受け継がれていく結末
突然ですが今話で最終回となります
語り手視点
関ヶ原の戦いで大六天魔王との戦いに勝利した剣丞
だが大六天魔王は剣丞を巻き添えに自爆する道を選び大陸まで破壊しようと企む
そして剣丞は皆と大陸を救うため大六天魔王と共に空高く飛び、上空で爆発した。
剣丞は死んだ…
誰もがそう思ったその時!
剣丞が貂蝉と卑弥呼と共に久遠の前に現れたのだった。
久遠「剣丞、一体何が起きたのだ!? 」
貂蝉と卑弥呼を目撃し、気を失った久遠が復帰して剣丞に聞いてみると
剣丞「まぁ、俺もあの時、死を覚悟したんだけどさ 」
実はあの時、こんなことが起きたのだ。
今から数分前
大六天魔王・覇王魂「新田剣丞、我と共に滅びるがよい! 」
剣丞を巻き添えにして自爆しようとする大六天魔王
剣丞「(みんなにはすまないが皆と大陸を救うためには仕方がない!) 」
そして剣丞も自身を犠牲に世界を救おうと思っていた。
剣丞「(久遠、一葉、美空、光璃、結菜、ひよ、ころ、壬月さん、麦穂さん、犬子、雛、葵、鞠、梅、詩乃、雫、雀、烏…みんな、ごめん) 」
大六天魔王・覇王魂「そろそろ共に死ぬがよい! 」
剣丞が皆のことを思い出しながら大六天魔王が爆発しようとしたその時!
貂蝉「そうは… 」
卑弥呼「させないのである! 」
シュッ!
剣丞「うおっ!? 」
大六天魔王・覇王魂「き…貴様ら!? 」
二人の前に突然貂蝉と卑弥呼が現れると
貂蝉「ご主人様の甥っ子は殺させないわよん♪ 」
卑弥呼「お主の企み通りにはいかんのである! 」
バッ!
大六天魔王・覇王魂「なっ!? 」
二人は大六天魔王から剣丞を引き剥がすと
貂蝉「死ぬなら一人で消えなさい 」
卑弥呼「それが元同僚である儂らが唯一できることである 」
バッ!
剣丞を連れてその場から去っていった。
大六天魔王・覇王魂「ま…待て!? 」
剣丞を取り返そうとする大六天魔王であったが
時既に遅く…
ドッカアァーーンッ!!
大六天魔王は一人で爆発してしまった。
剣丞「…というわけで、生き残ってしまいました 」
剣丞が皆にそう説明すると
バシィンッ!!
剣丞「うぐっ!? 」
久遠に平手打ちを食らわされ
久遠「この…たわけ!!たわけ!!たわけ!!たわけ!!たわけ!!たわけ!!たわけ!!たわけ!! 」
バシバシバシィンッ!!
剣丞「ぐほほっ!? 」
往復ビンタを食らわされると
久遠「このたわけ者が!!何故一人で死のうとするのだ!!我らは生きるも死ぬも一緒だと言ったであろう!! 」
剣丞「く…久遠!? 」
久遠が怒るのも当然であったため反論できない剣丞
久遠「だから…もう二度と勝手に死ぬでない。これは命令だからな 」
剣丞「久遠… 」
反省した剣丞は
チューッ!!
久遠の唇に自分の唇を重ねてキスをした。
そして
剣丞「約束する!もう久遠を一人にはしない!お前は俺の女だからな!! 」
久遠「剣丞… 」
スッ…
二人が再び唇を重ねようとしたその時
一葉「待てぃっ!! 」
ぐいっ!!
一葉によって強引に引き剥がされてしまった。
久遠「か…一葉、何をする! 」
一葉「何をする!ではない!!主様はお主だけのものではないのだぞ!!それなのに熱い接吻をしおって!! 」
スッ!
一葉は剣丞に近づくと
一葉「主様、余とも接吻するのじゃ♪ 」
剣丞「えっ!? 」
ん〜っ…
唇を剣丞に向ける一葉
据え膳食わぬは男の恥
という言葉があるが、もし一葉とキスした場合
ゴゴゴッ…
鬼(久遠)が怒り狂うであろう
すると
美空「ちょっと待ちなさいよ!!剣丞とは私が接吻するのよ!! 」
光璃「違う。光璃がする 」
美空と光璃まで参戦し
更に!!
ひよ子「け…剣丞隊の我々が優先されるべきです! 」
転子「お頭との接吻は誰であろうと譲れません! 」
詩乃「剣丞様の筆頭軍師である私が先に接吻を 」
鞠「鞠も剣丞とちゅーしたいの! 」
麦穂「壬月様、我々もいきますか? 」
壬月「わ…私は別に…!! 」
我も我もが剣丞と接吻したいがために名乗りあげた。
こうなると
久遠「ならば剣丞に決めてもらおうではないか! 」
美空「それなら公平よね 」
光璃「異議なし 」
一葉「のぞむところ! 」
剣丞が決める羽目になってしまうのだが、誰を選んでも大変なことになると剣丞は察していたため
そろそろりっ…
剣丞「はっ!? 」
逃げようと企むも見つかってしまい
全員『剣丞ーっ!! 』
剣丞「うわぁーっ!? 」
剣丞VS全員による鬼ごっこが開始された。
貂蝉「やっぱりご主人様の甥っ子よねん♪ 」
卑弥呼「血は争えぬな 」
鬼ごっこをじっと見守り、助ける気のない貂蝉と卑弥呼
剣丞「さ…最終回だってのにこんなオチでいいのかよーっ!? 」
全員『待てーっ!! 』
この後、どうなったかは読者の想像次第である。
次回より劇場版的な展開が開始します




