拠点・織田軍の日常その参
今回は帰蝶こと結菜がメインです
『豆腐で築いた信頼』
結菜視点
トントンッ!!
まったくもう!久遠ったら私に黙って勝手に出掛けちゃって
結菜「帰ってきたら少しばかりお仕置きが必要かもね! 」
そう思いながら私は料理をしていた。
するとその時!
じっ…
私は料理に使う豆腐を見て何かを思い出していた。
結菜「はぁ…、豆腐を見ると剣丞を思い出すだなんて、私もすっかり変わったようね 」
始めは何処からか現れた馬の骨である剣丞を私は認めなかった。
だって剣丞ったら他の女を見れば目の色が変わるし、スケベだし
でも私が剣丞の評価を少しは改める出来事があった。
それは久遠が斎藤家との戦いを終えた頃、話数でいうなら18話の少し前の頃
18話の少し前・久遠の城
結菜「この馬鹿剣丞ーっ!! 」
剣丞「うわぁーっ!? 」
ドタタッ!!
その日、私は薙刀を振るいながら剣丞を追いかけていた。
麦穂「結菜様、なかなかの薙刀捌きです。戦場に出れば活躍しそうですね 」
壬月「どうせ孺子が何かやらかしたんだろう。ほっとくか 」
回りが色々と言うなか
ザッ!
ついに私は剣丞を追い詰めた。
何故私がここまで怒っているかというと、汗をかいたので水浴びでもしようと御風呂に入っていたらこの馬鹿が覗きをしていたのよ!!
剣丞「ま…待ってくれ結菜!?せめて最後に一言言わせてくれ!? 」
結菜「辞世の句ってわけ、許可するからさっさと言いなさい!! 」
私が最後の一言を許可すると
剣丞「あれは覗きなんかじゃない!!風呂場から鼻唄が聞こえたから誰が入っているかを見ただけだ!! 」
バァンッ!!
剣丞は力強く言うけれど
結菜「って、それを覗きっていうのよ!!この馬鹿ーっ!! 」
剣丞「ぎゃーっ!? 」
ドガバキンッ!!☆ミ
私はお仕置きとして剣丞をボコボコにしてやった。
結菜「まったく!あの馬鹿ときたら懲りないんだから! 」
久遠「まぁまぁ結菜、男の大半はスケベだというではないか、少しは大目に見ても… 」
結菜「久遠は逆に甘い!!もし覗かれたのが私じゃなくて久遠でも同じことしたでしょ!! 」
久遠「そ…それは!? 」
その言葉に久遠は否定できなかった。
まぁ久遠なら真剣振り回しそうだしね
その後、私は少しは落ち着くために厨房へと向かっていった。
ぐつぐつっ!
結菜「うん。こんな感じで良さそうね 」
やっぱり気持ちを落ち着かせるには趣味が一番!
私にとってそれは料理なのよ
そして私が料理をしていると
剣丞「うぅっ…腹減った!? 」
剣丞が厨房に現れた。
結菜「ちょっとあんた!何しにきたのよ!! 」
さっきのこともあって剣丞を見た途端、私の気分が汚れてしまった。
でも
剣丞「は…ハハッ!?ちょっと小腹が空いちゃってさ!? 」
こいつ、いつもは食堂で食べてるくせに
まぁこいつをそのまま追い出すのも悪い気がするし
結菜「仕方がないわね。軽いものでよければ作ってあげるから待ってて… 」
と、私が言う前に…
ジュウゥッ!!
剣丞「よっと! 」
剣丞が勝手に料理していた。
しかもその食材が…
結菜「と…豆腐!? 」
私は豆腐を見て驚いた。何故なら豆腐は僧侶が食する精進料理(肉や魚を使わない野菜などの料理)なのだから
それを食べるだなんて!?
剣丞「あっ!?勝手に使って悪い!?何だか豆腐を見てたらよく姉さんが麻婆豆腐を作ってたのを思い出してさ、さすがに激辛じゃないけどね 」
麻婆豆腐?確か明(中国)の料理だったわね
剣丞「ほいっ!剣丞特製の麻婆豆腐!唐辛子味噌の代わりに普通の味噌だけどね。よかったら一口食べてみてよ 」
というので一口食べてみたら
結菜「美味しい!? 」
まさか馬鹿なこいつに料理の才能があったなんて驚きだわ!?
剣丞「まぁ麻婆豆腐と炒飯くらいしか作れないけどね 」
ちょっと悔しいかも…
結菜「まぁまぁってとこね!これから久遠の食事を持っていくから折角だしあんたも食べてきなさい 」
剣丞「おっ!結菜の料理は初めてだな♪ 」
そして私は料理を久遠の元に運ぶと
久遠「うまい!結菜の料理はいつもうまいな♪ 」
結菜「もう久遠ったら 」
いつも通りの食事じゃないの
さて剣丞の方は…
剣丞「うまい!結菜の料理はうまいって久遠から聞いてたけど本当にうまいんだな! 」
結菜「ま…まぁね!? 」
剣丞「いい女は料理もうまいって伯父さんも言ってたけどホントだな♪ 」
そ…そんなに言われたら照れちゃうじゃないの
私がうっかり照れていると
むすーっ!
何やら膨れた久遠が
ギューッ!!
剣丞「いててっ!?久遠、何で俺をつねるの!? 」
久遠「フンッ!料理ができない我はいい女じゃないからな! 」
あらあら久遠ったら焼き餅焼いちゃって
そしてこれを機に私が剣丞に対する評価が少しだけ変わったのだった。
そして現在
結菜「まぁ、確かに剣丞は馬鹿でスケベな男だけど、少しは優しいところもあるし、豆腐に免じて少しは許してあげますか 」
そう思った私は久遠達の帰りを待つのだった。
織田軍のちょっとした劇場
壬月「なぁ麦穂、私達って織田軍の重臣なのに出番が少ないな 」
麦穂「久遠様達が帰ってきたら出番があるでしょう。それまで我慢です 」
?「まだ出てるお前達は我らよりマシではないか!! 」
?「オレ達も早く本編に出たいぜーっ!! 」
皆さんの登場はまだ少しかかりますのでお待ちください




