剣丞、初お披露目!
数名のキャラが登場します
剣丞視点
俺は非常に驚いていた。
別に戦国時代の外史に飛ばされたことにではなく、目の前にいる女の子があの織田信長だということについてだ。
織田信長
日本史で必ず習うという人物で大抵の人なら誰でも知っている有名人
戦国時代の鬼的な存在で敗戦経験は少なく、後の豊臣秀吉、徳川家康と関わりのある人物
生きていたら家康に代わって天下をとっていただろうであるが、家来である明智光秀の謀反により、1582年、本能寺にて最期を遂げた。
そんな人物が目の前に、しかも女の子として現れているのだから驚きもするだろうよ!?
久遠「おぉそうだった。皆にも剣丞を紹介せねばな、剣丞、ちょっと来い 」
ぐいっ!!
俺の手を引っ張る信長さん
そういえばさっき言った久遠ってのはきっと真名に違いない
真名は神聖な名前で許可なく言えば首を切られるものだと一刀伯父さんから常々聞かされてきたからな
ちなみに一刀伯父さんは風姉さんの真名をうっかり言って危うく星姉さんに殺されかけたらしい
俺も気を付けないとね
と、俺が考え事をしている間に
バンッ!!
いつの間にか場所が変わっていた。
ここはどこ?
と思う俺だが
久遠「皆のもの、待たせてしまってすまないな 」
信長さんがそう言うと
?「待たせすぎですよ久遠様 」
?「何をしていたんですか? 」
?「そいつが田楽狭間で久遠様を助けたとかいう奴ですか? 」
スッスッスッ!
三人の女の子達が信長さんに質問してきた。
田楽狭間?
それって確か桶狭間だったよな
織田信長VS今川義元の戦いは桶狭間の戦いといわれているけど、実際の場所は田楽狭間だったからな
すると
久遠「こやつの名は新田剣丞。今日より我の夫となる男だ 」
そうそう、俺は信長さんの夫に…
ってすっかり忘れてた!?
俺ってば信長さんに求婚されてたんだ!?
剣丞「あの、ちょっと… 」
まだ俺的に結婚は早いため、断ろうとする俺だが
ズンッ!!
?「何をおっしゃいますか久遠様! 」
勝ち気なお姉さんが信長さんに反論してきた。
誰だろう?
久遠「勝家、不服か? 」
勝家?もしかしてこの勝ち気なお姉さんは柴田勝家なのか!?
確か豪将な髭男だったはず!?それがこんなおっぱいが大きいお姉さんだなんて!?
いや、愛紗姉さんも関羽は髭武将で有名だけどおっぱい大きかったから別に構わないかな
壬月「この柴田壬月勝家、長く久遠様に仕えてきましたが今回ばかりは納得いきません!こんなひょろそうな男を夫にするだなんて反対です! 」
ひょ…ひょろそうって!?
確かに見た目は頼りないかもしれないけど俺だって多少は…
久遠「麦穂、お前も勝家と同意見か? 」
久遠が声をかけると
麦穂「はい、失礼ながらこの丹羽麦穂長秀も壬月様と同じ意見でございます 」
おっとりしていそうな女の子が返事を返した。
この人もおっぱい大きいな
麦穂「というより久遠様はこれ以上縁談の話が来ないように剣丞殿を夫にしたいだけではございませんか 」
久遠「ぎくっ!?な…何を言うか!?そんな気は別に… 」
こりゃ図星だな
壬月「ともかく!私達はそいつを久遠様の夫にすることを認めていませんので! 」
俺ってば知らない間に嫌われてるのね
すると
久遠「ならわかった。ならばお前達と剣丞で試合をするがよい 」
久遠以外全員『はぁっ!? 』
この信長さんの言葉に全員が驚いた。
久遠「剣丞がお前達に勝てば我の夫として認め、負ければ外に追放する。それでよかろう 」
ちょっと!?勝手に決めないでよ!?
抗議しようとする俺だが
ガシッ!!
信長さんは俺の肩をつかむと
久遠「剣丞、我はお前が勝つと信じてるぞ! 」
と言ってきた。
女の子にここまで期待されてるとなれば
スッ!
剣丞「やってやるさ! 」
やるしかないよな!!