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一か八かの魂合共鳴

剣丞視点


剣丞「がはぁっ!? 」


一葉を救いに京へやって来た俺達


だが一葉を人質に取られ、俺は釣竿斎と戦うことに


弟である為三を俺に倒された釣竿斎は怒りで力を上げ、更には三好三人衆と合体し、俺の力も通じなくなってしまう。


対して俺は化神居士によって久遠達の介入を阻止され、魂合共鳴ができなくなっていた。


久遠「剣丞!? 」


ちくしょう!?魂合共鳴さえできればこんな奴…


釣竿斎「どうだ痛いか?だが儂の弟である為三が味わった苦しみはこんなものではない!貴様は思いっきりいたぶった後、即座に殺してやる! 」


ズバァッ!!


剣丞「がはぁっ!? 」


ちくしょう…




久遠視点


久遠「くっ!?剣丞が目の前で苦しんでいるというのに我には何もできないというのか! 」


いつもそうだ。


我は大事な人が苦しんでいる時に限って何もできやしない


平手の尼の時も、我の母の時も…


麦穂「久遠様、落ち込まないでください 」


壬月「主君たる久遠様がそのような感じではいけません! 」


壬月、麦穂…


エーリカ「皆さんの言う通りです。たとえ参戦はできなくとも剣丞様の勝利を祈ることはできます! 」


エーリカ…


確かに皆の言う通りだ。


主君たる我が気落ちしていては皆に影響してしまう。


ぐっ!!


剣丞、我はお前の勝利を信じるぞ!


そう思って我は拳を握るのだった。




剣丞視点


ちっ!?殴られ過ぎてそろそろ目が見えにくくなってきたようだ


釣竿斎「所詮、貴様のような儒子(こぞう)なぞ、女子(おなご)の手を借りなければ戦えないひ弱なものだ! 」


あぁ、確かにお前の言う通りだよ


くそっ!!魂合共鳴さえ使えればこんな奴…


俺一人で魂合共鳴できればこんなことには…


と、俺が思ったその時


剣丞「そういえば! 」


俺の頭の中で一つのことが閃いた。


そういえば前にこんなことがあったな


あれは俺がまだ小さかった十数年前


一刀・愛紗魂「魂合共鳴・愛紗魂!! 」


ジャキィンッ!!


一刀伯父さんが一人で魂合共鳴を成功させていた。


幼い剣丞「伯父さんすごい!魂合共鳴って一人でもできるんだね!? 」


俺は伯父さんから魂合共鳴は最低二人でやるものと聞いていたためすごく驚いた。


シュパンッ!!


一刀「確かに魂合共鳴は条件がそろえば一人でも可能だ。だが剣丞、お前に警告しておく!もし一人でやった場合、下手すれば死んでしまうかもしれない 」


当時の俺はそんなことあるもんかと笑っていたのだが


その次の日


幼い剣丞「お…伯父さん!? 」


バァンッ!!


ボロボロな状態の一刀伯父さんが発見された。


伯父さんに理由を聞いてみるも


一刀「男には言えない事情というものがある! 」


と言って教えてくれなかった。


俺に魂合共鳴を教えてくれたあの一刀伯父さんでさえあんなボロボロな姿になるくらい一人での魂合共鳴は危険ってわけか


だがこのままでは俺はいずれ殺されてしまう。


剣丞「そうなるくらいなら、俺は戦って死ぬことを選ぶしかないな! 」


そう俺が決意した直後


釣竿斎「そりゃぁーっ!! 」


ドカァッ!!


剣丞「がはぁっ!? 」


ドサッ!!


俺は釣竿斎にぶっ飛ばされた。


釣竿斎「どうやら貴様の命はもう虫の息のようだな!為三の敵討ちだ!楽にあの世に送ってくれる!! 」


バッ!!


俺にとどめを刺すべく釣竿斎が向かってきた。


だが距離ができた今ならできる。


スッ!


俺は右手を出すと


剣丞「ハアァーッ!! 」


ゴォッ!!


右手一本に気を集中した。


すると


パァッ!!


俺の右手に気の塊が出現した。


それを俺は…


剣丞「魂合共鳴!! 」


ぐいっ!!


スッ!


魂合共鳴と叫びながら気の塊を自分の中に入れた瞬間!


パァッ!!


俺の体は光り輝き


剣丞・久遠魂「魂合共鳴・久遠魂!! 」


ジャキンッ!!


魂合共鳴を一人で成功させていた。


そう。実は魂合共鳴は一人でもできる。


しかしそれには条件として一度だけその人のおっぱいを揉むこと。真名、あるいは通称を得なければならない


二度目以降はおっぱいを揉まなくてもさっき俺がやった手順で魂合共鳴が可能なんだ。


久遠「なっ!? 」


化神居士「まさか一人で魂合共鳴ができるだなんて!? 」


まさかの出来事に驚く化神居士


釣竿斎「おかしいな、化神居士によれば魂合共鳴とやらは女子の胸を揉まなければできぬ愚かな技だと聞いたのだが、まぁ別に構わん!たとえ姿が変わろうが貴様が儂に勝てる道理なぞないのだからな! 」


バッ!!


構わず俺に向かってくる釣竿斎であったが


剣丞・久遠魂「さっきまでの俺とは違うってとこを見せてやるぜ! 」


スッ!


俺は自分の刀と久遠の得物を構えた。


一人での魂合共鳴でも以前のと変わらぬ実力と能力が発揮できるんだ。


それを奴の体で試してやるぜ!


釣竿斎「うおぉーっ!! 」


釣竿斎が俺に向かってくると同時に


剣丞・久遠魂「金剛無双連斬!! 」


ズッバァーンッ!!


釣竿斎「がっ…がっはぁーっ!? 」


ドッカァーーンッ!!


俺は必殺の金剛無双連斬を食らわし、釣竿斎は爆発したのだった。


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