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元祖魂合共鳴の使い手

語り手視点


日ノ本連合を裏切った頼廉の手により姿を消えた剣丞、久遠、エーリカの三人


その隙を狙い、鬼軍の将軍格である茨木童子、美由鬼、鋼鉄鬼が各陣地にいた一葉、美空、光璃を破って攻めてきて


更に力を増した鬼軍相手に日ノ本連合が壊滅の危機に陥ったその時!


雷と共に現れたのは…


新田剣丞の伯父である北郷一刀であった


ひよ子「あ…あの人がお頭の伯父さん!? 」


転子「お頭の話によく出てきてて!? 」


壬月「50近くいる嫁を全てめとった奴か、通りで儒子(こぞう)と同じくスケベな顔をしてるわけだ 」


スケベな雰囲気は血筋であろう


茨木童子「に…新田剣丞の伯父か、通りで強いわけだ 」


美由鬼「ちょっと待ってよ!いくら新田剣丞の血族だからって普通の人間なんだからこの世界に来れるわけないでしょ!? 」


確かに美由鬼の言う通りである


だがそれは普通の人間ならばの話だ


一刀「そいつはまぁ、あいつらの力を借りてな 」


スッ!


一刀が指をさした先には


貂蝉「そう、ご主人様一人送るくらい、私達には朝飯前なのよ♪ 」


卑弥呼「だぁりんと我輩らの仲であるからな♪ 」


くねくねしながら不気味に動く漢女(おとめ)の二人がいた。


美由鬼「な…何なのあいつら!? 」


鋼鉄鬼「新手の化け物か!? 」


鬼に化け物呼ばわりされる二人って一体!?


貂蝉「まぁ、私達もちょうどこっちに来るつもりだったしね 」


卑弥呼「元外史の管理人として同胞と元愛人の悪行を見逃すわけにはいかぬのでな 」


この二人もどうやらこの世界に何か用があるようであった。


一刀「本当なら俺の嫁も連れてきたかったが、外史の世界の人間は別の外史にやって来れないってことで俺が来たわけだ。久々に剣丞の顔でも見に来ただけなんだが… 」


スッ!


一刀は鬼達に刀を向けると


一刀「剣丞の仲間であり、美人な女の子を痛め付ける奴は俺が許さん! 」


バァンッ!!


鬼達に向かって叫ぶのだった。


しかし、その真意は前半よりも後半の女の子を痛め付けたことに対する怒りからくるものだろう。


茨木童子「面白い。さっきは誰だか知らなくて油断したが新田剣丞の血族ならばもう容赦はせぬ! 」


美由鬼「あたしもやるじゃん! 」


鋼鉄鬼「俺もいくぜ! 」


一刀一人に対し、三人で挑もうとする鬼達であったが


一刀「かかってきなさい! 」


一刀は戦う気であった。


茨木童子「その慢心が貴様ら血族の欠点だ! 」


シュッ!


まず茨木童子が前に出ると


茨木童子「食らうがよい!我が奥義・京勢逆輪(けいせいぎゃくりん)突き!! 」


シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ!!


茨木童子は先程よりも早い攻撃を繰り出した。


茨木童子「この一撃を全て避けきることは貴様でも不可能!一撃でも食らえば京(けい・兆よりも上の単位)発食らうことになる! 」


確かに避けきることは不可能だが


一刀「確かに俺じゃ無理だけど… 」


スッ!


対する一刀は構えると


一刀「無双級の力を持つ俺の嫁達ならどうかな 」


パァッ!!


一刀の体が光り輝き


一刀・愛紗魂「魂合共鳴・愛紗魂!! 」


ジャキンッ!!


一刀の体は嫁の一人である愛紗を模した姿へ変化し


一刀・愛紗魂「青龍逆鱗陣! 」


ドッパアァーーンッ!!


茨木童子「なあぁーーっ!? 」


茨木童子の一撃をぶっ飛ばした。


美由鬼「い…今のは魂合共鳴!? 」


鋼鉄鬼「貴様もできるのか!? 」


一刀・愛紗魂「もちろん。つぅか剣丞に魂合共鳴教えたの俺だし 」


そう。剣丞に魂合共鳴を教えたのは一刀である。


鋼鉄鬼「だが魂合共鳴の欠点は知っている!それは長時間の戦いには不利なこと!鋼の強度を持つ俺ならば先程の一撃を耐えきれる! 」


バッ!!


今度は鋼鉄鬼が一刀に向かうが


一刀・愛紗魂「先程の一撃ねぇ 」


パァッ!!


