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一葉の危機!?

剣丞視点


観音寺城を攻めた俺達の仲間として新たに白百合と梅が加わり、そのまま俺達は一葉を救援すべく、一葉がいると思われる二条館へと向かっていった。


歴史では一葉(足利義輝)は三好達に殺されてしまう!


だがそんなことはさせない!


一刀伯父さんいわく、


『女は歴史を変えることになっても救え!たとえその結果として自分が消えようともな! 』


それに何もかも歴史通りに進むとは限らない


一葉の実力はかなりのものだ。鬼の軍勢が相手であっても勝利するであろう。


俺はそう信じている。


そんな俺の心境を察知したからなのか


久遠「案ずる(心配する)な剣丞、一葉とて歴代最強と呼ばれた剣豪将軍だ。簡単に敗れるようならば我に文なんて送らんさ 」


久遠が心配しないよう言ってくれた。


確かに久遠の言う通りだ。


剣丞「そうだよな、あの人のことだからきっと鬼をばったばったと倒して、今頃倒した鬼の山にいるかもしれないな 」


久遠「それは一葉らしいな 」


この時の俺達はそう思っていたのだが


着いて早々、その思いは打ち砕かれてしまった。


何故ならば…


パチパチッ…!!


一葉のいる二条館が壊されていたのだから


ひよ子「酷いです… 」


転子「一体何が起きたらこうなるんですか!? 」


あまりの惨状にみんなも驚きを隠せなかった。


久遠「生存者がいるかもしれぬ!皆で手分けして探れ! 」


足軽達『ハッ! 』


足軽達に命じて生存者を探す久遠


こういう時は俺も手伝わなくちゃな


転子「誰か、いませんか!? 」


ひよ子「いたら返事をしてください!! 」


崩れた瓦礫の下を探りながら生存者を探す俺達


だがそう簡単には見つからない


するとその時だった。


ガタタンッ!!


剣丞「んっ? 」


突然瓦礫が揺れたのを不思議に思った俺は


剣丞「んーっ…!!せいやぁっ!! 」


ガバァッ!!


瓦礫を退かしてみるとそこには


幽「うぅっ…!? 」


双葉「あっ! 」


バァンッ!!


双葉と幽さんがいた。


生存者発見である!


その後、俺は久遠を呼んで幽さん達を瓦礫の下から出すと


幽「ふぅ、助けてくれてありがとうございます。一時は瓦礫の下で一生を終えるのかと覚悟してましたよ 」


それはちょっとオーバーな!?


久遠「それで幽よ、一体何が起きたのか教えてくれ 」


久遠が幽さんに聞くと


幽「わかりました。実はですね… 」


幽さんは何が起きたのかを話すのだった。




幽視点


あれは皆さんがやって来る数刻前でした。


一葉「おりゃぁっ!! 」


ズバァンッ!!


ギャアァッ!!


公方(一葉)様は私と双葉様を守りながら向かってくる鬼を蹴散らしていたのです。


一葉「ふぅ、鬼といっても大したことない奴らばかりではないか、少しは余を満足できる鬼はおらぬのか!! 」


まぁ公方様本人はただ暴れているだけだろうですけど


幽「さすがでございます公方様、その調子でやっつけてください 」


一葉「うむ、余に任せるがよい! 」


この人は少しばかり調子に乗った方が心強いため、少しおだてておきますかね


しかし万が一を考えて各軍に救援を申し出しておきましたがこの分でしたら大丈夫…


と、私が思ったその直後でした。


ズシズシンッ!!


一葉「おっ! 」


バァンッ!!


公方様の前に他の鬼とは違う雰囲気の鬼が現れたのです。


釣竿斎「我が名は釣竿斎(ちょうかんさい)、将軍義輝公よ、貴様の首をいただく! 」


あちゃ〜っ!?


あの鬼ったら公方様にあんなことを言っちゃって、もうあの鬼は死ぬのは確定ですね


と、私は思いましたが


一葉「幽よ、双葉を連れて隠れておれ 」


幽「えっ?何故でございますか? 」


この時の私は公方様の言葉がよくわからなかったのですが


一葉「早く隠れておれ!! 」


ビィンッ!!


公方様がそう叫ばれた瞬間


幽「かしこまりました 」


サッ!


公方様の迫力からこれは冗談ではないと察した私は双葉様を連れてこの場から離れました。


あの鬼、公方様があそこまで叫ぶほどの実力なのですかね?


スッ!


瓦礫の下に隠れた私と双葉様


ですが私は公方様が気になって耳を立てていました。

一葉「鬼よ、待たせてすまなかったな 」


そういえば鬼は私達が去るまで待ってくれたようですね


釣竿斎「案ずるな、儂の狙いは最初から貴様の首だけだ。他のものには手を出さぬ、これが儂の中にいる人間としての本心だ 」


何と!?あの鬼、元は人間でしたか!?


一葉「貴様こそ案ずるな、余の首はそう簡単には渡さぬぞ! 」


そして公方様と鬼の戦いが始まったわけなのですが


鬼の力は凄まじく、公方様の御家流すら通じなかったほどなのです


遠くから戦いを見ていた私には何が起きたのかはっきりわかりませんでした。


やがて数刻経った時には…


一葉「がはぁっ!? 」


バタンッ!!


公方様が倒されていたのでした。


幽「公方様!? 」


バッ…


私は公方様をお救いしようと向かいましたが


釣竿斎「ハァッ!! 」


ドォンッ!!


鬼が気合いを入れた瞬間


ガララッ!!


幽「うわぁっ!? 」


双葉「きゃっ!? 」


私達の隠れていた瓦礫が崩れ、そこで私は気を失ったわけです。




久遠視点


幽「と、いうわけでございます 」


まさかあの一葉が倒されるだなんて!?


幽の話を聞いた我は驚きを隠せなかった。


そして幽が全てを話した直後


シュッ!


久遠「うわっ!? 」


剣丞「なっ!? 」


我らの元に矢文が突き刺さった。


我は矢についていた文を見てみると


『織田の将、新田剣丞よ、将軍足利義輝公は儂が預かった。返してほしくば儂と戦え!釣竿斎 』


バァンッ!!


文には剣丞に対しての決闘状が書かれていた。


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