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耐えろ毛利!熱い医者!!

オリキャラとしてあるキャラの子孫らしい人物が登場します

剣丞視点


鬼軍と俺達日ノ本連合の戦いも最終戦へと入り


化身居士の手によって謎の空間へ飛ばされた俺と久遠であったが無事に脱出したのも束の間


一度は倒したはずの大六天魔王が化身居士の力によって甦り、更には自軍に参戦した仲間の鬼や悪人達の気を吸い取って大六天魔王は覇王魂へと姿を変えたのだった。


大六天魔王・覇王魂「さぁ新田剣丞よ、再び我と戦おうではないか! 」


大六天魔王が俺に向かって言うと


剣丞「望むところだ!今度こそ消滅させてやるぜ! 」


ぐぐっ!!


俺は勢いよく立ち上がるが


剣丞「うっ!? 」


よろりっ!


久遠「剣丞!? 」


すぐによろけてしまった。


しまった!?そういえばさっき大六天魔王と戦ったばっかで気を使い果たしたんだっけ!?


大六天魔王・覇王魂「フッ!どうした?フラフラではないか 」


剣丞「うるせぇ!!武者震いってやつだ!! 」


本当は違うけどな


大六天魔王・覇王魂「今の貴様を倒すのは容易いが我とてこの姿になったばかりでな、ちょっと試してみるとするか 」


スッ!


そう言って大六天魔王が手を山の方に向けると


大六天魔王・覇王魂「ハァッ!! 」


ドォンッ!!


大六天魔王が気を山へ放った瞬間!!


ドッゴオォーーンッ!!


気を食らった山がぶっ飛んでしまった!?


剣丞「何て恐ろしい一撃だ!? 」


あんなの食らえばひとたまりもないぜ!?


大六天魔王・覇王魂「成程。軽く気を放っただけでこの一撃とはさすがだ。そしてこの力ならば全力を出さずとも貴様を倒せるであろう 」


スッ!


剣丞「くっ!? 」


俺を見る大六天魔王


大六天魔王・覇王魂「単純な悪ならば貴様程度の雑魚なぞほっておくだろうが我はそうはいかぬ!相手が弱者だろうが強者だろうが消し飛ばしてくれる! 」


ゴオォッ!!


剣丞「ちくしょう!!これまでか!? 」


もはやこれまで!?


俺がそう思ったその時!


シュッ!!


大六天魔王目掛けて矢が放たれたが


大六天魔王・覇王魂「こざかしい真似を 」


ジュウゥッ!!


大六天魔王は触れることなく矢を消滅させてしまった。


でも一体誰が矢を?


俺が辺りを見てみると


三矢「ちっ!やはりこの程度では聞かぬか! 」


剣丞「み…三矢(みや)さん!? 」


そこには矢を構える日ノ本連合の武将・毛利三矢元就さんがいた。


三矢「鬼が消え、皆が集まっていると聞いて駆けつけたがあれが鬼の親玉か 」


すると


三矢「新田殿、奴の相手は儂が引き受ける。お主はその間に少しでも回復するのだ 」


とんでもないことを言い出した。


剣丞「む…無茶です!?あなたは相手の力をわかってない!? 」


外見だけでなく性格まで桔梗姉さんに似た人だな


三矢「たわけ!!お主も儂の御家流を知らぬからそう言うのだ。いいからお主は体力を回復せんかい!! 」


バシィッ!!


剣丞「いてぇっ!? 」


俺は三矢さんにおもいっきり背中を叩かれてしまった。


大六天魔王・覇王魂「我は誰が相手でも構わぬ!死にたい奴から向かってくるがいい!! 」


ドォンッ!!


大六天魔王が三矢さん目掛けて気弾を放ってきた。


あんなの防げるわけがない!?


すると


三矢「御家流・三矢光陰(さんやこういん)・壱の矢! 」


スッ!


三矢さんの前に一本の矢が出現し


バシュシューーッ!!


矢が大六天魔王の攻撃を受けきった。


剣丞「す…すごい!? 」


こんな人がいるなんて!?


三矢「新田殿、早く気と体力を回復せぬか!儂の御家流はどんな攻撃をも耐えきれるが三度までしか耐えきれぬのじゃ! 」


そういった欠点があるのか


三矢「少しくらい時間稼ぎしてやる!だから頼んだぞ!! 」


バッ!


剣丞「あっ!?ちょっと!? 」


そう言って三矢さんは大六天魔王に向かっていった。


剣丞「しかし、回復しろって言われても…!? 」


短時間じゃ少しくらいしか回復できない


こうなったらその少しでも回復を…


と、俺が思ったその時!


?「聞こえる!病魔の叫びが聞こえるぜ!! 」


誰かの声が聞こえると


?「とぉっ!! 」


ザッ!


謎の人物が俺の前に立った。


久遠「誰だ貴様! 」


するとその人物は


ベルショール「俺の名は曲直瀬(まなせ)道三。医者だ。ベルショールと呼んでくれ! 」


戦国時代では有名な医者・曲直瀬ベルショールを名乗ったのだ。


久遠「べ…べるしょうる? 」


ベルショール「ベルショールだ!そんなことより病魔の気配がしたから来てやったぜ!俺が来たからには安心しろ!俺には先祖代々伝わる五斗米道(ゴッドヴェイドォー)医術があるからな! 」


そ…それってもしかして!?


久遠「ご…ごどべい…? 」


ベルショール「ちがーう!!ゴッドヴェイドォーだ! 」


やはりそうだ。


どうやらこの人、華佗さんの子孫らしい


だったら


剣丞「ベルショールさん!俺にゴッドヴェイドォーをかけてくれ! 」


俺がベルショールさんに頼むと


ベルショール「おぉっ!!俺の家系以外でゴッドヴェイドォーを発音できるものがいるとは驚きだ!?いいだろう。すぐに治療してやるぜ!! 」


スッ!


ベルショールさんは(はり)を構えると


ベルショール「元気になれぇーっ!! 」


パアァッ!!


ベルショールさんは俺の気と体力を回復させた。


一方その頃




語り手視点


大六天魔王・覇王魂「フッ! 」


ドォンッ!!


三矢「三矢光陰・参の矢!! 」


バシュシューーッ!!


ついに三矢の防御が尽きてしまった。


大六天魔王・覇王魂「並の人間が我を相手によく戦ったと誉めてやろう。さぁ、死ぬがよい! 」


三矢「ちっ!?これまでか 」


さすがの三矢も諦めかけたその時!


?「待たせたな大六天魔王! 」


大六天魔王・覇王魂「ぬっ! 」


大六天魔王を呼ぶ声と同時に


剣丞「今度こそお前を消滅させてやるぜ! 」


バァンッ!!


気、体力、共に万全な状態になった剣丞が現れたのだった。


オリキャラ紹介


曲直瀬道三(まなせ・どうさん)


医者。ちょっと変わった男で本名よりベルショールと呼ばれたがっている。華佗の子孫らしい人物で彼と同じく五斗米道(ゴッドヴェイドォー)の使い手


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