一刀の体が再び光り輝くと


一刀・華琳魂「これなら無理なわけだ 」


ジャキンッ!!


一刀の体は嫁の一人である華琳を模した姿へ魂合共鳴した。


スッ!


一刀は華琳の獲物である死神鎌・絶を握ると


一刀・華琳魂「魂魄切断(ソウル・カッティング)! 」


ブォンッ!!


鎌の幻影が鋼鉄鬼に触れた瞬間!


鋼鉄鬼「うっ!? 」


ガクンッ!!


鋼鉄鬼は膝を着いた


一刀・華琳魂「今の一撃はお前の魂そのものを削るもの、お前にいくら高い防御力があろうと意味はない 」


恐ろしい一撃である


一刀・華琳魂「さて次は… 」


スッ!


美由鬼「ひっ!? 」


一刀は次なる標的である美由鬼を見ると


美由鬼「このっ!!嘗めるなよ!オッサン!!雌我愛羅武・(めがあいらぶ)粉砕斬(スラッシャー)!! 」


ズバッシャアァーッ!!


美由鬼は一刀目掛けて一撃を放った。


美由鬼「はぁはぁっ!?今の一撃食らえば誰だって死んだのは確実じゃ… 」


美由鬼がそう言うと


一刀・蓮華魂「ところが確実じゃないんだよな 」


美由鬼「なっ!? 」


バンッ!!


美由鬼の後ろに一刀がいた。


一刀・蓮華魂「姉譲りの勘のおかげで助かったぜ 」


美由鬼「か…勘だと、ふざけるんじゃないわよ!! 」


ブォンッ…


美由鬼は一刀目掛けて再び必殺技を繰り出そうとするが


一刀・蓮華魂「江東紅虎斬!! 」


ズッバァーンッ!!


バッキィーンッ!!


美由鬼「なっ!? 」


一刀の一撃は美由鬼の刀を破壊した。


シュパンッ!!


一刀「そして止めは… 」


シュッ!


美由鬼「えっ!? 」


一刀は一旦魂合共鳴を解き、美由鬼の目の前から消えると


一刀「北郷流奥義・悶絶全体接触拳!! 」


もみもみもみーっ!!


美由鬼「いっ…いやあぁーーっ!! 」


美由鬼の体の至るところを揉みまくった。


この技は高速で移動し、相手(美女限定)の体の至るところを揉みまくるというかなりのスケベでなければ不可能な技である


ひよ子「うわぁ… 」


壬月「あのスケベっぷり、やはり奴は儒子の伯父だな 」


転子「女の敵ですね 」


あまりのひどさにドン引きしてしまう日ノ本連合であった。


まぁ、とにかく


茨木童子「がはぁっ!? 」


鋼鉄鬼「ぐふぅっ!? 」


美由鬼「い…いやぁっ!? 」


一刀は一人で五鬼の三人を倒したのだった。(一人は戦意喪失)


一刀「さて、そろそろ止めを… 」


そして一刀が止めを刺そうとしたその時


貂蝉「ご主人様、通信が入ったわよ♪ 」


スッ!


紐パンの中からスマフォを取り出す貂蝉


正直言って使いたくなかったが


一刀「もしもし? 」


一刀はスマフォを布でくるんで使用すると


『ご主人様、先程の悶絶全体接触拳とやら見事でしたねぇ』


どきんっ!?


一刀「あ…愛紗!?何故それを!? 」


すると


『ご主人様には伝えていませんでしたが実は貂蝉達にこちらに映像が伝わるようビデオを持っていかせたのです』


一刀「なっ!? 」


慌てた一刀が貂蝉達を見ると確かに二人はビデオを構えていた。


つまりさっきまでの一刀の行動が全て嫁達に見られていたのである。


茨木童子達を倒したとこ、そして美由鬼を卑猥な技で倒したところを


『我ら一同、ご主人様へのお仕置き…いや、歓迎を準備しておりますので…』


確実にお仕置きする気である


『今から十数える間に帰らなければ更なるお仕置きを追加させていきます!十、九、八、七、六、五…』


一刀「は…はやっ!? 」


このままでは非常にまずいため


一刀「で…では皆さん、さようなら〜!? 」


シュッ!


貂蝉「あぁん、待ってよご主人様♪ 」


卑弥呼「我輩達も帰るのである 」


シュッ!


一刀は急いでこの場を離れ、貂蝉、卑弥呼も続いていった。


ひよ子「何しに現れたのでしょう? 」


転子「まぁ、助かったからよかったね 」


壬月「あのスケベ、今度会ったら殴ってやる 」


一刀がどうなったかは想像に任せます

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