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新たな鬼と聞こえてきた無駄な声

?視点


ぐびっぐびっ!!


?「ぷはーっ!!酒はいつ飲んでも気持ちがいいものだぜ! 」


あんっ!俺が誰かだって?


俺はなぁ…


すると


ずんずんっ!!


勇「朱天童子殿、攻め込みの準備はできたぞ 」


ちっ!今から説明しようと思ったのに先に俺の名を言いやがって真柄の奴め


俺の名は朱天童子。鬼の中では少しは名の知れた奴よ。


勇「浅井家の奴らには話をつけてある 」


朱天童子「そりゃありがとよ 」


しかしまぁこの真柄って奴は図体だけがでかい独活(うど)の大木のような女だな


何せ…


自分が仕えていた朝倉家を攻めた奴に服従してるんだからよ


それもこれも


化神居士「私がかけた妖術のおかげだな 」


今度は化神が現れやがったか


朱天童子「ありがとよ化神ちゃん、協力してくれてな 」


化神居士「全てはあの御方が命じるだけだ 」


きつい性格だねぇ、そんなんじゃモテないぜ


朱天童子「んで、俺が相手をする新田剣丞って奴は強いのかい? 」


化神居士「強いか弱いかは自分で判断するがいい。一言いうならば固い鬼の皮膚を傷つけられる者だ 」


ほぉ、それだけ聞いても大した実力者じゃねぇか


朱天童子「まぁ俺はうまい酒と強い相手がいればなんだって構いやしねぇ、ぶっ殺すまでだからな! 」


俺がそう言うと


化神居士「言っておくが奴を甘く見ないことだ。何せ奴はあの北郷一刀の甥なのだからな 」


朱天童子「北郷一刀?誰だか知らねぇが俺に任せなって! 」


ぐびっぐびっ!!


化神居士「気楽な奴だ。まぁ別に構わぬがな 」


スッ!


そう言って化神は消えやがった。


化神って奴は少しばかり変わった奴だねぇ


しかし新田剣丞、


テメェに恨みはねぇが俺の相手をする以上は死んでもらうぜ!


精々今のうち幸せを感じとくんだな!


その一方



剣丞視点・小谷城


ふぅ、すっかり小谷城で休ませてもらったぜ


やはり史実では浅井長政は信長を裏切るって話があるが


目の前にいる長政は女だけどいい奴らしいし


歴史通りいかないこともあるかもしれないな


俺がそう感じていると


眞琴「義兄様、お風呂の用意ができましたのでどうぞ入ってください 」


剣丞「おっ!ありがとう 」


久し振りのお風呂だぜ♪


そして俺は眞琴に進められるがままに風呂の方に向かっていった。


後に大変な目に遭うことを知らずに…


ザバァッ!!


剣丞「はぁ〜、久し振りの風呂は気持ちがいいなぁ 」


三国志の時代よりかはマシとはいえやはり風呂はどの時代も貴重だからな


剣丞「これできれいな姉ちゃんが背中流し、または混浴してくれたら最高なんだが♪ 」


コンパニオンとか用意してくれないかな?


俺がそう思ったその時


ガラッ!


剣丞「んっ? 」


湯煙で姿が見えないが誰かが入ってきたようだ。


浅井家の野郎共かな?


と、思っていたら…


久遠「け…剣丞!? 」


剣丞「く…久遠!? 」


バァンッ!!


何と!?現れたのは久遠であった。


しかも…


ぷるっ…


湯煙でよく見えないが確実に久遠はタオルを巻いてなく…


久遠「み…見るな馬鹿者!! 」


剣丞「は…はいっ!? 」


ちっ!もうちょっとで見えたかもしれないのに


久遠「市の奴め!誰も入ってないから風呂に入れと言ったくせに姉を嵌めおったな! 」


久遠が入ってきたのはそういうわけなのね!?


すると


久遠「くしゅんっ! 」


風呂場に裸でいるためなのかくしゃみをする久遠


こうしちゃいられないな


剣丞「く…久遠、寒いなら風呂に入れよ。風邪ひくぜ 」


久遠「あ…あぁ、そうだな 」


ちゃぷんっ!


そして風呂に入る久遠だが


スッ!


互いに背中合わせなのがつらい!!


久遠「ぜ…絶対にこちらを見るなよ!絶対だぞ!見たら斬るからな! 」


剣丞「わ…わかってるよ!? 」


み…見たい!!


久遠「剣丞! 」


剣丞「はい!? 」


バレたのか!?


久遠「剣丞はわ…我の裸を見たいのか!? 」


見たいです!!


でも正直に言うとボコられるだろうから


剣丞「も…もちろん見たいに決まってるだろ。久遠は俺の女房なわけだし 」


久遠「そ…そうか!? 」


もちろん久遠以外の裸も見たい!!


とその時


『剣丞』


お…伯父さん!?


俺の頭に一刀伯父さんの声が聞こえてきた。


『見たいなら見ろ!揉みたいなら揉め!!それが男だ!』


そ…そうだよな!


スッ…


と、何処からか聞こえた伯父さんの声に乗せられ俺が久遠に襲いかかろうとしたその時!


スッ!


久遠「そ…そんなに見たいのならば今回だけ特別にだ… 」


久遠の方が先に振り向いてしまった。


久遠「・・・ 」


剣丞「・・・ 」


そして


襲おうと構えた俺の姿を見て全てを察した久遠は


久遠「この馬鹿者がーっ!! 」


剣丞「ぎゃーっ!? 」


ドガバキンッ!!☆ミ


激しく怒り、ボコられてしまう俺であった。


剣丞「お…伯父さん!?恨むぜ!? 」


がくんっ!!


そして風呂場で気を失った俺は様子を見に駆けつけたひよ達に連れられ、床についたのだった。


オリキャラ紹介


真柄十郎左衛門勇直隆

(まがら・じゅうろうざえもん・いさみ・なおたか)


元朝倉家に仕えていた武将。身長は二メートルを越し、胸は巨乳。五尺二寸(約175センチ)の太郎太刀を振り回す

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