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桔梗屋さんの頓知屋敷

剣丞視点・京の町


京の町にやって来た俺達


そこで俺達は十一代目一休である十一休(じゅういっきゅう)ちゃんと出会い、彼女の用事に付き合うことになった。


そしてたどり着いた先は…


十一休「ここです 」


バァンッ!!


久遠「桔梗(ききょう)屋? 」


何と!?桔梗屋さん


やっぱり一休さんと桔梗屋って何か縁があるのかな?


十一休「ここの主人は代々私の先祖である周建様と頓知問答を繰り広げているのです。ちなみに毎年私達が勝ってます 」


やっぱり桔梗屋さんが一休さんに勝てるわけないからな


十一休「この頓知問答に勝利することで私は一人前と認められるのです!それでは参りましょう 」


スッ…


と、俺達が店の扉を開けようとしたその時!


?「ちょっと待ちなさい! 」


店の中から声がした。


すると


?「十一休さん、ようこそおいでくださいました。早速ですが第一問です。この扉を開けずに中に入ってください 」


剣丞「もう頓知問答が始まってたのか!? 」


早い展開だな


ひよ子「扉を開けずに中に入るだなんてできるんですかね? 」


詩乃「裏口から入るとか? 」


転子「天井裏や縁の下から入るとか? 」


そんな一休さん見たことねぇよ


久遠「答えがわかったぞ! 」


剣丞「さすがだな久遠! 」


その答えは…


久遠「扉を切り裂けばいいんだ!! 」


チャキッ…


と言いながら刀を抜こうとする久遠


剣丞「そんな答えがあるか!! 」


久遠「何をするんだ剣丞!『開かぬなら・切り裂いてしまえ・この扉』だろう 」


ホトトギスかい!!


俺が力ずくで解決しようとする久遠を何とか押さえると


十一休「わかりました。見事開けてみせましょう 」


十一休ちゃんが何かを閃いたらしい


すると


スッ!


十一休「開かないんじゃ困りましたねぇ、折角和尚様から桔梗屋さんへおいしい大福を渡すように言われていたのですけどねぇ、仕方がないからみんなで食べちゃいましょう 」


十一休ちゃんがそう言うと


ガラッ!


桔梗屋「おいしい大福だって!? 」


桔梗屋さんは自分から扉を開けてしまった。


十一休「桔梗屋さん、扉を開けてくれてありがとうございます 」


桔梗屋「えっ?あぁーっ!? 」


今頃騙されたことに気づいた桔梗屋さんだがもう遅かった。


そして俺達は中に入ると


桔梗屋「紹介が遅れましたな、私は初代から数えて十一代目の桔梗屋です 」


桔梗屋さんの自己紹介が始まり


桔梗屋「十一休さん、一問目は敗れましたが今回こそは勝たせてもらいますよ! 」


十一休「挑むところです! 」


バチバチッ!


互いに火花を飛ばしあう十一休ちゃんと桔梗屋さん


桔梗屋「もちろんあなた方もわかり次第答えて構いません。わかるのならね! 」


剣丞「は…はぁ 」


どうやら俺達も頓知問答に参加できるらしい


桔梗屋「それでは第二問!赤い帽子を被ると背が低くなるものは? 」


読者も暇なら一緒に考えてくれ


久遠「赤い帽子を被ると… 」


詩乃「背が低くなるもの… 」


頭を悩ませる俺達


ひよ子「わかった!答えはお頭だ! 」


剣丞「何で俺なの? 」


俺が理由を聞くと


ひよ子「だってお頭ったらよく壬月様に殴られてタンコブができて背が縮んでいるような気がするから 」


おいっ!!


転子「ひよ、それならお頭以外でも答えはあるよ 」


ひよ子「あっ!そうだった 」


真面目に考えろって!


頭を悩ませる俺達に対して十一休ちゃんは


十一休「簡単ですよ 」


もう閃いたらしい


十一休「答えは蝋燭(ろうそく)、線香です 」


何故だ?


詩乃「成程、両方とも火(赤い帽子)をつけると短くなりますものね 」


成程な!


桔梗屋「ぐぬぬっ!?では第三問! 」


さぁ次の問題は何だ


桔梗屋「一日あげますから空をすっぽり入る袋を持ってきてください 」


久遠「空をすっぽり入る袋だと!?そんなものあるはずなかろう!? 」


確かに久遠の言う通りだ。


この時代に青い猫型ロボットなんていないから答えは四次元ポケット!


…なわけないか


ひよ子「そんなの一日どころか一年かかっても見つけられないよ〜!? 」


再び頭を悩ませる俺達


対して十一休ちゃんは


十一休「そんなのお安いご用です 」


えっ!?


転子「そんな袋あるんですか!? 」


十一休「まぁ任せてください 」


どうする気だ?


