない。
だがこの時の俺は気づいていなかった。
俺達が騒いでいる頃、京では大変なことが起きていることを…
久遠「このたわけーっ!! 」
バッチィーンッ!!☆ミ
と…とにかく今は痛いとしか感じられない!?
化神居士視点
ここは京の中心にある場所
そしてここには将軍よりも偉い立場の人間である帝がいる場所でもある。
化神居士「そろそろ釣竿斎の時間稼ぎも終わる頃だろうし、私も役目を終わらせるとするか 」
スッ!
そう言いながら私は屋敷へと潜入したのだった。
側近「帝、もはや京は鬼軍の巣窟となっております。お早くお逃げください! 」
帝「馬鹿者!!将軍である足利が逃げておらぬのに朕が逃げられるか!! 」
側近「しかし!? 」
化神居士「ほぅ、帝というのは態度まで立派なものだ。少しは感心したぞ 」
帝「何奴だ!出てまいれ!! 」
帝が出てこいというので私は
スッ!
化神居士「言われた通りに出てきてやったぞ 」
帝の前に現れた。
側近「誰だ貴様は!! 」
化神居士「私は鬼軍の軍師とでも言っておこう 」
側近「鬼軍の軍師だと!!ここを何処だと思っている!くせ者だ!!出会え出会え!! 」
側近の男は大きな声を出すが
化神居士「残念ながら援軍は来ないよ。そういった連中はすべて片付けたからね 」
側近「何だと!? 」
化神居士「本当ならば帝を殺したいところだけど、今日のところは欲しいものをくれたら大人しく下がってやってもいいよ 」
帝「ほ…欲しいものだと!?金か?官位か? 」
化神居士「そんな誰でももらえるようなものに興味はないさ、私が欲しいのは… 」
それは…
化神居士「蘭奢待さ 」
私がそれを言った直後
側近「ば…馬鹿を申すな!!何を言うかと思えば蘭奢待だと!!あれを何だと思っている!!あれは将軍でも手に入れるのが不可能とされている香木だぞ!! 」
そんなことくらいわかってるさ
でも
化神居士「渡してくれないのならば仕方がない。ここで帝の命を頂戴させてもらうとしよう 」
ギンッ!!
側近「ひっ!? 」
私は側近目掛けて殺気を放った。
すると
帝「お主、本当に蘭奢待を渡せば朕の命は助けてくれるのだな? 」
側近「み…帝!? 」
化神居士「もちろんだ。蘭奢待さえくれれば帝の命なんていらないからね。この場から大人しく消えてあげるよ 」
帝「そうか 」
すると帝は
帝「蘭奢待を持ってまいれ! 」
バァンッ!!
私に蘭奢待を渡すことにした。
側近「し…しかし帝!? 」
帝「早く持ってまいれ!! 」
側近「は…はい!? 」
サッ!
帝の迫力に負け、側近は蘭奢待を取りに向かった。
そして
帝「蘭奢待だ。持っていくがよい 」
化神居士「ありがとうございます 」
帝は私に蘭奢待を渡した。
化神居士「これさえあれば我が主君も喜びましょうぞ 」
帝「お主の主君だと? 」
化神居士「そういえばまだ名乗ってませんでしたね。私の主君は天魔と申します 」
バァンッ!!
化神居士「では私はこれで 」
シュッ!
蘭奢待を手に入れ、役目を終えた私はその場から去った。
帝「んっ?そこのお主、朕は天魔という名を何処かで聞いたような気がするのだが覚えはないか? 」
側近「帝、それは恐らくこの京に来ているとされる織田信長のことでしょうよ!? 」
帝「そうか、信長公か!? 」
これでよし!第六天魔王様と信長を間違えているようだな
これで信長の評判は下がった。
帝「まさかと思うが朕を襲撃し、剰え(あまつさえ)蘭奢待を奪うとは許せぬ!! 」
これが我ら鬼軍の狙いなのさ
化神居士「そしてこの蘭奢待、人間からすれば単なる香木にすぎないが鬼軍からすれば貴重なものへと早変わりする! 」
蘭奢待を手に入れる。
これがもう一つの狙いなわけさ




