最強の救世主あらわる!?
ついにあの男が本格登場です
ひよ子視点
戦の最中だというのに突然関ヶ原から消えた久遠様、お頭、エーリカさん
総大将不在で混乱する私達でしたが壬月様の指揮で一度は立ち上がるも
その隙を狙い、鬼軍の将軍格である茨木童子、美由鬼、鋼鉄鬼が各陣地にいた一葉様、美空さん、光璃さんを破って攻めてきて
更に力を増した鬼軍相手に私達日ノ本連合は壊滅の危機に陥ったその時!
バチバチィッ!!
突如、私達のいる近くに雷が落ちると
?「いててっ!?どうやら無事に着いたようだな 」
お頭と同じ輝く衣を着た男が現れたのでした。
ひよ子「あ…あの… 」
私が男の人に話しかけようとすると
ヒューッ…
?『フンッ!! 』
ズッシィーンッ!!
今度は空から半裸で大男の化け物が現れました。
?「ここまで連れてきてありがとな貂蝉、卑弥呼 」
男の人が化け物にお礼を言うと
貂蝉「あらん、ご主人様とあたし達のあつぅい仲じゃないの、これくらいお安いご用よん♪ 」
卑弥呼「どうしてもお礼がしたいと申すなら我輩らとデートでも♪ 」
化け物が体をくねらせながら何やら不気味なことを言うと
?「ハッハッハッ!それ以上言うと顔面に俺の拳を食らわせるぞ 」
貂蝉「いやん!ご主人様ったら♪ 」
卑弥呼「ツンデレであるな♪ 」
言葉の意味はよくわかりませんが絶対違うと思います。
すると
?「あの〜、ちょっとすいません 」
ひよ子「は…はい!? 」
男の人が私に話しかけてきました。
その内容は…
?「剣丞は何処でしょうか? 」
ひよ子「は? 」
この人、お頭の何なんでしょうか?
すると
美由鬼「ちょっと!そこのオッサン!! 」
?「えっ?もしかしてオッサンって俺のこと? 」
美由鬼「あんたしかいないじゃん!馬鹿じゃないの!! 」
茨木童子「確かに馬鹿だ。何者かは知らぬが貴様が人間である以上、貴様は我ら鬼軍の敵とみなす! 」
鋼鉄鬼「命が惜しいなら今すぐ去りなオッサン! 」
鬼軍が男の人に向かって言うと
?「はぁ〜、オッサンって言われちゃった。俺まだ40前なのに… 」
鬼軍にオッサン呼ばわりされ、男の人はショックを受けてしまいました。
その時です
茨木童子「フッ!素直に逃げれば多少は寿命が延びたものを、今すぐ死ぬがよい!! 」
シュッ!
茨木童子が物凄い早さで男の人に迫ってきます
?「えっ? 」
茨木童子「死ねぇーっ!! 」
男の人はようやく迫る茨木童子に気づきましたがもう逃げられません!?
と思ったその時です
?「よっ! 」
サッ!
茨木童子「なっ!? 」
何と!?男の人は物凄い早さで迫る茨木童子の攻撃を避けてしまいました。
茨木童子「ま…まぐれで避けるとは運のいい奴め、だが二度は続かぬ!! 」
シュシュシュッ!!
攻撃を避けられ、怒る茨木童子は連続攻撃を繰り出してきますが
?「よっ!ほっ!さっと! 」
サッ!サッ!サッ!
男の人は茨木童子の攻撃を次々と避けてしまいました。
茨木童子「く…くそっ!? 」
?「おいおい、この程度の早さで自信があるようじゃうちの嫁の方が確実に早いぜ 」
茨木童子より早いあの人のお嫁さんって一体!?
鋼鉄鬼「何をやってるんだ茨木童子!! 」
美由鬼「そんなオッサン一人殺せないだなんて五鬼失格じゃん! 」
茨木童子「だ…黙れ!!そろそろ本気を出すところだ! 」
スッ!
茨木童子は構えると
茨木童子「万華・大輪刺し!! 」
シュシュシュシュシュッ!!
茨木童子は壬月様を倒した技を繰り出してきました。
茨木童子「いかに貴様といえど、この数は避けきれまい!! 」
勝利を確信する茨木童子でしたが
?「確かに避けるのは無理だな、だったら… 」
すると
?「全部弾くまでだ!! 」
キンキンキンキンキンッ!!
茨木童子「な…何だと!? 」
何と!?男の人は茨木童子の攻撃を全て弾いてしまいました。
?「あんた、俺の嫁達の総攻撃に比べたら手数が少ないんだよ 」
茨木童子「く…くぅっ!? 」
今、あの男の人、俺の嫁達って言いましたよね!?
私の聞き違いでなければ、そんなに多くの嫁を持つ人って…
美由鬼「ちょっとオッサン!一体何者よ!? 」
?「俺か?俺はな… 」
そして男の人は言いました。
一刀「俺は北郷一刀。剣丞の伯父だ! 」
バァンッ!!
お頭の伯父様だと




