新田剣丞、危機一髪!?
今回、原作とはちょっと違った展開になっております
詩乃視点
ザッザッ!
詩乃「はぁはぁっ…!? 」
飛騨「待てーっ!! 」
守就お姉様達のおかげで稲葉山城から脱出した私は現在、龍興様が放った追手である斎藤飛騨様から逃げています。
これは龍興様を嵌めた私への罰かもしれません
ガッ!
詩乃「きゃあっ!? 」
バタンッ!!
慌てて駆けていた私は木の幹に躓いてしまい、転んでしまいました。
するとそこへ
飛騨「ようやく追い付いたぞ!ったく、軍師のくせに逃げ足だけは早い奴だ! 」
バァンッ!!
飛騨様と追手の部下達が追い付いてしまいました。
詩乃「くぅっ!? 」
もはや私の運命もこれまでかもしれません!?
飛騨「言っておくがな、お前が龍興様に対して注意喚起したのは既にわかっていたんだよ 」
えっ!?
飛騨「名前は知らないがある奴が教えてくれたからな、そいつは後にお前が自分から城を返還するということも教えてくれたさ 」
私の策が既に見破られていたのですか!?
一体誰が!?…
飛騨「それはさておき、半兵衛、元斎藤家の軍師としてお前に選択肢を与えてやろう 」
詩乃「せ…選択肢ですか!? 」
飛騨「そうだ 」
そう言うと飛騨様は
スッ!
私に小刀を渡すと
飛騨「ここでお前が自決(自殺)するか、私に成敗されるか、どちらかを選びな 」
詩乃「なっ!? 」
そういう選択肢でしたか!?
飛騨「安心しろ。お前が自決すればお前に協力した安藤達の命までは取らぬよう私が龍興様に申してやる 」
えっ!?
詩乃「本当ですか!? 」
飛騨「あぁ、私は今まで嘘をついたことはない 」
私の命一つで守就お姉様達が助かるというのなら
スッ…
私は迷わず小刀を自分に向けました。
飛騨「馬鹿な奴め!確かに私は今までは嘘をついたことはない。だが今日初めて嘘をつくのさ!お前が自決しても助言なんてするもんか♪(小声) 」
さよなら守就お姉様…
ギランッ!!☆
そして小刀が私のお腹に触れようとしたその時でした。
ビシッ!!
兵士「がはぁっ!? 」
バタンッ!!
兵士の悲鳴が聞こえ、そちらを見てみると
剣丞「どうやら間に合ったみたいだな 」
バァンッ!!
そこに輝く衣を着たあの御方がいました!
剣丞視点
ふぅ、騒いでいる声が聞こえたから来てみればまさか竹中さんがいただなんてね
飛騨「貴様!一体何者だ! 」
ひよ達は別な場所に向かわせたし、ここは俺が頑張らねば!
剣丞「俺かい?俺は織田家の新田剣丞さ 」
俺が竹中さんを追っていた人物に名乗ると
飛騨「なにっ!!貴様が田楽狭間の御遣いだと!? 」
おっ!俺もなかなかの有名人だな
と、思っていたら
飛騨「そして墨俣一夜城を作った奴でもあったな!貴様があんなものを作ったせいで私は龍興様からお仕置きを受けたのだぞ!!この怨み、いまここで晴らしてやる!! 」
どうやら逆鱗に触れたみたいだな!?
だが俺には秘策があるのさ!
剣丞「フフフッ! 」
スッ!
俺はゆっくりと刀を取り出した。
人間相手にこの刀は使いたくなかった。
何故ならこの刀は以前硬い鬼の体を斬りつけたことがあるのだ。それに比べたら人間の体なんて豆腐を切るようなもの
剣丞「さぁ、刀よ光れ! 」
ぐっ!!
俺は刀を握りしめ、構えた。
この後、刀身に光が宿る!
…はずなのだが
し〜ん…
剣丞「あれっ? 」
刀は光るどころか何も変化がなかった。
剣丞「何か呪文が必要なのか!?え〜と『ライトアップ!』あれっ? 」
またしても刀に変化はなかった。
剣丞「もしかして夜限定なのか!?それとも電池切れ!? 」
この時の俺は刀が光る条件を知らなかったのだ。
剣丞「光れ!光ってくれ!!光らんかいーっ!! 」
ついには叫ぶ俺であったが
バシンッ!!
剣丞「ぐふっ!? 」
飛騨「隙だらけなんだよ!! 」
詩乃「あぁっ!? 」
隙だらけな俺は一撃を食らってしまった。
フッ!いまの俺ってかっこ悪すぎるな…
飛騨「ちょうどいい!龍興様とは別な場所で会う予定だ。お前を手土産にするとしよう! 」
ぐいっ!!
俺は囚われの身となってしまった。
詩乃「ちょっと!?その御方を離してください!? 」
飛騨「うるさいぞ半兵衛!もちろん貴様も連れていく!龍興様の前で自決するんだな 」
くそっ!!俺が不甲斐無い(ふがいない)せいで竹中さんまで危険な目に遭わせてしまった。
一体俺達はどうなるのやら!?