十一休「つきましては桔梗屋さん、空の大きさを教えてください 」


桔梗屋「は?何を言ってるんですか!空の大きさなんてわかるわけないでしょ 」


と桔梗屋さんが言うと


十一休「それじゃあ無理ですよ。桔梗屋さんが空の大きさを知らないんじゃ私はどれくらいの袋を用意したらいいかわかりませんもの 」


桔梗屋「あぁっ!? 」


またまた十一休ちゃんの勝ちだぜ!


桔梗屋「ぐぬぬっ!?おのれ!では第四問!…の前にお腹が空いたでしょう。おいしいお汁粉をご馳走しましょう 」


スッ!


そして俺達の前にお汁粉が並べられ


ひよ子「わぁい!いただきます♪ 」


食べようとしたその時!


桔梗屋「ただし、お椀の蓋を開けずにお食べください 」


ひよ子「えぇーっ!? 」


これが第四問ってわけか


久遠「簡単だ。刀で蓋を切り裂けば… 」


転子「器が壊れちゃいますよ!? 」


詩乃「お椀を傾けて漏れてる汁を… 」


ひよ子「お椀ごと食べちゃうとか? 」


頭を悩ませる俺達


だが俺はその答えがわかった。


剣丞「簡単だ。お椀を引っくり返して、底を持ち上げれば… 」


スッ…


俺はそれを実行してみると


バシャァッ!!


剣丞「あっ!? 」


見事お汁粉はこぼれてしまった。


だがそれを見た十一休ちゃんは


十一休「桔梗屋さん、新しいお汁粉を用意してくれますか? 」


桔梗屋「お安いご用です 」


十一休「ただし、入れる際にお椀の蓋は開けないでくださいね 」


桔梗屋「うぐっ!? 」


どうやら第四問も攻略したようだな


俺のお汁粉を犠牲にしたかいがあったもんだぜ


桔梗屋「ですが最後の第五問はわからないでしょう!何せ私が三日かかって考えた難問ですからねぇ 」


十一休「かかってきなさい! 」


桔梗屋「では第五問、目が三つで口が一つ、足が二本で手が四本、体が山より大きなものは何でしょう? 」


何じゃそりゃ?


久遠「そんなものがあるのか? 」


詩乃「えぇと!?あらゆるものを知る私でもわかりません!? 」


ひよ子「十一休さん、答えは? 」


ひよは十一休ちゃんに聞いてみるが


十一休「うぅん!?難しい!? 」


何と!?十一休ちゃんでも頭を悩ませるものであった。


う〜ん!?あってるかどうかわからないがとにかく答えてみよう!


剣丞「答えはお化けだ! 」


バァーンッ!!


はいはい、どうせ間違ってるんでしょ


と、俺は思ったが


桔梗屋「キーッ!!悔しい!? 」


えっ!?もしかして正解!?


久遠「すごいぞ剣丞! 」


十一休「お見事です! 」


ひよ子「お頭って女のことしか考えてないと思ってましたけどやる時はやるんですね 」


一言余計だ!


それからしばらくして


十一休「それでは皆さん、ありがとうございました 」


久遠「元気でな 」


十一休ちゃんと別れたあと


エーリカ「皆さん、見つけましたよ 」


久遠「エーリカ! 」


置いてきたエーリカが現れた。


そういえば置いていきぼりにしてたの忘れてた!?


てっきり怒ってるかと思いきや


エーリカ「実は饅頭屋さんで働いてたんですけど、南蛮人が売り子をしているのが珍しかったらしく繁盛しちゃいまして、お土産にお饅頭をもらっちゃいました 」


恐るべし南蛮人だな


すると


転子「あれっ?十一休さんったらまだ去らずに橋の前にいますね 」


剣丞「橋だって! 」


一休さんと橋といえば


と思って俺は橋の前にある看板を見てみた。


するとそこには


『このはしわたるべからず』


と書かれていた。


十一休「う〜む!? 」


橋を前にして頭を悩ます十一休ちゃん


おいおい、仮にも十一代目一休がこんな簡単な問題を解けないのかよ


剣丞「こんなの簡単だよ。はし、つまり端っこじゃなくて真ん中を歩けば… 」


十一休「あっ!?ちょっとお待ちください!? 」


十一休ちゃんが止めるのも聞かずに真ん中を歩く俺


その結果…


バキンッ!!


剣丞「わぁーっ!? 」


バッシャーンッ!!


橋が壊れ、俺は川に落ちてしまった。


十一休「私はただどう回り道しようか考えていただけですよ!? 」


ひよ子「お頭はやっぱり女のことしか頭にないようですね 」


ほっとけ!!


オリキャラ紹介


桔梗屋


京に屋敷を持つ商人。先祖代々一休さんと頓知問答をしているが全敗

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